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巨大娘(きょだいむすめ、英:Giantess)は、女性の巨人を指す俗称。場合によっては、巨大女と呼称されることもある。英語圏のGiantessの訳語である。英語ではしばしばGTSと略される。その定義は、大別して高層ビルに匹敵する現実では有り得ないほど巨大な体躯を持つ明らかにフィクション上でしか存在しない女性と、身長180センチから2メートル強程度の実在する(或いは、その可能性が高い)「長身」の女性に分けられる。本項では、前者について記述する。
エジプト神話では天はヌトという女神であり、夕方になると太陽を飲み込み、朝になると太ももの間から昼の世界へと送り出す。 ギリシャ神話の大地の象徴である女神ガイアは、全ての神々の母であり巨大な体躯を持っている。ガイアは自分の子供でもあるウーラノスとの間に子を成すが、この子らは皆巨人でありティターンと呼ばれている。また北欧神話では霜の巨人・ヨートゥン族として男女を問わず巨人が登場する。これらの神話以外でも世界創世記の伝承に見られる女巨人は、世界誕生と深く関わりを持つ。
18世紀前半に刊行されたジョナサン・スウィフト「ガリヴァー旅行記」の第二篇・ブロブディンナグ国渡航記では、それまでの伝承とは全く異なる巨大な女性像が描かれた。巨人国・ブロブディンナグの王妃や女官たちがガリヴァーに対して取った粗野で下品な言動や行動は、原作者の異性に対する不信感・嫌悪感を表したものだとされている。
1958年に公開されたアメリカ映画「妖怪巨大女」(原題: Attack of the 50 Foot Woman)は、巨大な女性像が登場するフィクションにおけるエポックメイキング的な作品である。主人公・ナンシーがUFOによって訳もわからず巨大化させられ、最初は戸惑いつつもその巨大な体躯で浮気性の夫に対して復讐すると言うストーリーの本作は観衆に強いインパクトを与え、1993年にダリル・ハンナ主演でリメイクされたのを始めパロディも多数製作された。
アメリカンコミックでは「フェムフォース」(AC COMICS)のガルガンタを始め、巨大化して闘うヒロインが1990年代から多数登場している。
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日本では「ウルトラマン」第33話「禁じられた言葉」におけるフジ隊員の巨大化や「あばしり一家」(永井豪)の極悪人ハンター・法印大子など特撮・漫画・アニメを始め多数のフィクションで巨大娘が登場している。日本でもアメリカンコミックのような「闘う巨大娘」の描写は存在し、近年ではストレートに「闘う巨大娘」をテーマとするアニメ「UG☆アルティメットガール」も登場している。
他にも「巨大娘」をメインとした作品として「ジャイアントお嬢様」や「ちえりの恋は8メートル」等増えつつある。
相対的に普通のサイズの女性が巨大娘として扱われることもある。ドラえもん のび太の宇宙小戦争では、人間より小さな宇宙人の星でしずかが元のサイズに戻り、相対的に巨大娘となる。こちらは、どちらかというとシュリンカーに近い。
また、南くんの恋人、BLEACH読み切り版、やぶうち優の読み切り、姫ちゃんのリボンの一エピソード、カードキャプターさくらの一エピソード等々などで「相対的に女性より巨大な男性」の描写もある。