平岩紙

ひらいわ かみ
平岩 紙
平岩 紙
本名 山内やまうち 加奈かな(旧姓:平岩)
別名義 平岩 加奈(旧芸名)[1]
生年月日 (1979-11-03) 1979年11月3日(45歳)
出生地 日本の旗 日本 大阪府吹田市
身長 161 cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 舞台テレビドラマ映画CM
活動期間 2000年 -
配偶者 山内総一郎2020年 - )
所属劇団 大人計画
事務所 大人計画
公式サイト 公式プロフィール
テンプレートを表示

平岩 紙(ひらいわ かみ、1979年11月3日 - )は、日本女優大阪府吹田市出身[2][3]舞台芸術学院演劇部本科卒業(50期生)[4]大人計画所属。夫はロックバンドフジファブリック山内総一郎[5]

来歴

[編集]

高校卒業後の進学先を決める三者面談の前夜、演劇部の経験など無かったが「わたし、役者やってみようかなと思って」となんとなく母に相談したところ「やるなら東京行きなさいよ」と舞台芸術学院への進学を勧められ、上京して同校演劇部本科に50期生として入学し演劇を学ぶ[4][6]

友人が持ってきた告知チラシを見て、2000年に行われた大人計画の新人オーディションに応募。書類審査を通過し、実技審査の「2分半の自己PR」ではサングラスにヒョウ柄のかぶりものでホルンを演奏して合格する。同年に上演されたミュージカル『キレイ 神様と待ち合わせした女』で平岩加奈[1]の芸名で女優デビュー[6]。肌の色が紙のように白いことから、主宰の松尾スズキが「紙」と名付けた[7]

仮面ライダーアギト』『ロッカーのハナコさん』や『木更津キャッツアイ』での演技で注目を集めて現在に至る。宮藤官九郎作品の常連でもある。

2010年10月放送の『松本人志のコントMHK』(NHK総合)で、松本人志の妻役でコントに初挑戦[8]2011年4月より放送された深夜アニメ元気!!江古田ちゃん』で、主人公の江古田ちゃん役に抜擢され声優に初挑戦した。

私生活では、松尾が作・演出を手掛けた2016年3月放送の『松尾スズキアワー「恋は、アナタのおそば」』(NHK総合)での共演を機に知り合い交際していたロックバンド・フジファブリックのメンバーである山内総一郎と、2020年1月1日に婚姻届を提出し結婚した[5][7][9][10]。2023年6月3日、第1子出産が報じられた(出産時期や性別は非公表)[11]

人物

[編集]

身長は161cm、体重は49kg。血液型はA型[12]

特技はホルン大阪弁[12]。学生時代には吹奏楽部に所属。 2006年には吹奏楽団「紙オケ」を結成し、披露した(自身はホルンを担当)[6]

タイノッチ』では「紙ちゃん」と呼ばれていた。同番組ではボウリングで奇跡の高得点を叩き出すなど要所で活躍が目立ったが、一般的な常識クイズに弱く簡単な問題でも「えっ?!(分からない)」となることが多々あり賞金を逃がしかけた事もある。そのことを共演の千原ジュニアから「紙ちゃん…ホラーやで」と言われていた。

出演

[編集]

舞台

[編集]

大人計画関連公演

[編集]
  • キレイ 神様と待ち合わせした女(2000年、Bunkamura) - 平岩加奈名義[13]で出演したデビュー
  • ウーマンリブVol.5「グレープフルーツちょうだい」(2000年)
  • エロスの果て(2001年)
  • 春子ブックセンター(2002年)
  • 日本総合悲劇協会Vol.3「業音」(2002年)
  • ニンゲン御破産(2003年、Bunkamura)
  • ウーマンリブVol.8「轟天VS港カヲル〜ドラゴンロック!女たちよ、俺を愛してきれいになあれ〜」(2004年)
  • イケニエの人(2004年)
  • まとまったお金の唄(2006年)
  • 大人計画フェスティバル(2006年)
  • ウーマンリブVol.10「ウーマンリブ先生」(2006年)
  • ドブの輝き(2007年)
  • グループ魂の秩父ぱつんぱつんフェスティバル(2008年)
  • 女教師は二度抱かれた(2008年、Bunkamura)
  • ウーマンリブVol.11「七人は僕の恋人」(2008年)
  • メカロックオペラ「R2C2」(2009年4月 - 6月、PARCO) - ヒロイン・鰤谷P子 役
  • 母を逃がす(再演)(2010年11月 - 12月) - 熊切リク 役
  • ニンゲン御破算(2018年6月7日 - 7月15日、Bunkamuraシアターコクーン / 森ノ宮ピロティホール) - お福役
  • ウーマンリブ Vol.15「もうがまんできない」(2023年4月14日 - 5月14日、本多劇場・2023年5月18日 - 5月31日、サンケイホールブリーゼ[14]

