山本 兼一(やまもと けんいち、1956年7月23日 - 2014年2月13日)は、日本の小説家。
京都市生まれ。京都市立紫野高等学校、同志社大学文学部文化学科美学及び芸術学専攻卒業。
松尾芭蕉などを専門とする国文学者・山本唯一(大谷大学名誉教授)の長男として京都府に生まれる。先祖は代々新潟県真宗寺院の僧侶。出版社、編集プロダクション勤務、フリーライターを経て作家デビュー。
2012年10月に肺腺癌で一度入院。2013年12月中旬に病状が悪化して再入院し、病床で執筆を続けていた[1]。2014年2月13日午前3時42分に原発性左上葉肺腺癌のため京都市の病院で死去[2][3][4]。57歳没。
雑誌『中央公論』に2013年11月号から連載していた「平安楽土」が絶筆となった。最後となった同作の第6回を編集者に送ったのは死去前日、亡くなる約5時間半前であった[1]。
- 『戦国秘録 白鷹伝』祥伝社(2002年)のち文庫(2007年)、※特記なき場合版元は同一
- 『火天の城』文藝春秋(2004年)のち文庫(2007年)
- 『雷神の筒』集英社(2006年)のち文庫(2009年)
- 『いっしん虎徹』文藝春秋(2007年)のち文庫(2009年)
- 『弾正の鷹』祥伝社(2007年)のち文庫(2009年)
- 『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』文藝春秋(2008年)のち文庫(2010年)
- 『狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎』講談社(2008年)のち文庫(2011年)
- 『利休にたずねよ』PHP研究所(2008年)のち文庫(2010年)、文春文庫(2018年)
- 『ジパング島発見記』集英社(2009年)のち文庫(2012年)
- 『ええもんひとつ-とびきり屋見立て帖』文藝春秋(2010年)のち文庫(2012年)
- 『命もいらず名もいらず』(上下)、NHK出版(2010年)のち集英社文庫(2013年)
- 『銀の島』朝日新聞出版(2011年)のち文庫(2014年)
- 『神変-役小角絵巻』中央公論新社(2011年)のち文庫(2014年)
- 『黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎』講談社(2011年)のち文庫(2013年)
- 『赤絵そうめん-とびきり屋見立て帖』文藝春秋(2011年)のち文庫(2014年)
- 『おれは清麿』 祥伝社(2012年)のち文庫(2015年)
- 『信長死すべし』角川書店(2012年)のち文庫(2014年)
- 『まりしてん誾千代姫』PHP研究所(2012年)のち文庫(2015年)
- 『花鳥の夢』 文藝春秋(2013年)のち文庫(2015年)
- 『利休の茶杓』文藝春秋(2014年)のち文庫(2016年)
- 『修羅走る関ヶ原』集英社(2014年)のち文庫(2016年)
- 『心中しぐれ吉原』角川春樹事務所(2014年)のち文庫(2016年)
- 『夢をまことに』文藝春秋(2015年)のち文庫(上下、2017年)
- 『今は「最高」かカリスマ福永法源と「最高」教団 』砧書房(1987年)
- 『利休の風景』淡交社(2012年)
- 『仕事は心を叩け。 刀匠・河内國平 鍛錬の言葉』集英社(2013年)
- ^ a b 死去前日まで最後の原稿執筆 山本兼一さん Archived 2014年2月13日, at the Wayback Machine. MSN産経ニュース 2014年2月13日
- ^ 訃報:山本兼一さん57歳=作家(2014年2月13日)、毎日新聞、2014年2月13日閲覧。
- ^ 「利休にたずねよ」で直木賞…山本兼一さん死去 読売新聞 2014年2月13日
- ^ 直木賞作家の山本兼一さん死去 「利休にたずねよ」など 47NEWS 2014年2月13日
|
---|
1930年代 - 1950年代(第1回 - 第42回) |
---|
1930年代 | |
---|
1940年代 |
- 第11回 堤千代『小指』他/河内仙介『軍事郵便』
- 第12回 村上元三『上総風土記』他
- 第13回 木村荘十『雲南守備兵』
- 第14回 該当作品なし
- 第15回 該当作品なし
- 第16回 田岡典夫『強情いちご』他/神崎武雄『寛容』他
- 第17回 山本周五郎『日本婦道記』(受賞辞退)
- 第18回 森荘已池『山畠』『蛾と笹舟』
- 第19回 岡田誠三『ニューギニヤ山岳戦』
- 第20回 該当作品なし
- 第21回 富田常雄『面』『刺青』他
- 第22回 山田克郎『海の廃園』
|
---|
1950年代 | |
---|
|
1960年代 - 1970年代(第43回 - 第82回) |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
|
1980年代 - 1990年代(第83回 - 第122回) |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
|
2000年代 - 2010年代(第123回 - 第162回) |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
|
2020年代 - 2030年代(第163回 - ) |
---|
2020年代 | |
---|
|
カテゴリ |