ふちゅうちょう 府中町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中国地方(山陽地方) | ||||
都道府県 | 広島県 | ||||
郡 | 安芸郡 | ||||
市町村コード | 34302-1 | ||||
法人番号 | 2000020343021 | ||||
面積 |
10.41km2 | ||||
総人口 |
51,534人 [編集] (推計人口、2024年4月1日) | ||||
人口密度 | 4,950人/km2 | ||||
隣接自治体 | 広島市 | ||||
町の木 | クスノキ | ||||
町の花 | ツバキ | ||||
府中町役場 | |||||
町長 | 佐藤信治 | ||||
所在地 |
〒735-8686 広島県安芸郡府中町大通三丁目5番1号 北緯34度23分33秒 東経132度30分16秒 / 北緯34.39258度 東経132.50453度座標: 北緯34度23分33秒 東経132度30分16秒 / 北緯34.39258度 東経132.50453度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
府中町(ふちゅうちょう)は、広島県の南西部に位置する町。日本の町村の中で推計人口が一番多い[注釈 1]。
町内で、古墳時代後期の上岡田古墳が発掘[1]。平安時代から、安芸国の中心として国庁や総社が町内に置かれ[2][3]。現在でも、安芸国の三大神社の一つの多家神社が置かれるなど、歴史のある町である。
自動車メーカー『マツダ』の本社が所在する企業城下町であるため、主要産業は自動車産業である。以前はキリンビール広島工場があったが、現在はイオンモール広島府中(キリンビアパーク広島内)になっている。
なお、東京都には「府中市」(武蔵府中)があり、また同じ広島県にも「府中市」(備後府中)があるが、本稿の府中町も旧国名を冠して「安芸府中」と呼んで区別される。
戦前は人口が10,000人にも満たない町であったが、戦後、広島市のベッドタウンとして急速に宅地化が進み、人口が急増した。昭和30年代後半に20,000人、同41年に30,000人、同45年に40,000人を突破し、同62年には50,000人を突破して以来、現在に至るまで50,000人台を維持している[4]。単独市制条件の一つを満たしているが、但し、広島県の市としての要件に関する条例の規定で、区域の内の高等学校若しくはこれに準する学校又は中等教育学校の数を三以上を置く必要ある等いくつかの制約がある[5]。
広島県では三次市と同規模の人口を擁しており、同じ名前で県東部に位置する府中市のほか、竹原、庄原、大竹、安芸高田、江田島の各市よりも人口が多い。
一方で、面積は広島県の市区町村で最も小さく、総面積は10.41km2、可住地面積は僅か5.93km2である[6]。
2023年には、府中町及びイオンモール広島府中が、包括連携協定を締結し、府中町の子育て支援に関すること、高齢者支援・障がい者支援に関すること、健康増進・食育に関すること、地域防災に関すること、その他、地域の活性化・町民サービスの向上に関することについて連携することで、「住んでよかった」「これからも住み続けたい」と実感できるように目指している[7]。
太田川デルタの東端に位置し、南部は平坦であるが北部は丘陵地となっている。
以前、国府が置かれたことにより、それにゆかりのある旧跡が多い。
1975年までに、隣接自治体が全て広島市と合併。1980年に広島市が政令指定都市に移行したことで、東区・南区・安芸区が隣接行政区になっており、広島市に四方を囲まれている。全国で唯一、周りを1つの市に囲まれている町である[注釈 2][8]。
周辺町村が広島市に合併するまでは、矢賀村(1929年4月1日合併、現・東区)、瀬野川町(1973年3月20日合併、現・安芸区)、安芸町(1974年11月1日合併、現・東区)、船越町(1975年3月20日合併、現・安芸区)に隣接していた。
国土地理院によると[9][10]府中町の東西南北それぞれの端は以下の位置。北端は高尾山の北東約570m、東端は高尾山の東約1350m、南端は西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線向洋駅の東南東約489m青崎第3踏切付近、西端は西日本旅客鉄道(JR西日本)芸備線矢賀駅の南南西約427mである。また、2010年国勢調査結果に基く人口重心[11]は八幡2丁目13付近である。