外部公演

[編集]
  • きのこから毛が生えたっていいじゃない(2003年、温泉きのこ)
  • アイスクリームマン(2005年、M&Oplayプロデュース)
  • エドモンド(2005年、シス・カンパニー
  • ミュージカル「キャバレー」(2007年、PARCO / 2017年 EX THEATER ROPPONGI ほか) - コスト 役
  • 恋する妊婦(2008年、Bunkamura)
  • ガラスの葉(2010年9月 - 10月、世田谷パブリックシアター) - デビー役
  • 月にぬれた手(2011年3月、舞台芸術学院プロデュース)
  • 奥様お尻をどうぞ(2011年7月 - 9月、キューブ
  • ドレッサー(2013年7月、世田谷パブリックシアター)
  • この道はいつかきた道(2019年10月、舞台芸術学院創立70周年記念特別公演)[4]

テレビドラマ

[編集]

NHK

[編集]

日本テレビ

[編集]

TBS

[編集]

フジテレビ

[編集]

テレビ朝日

[編集]

テレビ東京

[編集]

WOWOW

[編集]

バラエティ番組

[編集]

その他のテレビ番組

[編集]

声優

[編集]

ラジオドラマ

[編集]
  • 記憶の海TBSラジオ、2010年3月28日) - 小野里美 役
  • FMシアターNHK-FM
    • 泣かないで、パーティーはこれから(2010年4月3日) - 田島真央 役[31]
    • 残穢(2014年1月18日)[32]
    • 遺影俳優(2014年2月22日)[33]
    • 踊るあほうがみたものは(2015年4月18日) - 陽子 役[34]
    • 山中センチメンタル・ジャーニー(2020年10月31日) - 半藤倫子 役[35]

ナレーション

[編集]

映画

[編集]

CM

[編集]

