建築技術者(けんちくぎじゅつしゃ、en:Architectural engineer, en:Architectural technologists)とは、建設業のうち、おもに建築業に専門技術をもって従事する専門的・技術的職業従事者のこと。建築エンジニアとも呼称される。
日本標準職業分類では、専門的・技術的職業従事者 > 建築・土木・測量技術者 > 建築技術者 とし、「住宅・その他の建築物の建設・改修・維持に関する計画・設計・工事監理・技術指導・施工管理・検査などの技術的な仕事に従事するものをいう。」としている。「土地台帳・家屋台帳の登録について、土地・家屋に関する調査・測量・申告手続の仕事に従事するもの」は小分類〔249〕に分類される。
インドネシアでは建設法第2部第9条で、個人の建設計画者と建設監督者は専門知識証明書、また個人の建設監督者と技能労働者は技能熟達証明書と業務専門知識証明書を有することとされている[1]。技術士についてはインドネシア技術者協会による技術士資格認証プログラムやPIPI(建築開発局の公認の機関)による建設技術士認証試験、建築士については建築士評議会実施の試験により取得することができる[1]。
イギリスには建設技能証明制度(CSCS:Construction Skills CertificationScheme)がある[1]。CSCSは建設産業の質の向上と事故防止のため設立された技術者データベースで、技術者の能力の証明を目的としており、350種類以上の職業について契約者の職業能力を証明するカードを発行している[1]。CSCSは能力証明の手段の提供、建設業界での安全と衛生に関する基準の向上、熟練労働者の雇用促進、他の欧州各国と資格制度の相互理解によりイギリスの労働者が他国に受け入れられる資格を提供することなどを目的にしている[1]。CSCSの制度は、英国請負業者グループ(UK ContractorsGroup = UKCG )、建設業界連盟(ConstructionIndustry Federation)、専門作業グループなどの協議をもとに開発された制度である[1]。
CSCSの対象とする建築・土木とそれに関連する職には次のものがある[1]。
など