府中町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 府中町の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 府中町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | ||
府中町(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
広島市が周辺の町村を次々と編入合併したことで、1975年3月20日に船越町(現:広島市安芸区船越)が広島市に編入されて以降、周囲を広島市に囲まれる形となっている[注釈 2][8]。
広島駅から車で5分〜10分程度の至近距離にある府中町においても、広島市との合併計画が幾度となく持ち上がっていた。2002年に行われた住民投票では、投票率59.14%(有権者数37,960人、投票者数22,449人)で、有効投票数22,391票の内、広島市との合併11,175票(49.9%)、単独市制施行6,383票(28.5%)、町制の存続4,833票(21.6%)となり[13]、広島市合併票が半数弱を占めたものの、単独市制施行と町制の存続を足した単独行政票が半数強を占めている。
マツダの本社があり、また現在は無くなったもののかつてはキリンビール広島工場もあったことから、巨額の法人市町村民税が自治体に入るため広島市との合併を町議会・住民投票などで拒否してきたという歴史があるとされる。 現在、どのくらいマツダの法人税が府中町の収入になる金額は個別の案件であるため公表されていないが。府中町の財政状況からマツダ等の大企業は、国の政策によって法人税を減税するための優遇税制を受けていると見られる。つまり、マツダの法人税が実は入っておらず、企業側も税金対策をしているのです。これまでに1度税収があるかどうかである。イオンモールは、キリンビール工場の跡地に府中町及びイオンモールでまちづくりを計画して周辺道路を含めて官民連携で進められた。因みに広島市は企業の相談にも応じていないとされる。合併しないのは、後世に町並みと誇りを継承していきたい日本一の人口を誇る府中町の思いがあるとされる。何事にも企業だけではなく市町村が前向きではないといけないとされる。もう一つ合併しないのは、義務教育の現場においても影響が及ぼす恐れがある。例えば、夏休みの登校日や学校行事の日程が変わる可能性があることということ。
同じ安芸郡海田町にも、陸上自衛隊第13旅団司令部やマツダ関連企業が多数立地している等という、似たような経緯がある。
もっとも2014年に広島市は総務省から「新たな広域連携モデル構築事業」に選定され、翌年にこれは連携中枢都市圏として法律上の裏付けのある制度となった。これに基づき広島市は、府中町をはじめとする周辺の市町と相次いで「連携中枢都市圏形成に係る連携協約」を締結、2022年4月現在で13市15町が参加する「広島広域都市圏」[14]として、行政上の様々な分野で広島市との連携は進んでいる。
候補者名 | 当落 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 備考 |
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伊藤真由美 | 当 | 55 | 自由民主党 | 現 | 11,901票 | |
高田稔 | 当 | 57 | 無所属 | 新 | 10,371票 | |
平本徹 | 当 | 53 | 自由民主党 | 現 | 7,264票 | 2022年3月15日に辞職[15] |
樽谷昌年 | 落 | 67 | 無所属 | 新 | 1,525票 |
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
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当 | 新谷正義 | 46 | 自由民主党 | 前 | 78,253票 | ○ |
上野寛治 | 39 | 立憲民主党 | 新 | 33,681票 | ○ | |
比当 | 空本誠喜 | 57 | 日本維新の会 | 元 | 28,966票 | ○ |
中川俊直 | 51 | 無所属 | 元 | 21,112票 |
その他、野村乳業が町内に拠点を、ジュンテンドーが営業本部を置いている(本社は島根県益田市)。以前はキリン堂薬局(ポプラ完全子会社)も町内に拠点を置いていた。
山陽新幹線が当町内の中心部を貫いているが、駅はない。
町内に一般国道は通っていない。
旧船越町の接続部からスパーク浜田店までは県道161号およびそれに平行して通っている小道が、スパーク浜田店から府中土橋までは、県道84号に平行して通っている小道が西国街道になる。府中土橋を抜けたら再び広島市内になる[18]。