ミュージック・ビデオ

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b アーカイブ 2000年6月22日 - ウェイバックマシン 大人計画公式サイト内プロフィール
  2. ^ 吉永美和子 (2017年7月19日). “平岩紙「太陽の塔を見て泣いてた」”. Lmaga.jp (京阪神エルマガジン社). https://www.lmaga.jp/news/2017/07/27034/ 2020年4月3日閲覧。 
  3. ^ 平岩紙(インタビュアー:吉永美和子)「平岩紙(大人計画)、日本総合悲劇協会『業音 GO-ON』を大阪で語る」『SPICE』、イープラス、2017年8月9日https://spice.eplus.jp/articles/1389582020年4月3日閲覧 
  4. ^ a b c 鵜山仁; 金内喜久夫; 平岩紙(インタビュアー:野中広樹)「舞台芸術学院創立70周年記念特別公演、別役実『この道はいつか来た道』--演出家・鵜山仁、金内喜久夫、平岩紙に聞く」『SPICE』、イープラス、2019年10月15日https://spice.eplus.jp/articles/2577242020年4月3日閲覧 
  5. ^ a b “フジファブリック山内総一郎と平岩紙が元日婚発表 松尾スズキの番組きっかけに交際”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年1月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2152477/full/ 2020年1月1日閲覧。 
  6. ^ a b c 平岩紙(インタビュー)「後ろへ下がろうとする集団(笑)大人計画、平岩紙 下北沢本多劇場で『ウェルカム・ニッポン』を公演中の大人計画、俳優・平岩紙氏インタビュー」『webDICE』、アップリンク、2012年4月5日http://www.webdice.jp/dice/detail/3469/2020年4月3日閲覧 
  7. ^ a b “平岩紙&フジファブリック山内総一郎が元日婚 16年に出会い「純粋なものと共鳴できる綺麗な方」”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年1月1日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/01/01/kiji/20200101s00041000303000c.html 2020年4月3日閲覧。 
  8. ^ a b 平岩紙(インタビュー)「平岩紙インタビュー『“転生型”女優としてのきっかけを作った松本人志との邂逅』」『ORICON NEWS』、oricon ME、2015年4月17日https://www.oricon.co.jp/special/47882/2020年4月3日閲覧 
  9. ^ フジファブリック山内総一郎、平岩紙と入籍「同じ表現者としてとても尊敬」”. 音楽ナタリー (2020年1月1日). 2020年1月1日閲覧。
  10. ^ フジファブリック山内総一郎と女優・平岩紙が元日婚”. 日刊スポーツ (2020年1月1日). 2020年1月1日閲覧。
  11. ^ “平岩紙が第1子出産 既に仕事復帰、出産時期や性別は非公表…夫は「フジファブリック」山内総一郎”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2023年6月3日). https://hochi.news/articles/20230602-OHT1T51293.html 2023年6月3日閲覧。 
  12. ^ a b 平岩 紙”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2020年4月3日閲覧。
  13. ^ DVD『キレイ 神様と待ち合わせした女』(2001年4月18日発売・ポニーキャニオン・ASIN: B00005HX70)キャストに記載あり。
  14. ^ 宮藤官九郎「再演だけど初演です」『ウーマンリブ vol.15「もうがまんできない」』来年上演決定”. ぴあエンタメ情報. ぴあ (2022年11月21日). 2022年11月21日閲覧。
  15. ^ 『とと姉ちゃん』ヒロイン父に西島秀俊 追加キャスト15人発表”. ORICON (2015年11月6日). 2015年11月6日閲覧。
  16. ^ “来年朝ドラ『虎に翼』第2弾キャスト6人発表 ヒロインが通う明律大学の仲間たち【6人の役柄紹介あり】”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年8月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2289191/full/ 2023年8月1日閲覧。 
  17. ^ “香取慎吾主演『倫敦ノ山本五十六』追加キャストに高良健吾&片岡愛之助ら メインビジュアルも公開”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年12月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2215882/full/ 2021年12月1日閲覧。 
  18. ^ 「大奥」幕末編で大東駿介が最後の将軍に 平岩紙、山村紅葉、中村アン、原田泰造も出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年11月1日). 2023年11月1日閲覧。
  19. ^ “安藤政信、松井玲奈、若葉竜也、松本まりか、山口紗弥加主演ドラマ『ブラックスキャンダル』に出演”. Real Sound (リアルサウンド映画部). (2018年9月11日). https://realsound.jp/movie/2018/09/post-248632.html 2018年9月12日閲覧。 
  20. ^ 脚本・バカリズム×主演・菊地凛子「侵入者たちの晩餐」に吉田羊、平岩紙が出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年12月3日). 2023年12月3日閲覧。
  21. ^ バカリズム×市川実日子のドラマ「ホットスポット」に角田晃広、鈴木杏、平岩紙が出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年11月25日). 2024年11月25日閲覧。
  22. ^ “桐谷健太、永山絢斗、江口のりこ、井之脇海ら、長瀬智也×宮藤官九郎『俺の家の話』出演へ”. Real Sound (blueprint). (2020年11月27日). https://realsound.jp/movie/2020/11/post-662381.html 2020年12月19日閲覧。 
  23. ^ “佐野史郎、酒向芳、宮崎美子、平岩紙、三石琴乃、北川景子主演ドラマ『リコカツ』出演決定”. Real Sound (blueprint). (2021年3月3日). https://realsound.jp/movie/2021/03/post-716432.html 2021年3月8日閲覧。 
  24. ^ “TBS金ドラ『100万回 言えばよかった』追加キャスト発表 インパルス板倉、春風亭昇太ら4人”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年12月21日). https://www.oricon.co.jp/news/2261577/full/ 2022年12月21日閲覧。 
  25. ^ 「監察医 朝顔」2025新春スペシャルが放送決定、父娘に別れの時が訪れる”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年11月12日). 2024年11月12日閲覧。
  26. ^ ドラマ「ブルーモーメント」に仁村紗和、岡部大、音尾琢真、平岩紙、真矢ミキが出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月7日). 2024年3月7日閲覧。
  27. ^ 「新宿野戦病院」に柄本明、生瀬勝久、平岩紙、岡部たかし、余貴美子ら新たに11名”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年6月14日). 2024年6月14日閲覧。
  28. ^ “広瀬すず主演ドラマ「津田梅子」にディーン・フジオカ、田中圭、伊藤英明、内田有紀ら”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年2月3日). https://natalie.mu/eiga/news/464199 2022年2月3日閲覧。 
  29. ^ 「スナック キズツキ」に成海璃子、平岩紙、塚地武雅、小関裕太が来店、浜野謙太も出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2021年9月17日). 2021年9月17日閲覧。
  30. ^ "ムロツヨシ主演、ドラマ『雨に消えた向日葵』出演者 ポスター、予告映像も解禁". ORICON NEWS. oricon ME. 27 May 2022. 2022年5月27日閲覧
  31. ^ NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター「泣かないで、パーティーはこれから」(2010年4月3日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月25日閲覧。
    NHK FMシアター 2010年 放送済みの作品”. NHK 日本放送協会. 2022年11月14日閲覧。
  32. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「残穢」(2014年1月18日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月16日閲覧。
  33. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「遺影俳優」(2014年2月22日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月25日閲覧。
  34. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「踊るあほうがみたものは」(2015年4月18日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月25日閲覧。
  35. ^ NHK オーディオドラマ過去作品アーカイブ / FMシアター「山中センチメンタル・ジャーニー」(2020年10月31日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年10月21日閲覧。

外部リンク

[編集]