分類 | ゴシック体・サンセリフ |
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デザイナー | モノタイプ・イメージング |
発表年月日 | 2006年 |
最新版 | 6.14[1] |
提供元 | マイクロソフト |
グリフ数 | 2万9334 |
サンプル |
微軟正黑體(繁体字: 微軟正黑體; 漢語拼音: Wéiruǎn Zhènghēitǐ; 通用拼音: Wéiruǎn Jhèngheitǐ[注 1]、英語: Microsoft JhengHei)は、モノタイプ・イメージング(Monotype Imaging)がデザインし、マイクロソフトが権利を保有する繁体字中国語のゴシック体(サンセリフ)フォント。Vista以降のMicrosoft WindowsおよびMicrosoft Office for Mac 2011以降のMicrosoft Office for Macに附属する。
TrueType形式で、漢字の字形は中華民国教育部の定める規範字体「国字標準字体」に準拠する。ラテン文字とギリシア文字は、Segoe UI(シーゴーUI)のカスタマイズ版が使用されている[2]。
XPまでの新細明體に代わり、Windowsにおける繁体字中国語のデフォルトフォントとなった。同時に登場したメイリオ(日本語)・微軟雅黒(簡体字中国語)などと同様ClearTypeに最適化され、通常のウェイト(太さ)であるレギュラーのほか、太字のボールドが用意されている。Windows 8.1以降には細字のライトが追加された。
フォント名は、インタフェース言語が繁体字中国語以外になっているWindows環境ではMicrosoft JhengHeiと表示される。このフォントの登場当時中華民国(台湾)において公式の中国語ローマ字表記法とされていた通用拼音で「正黑」をラテン文字化すると、jhèng heiとなる。
微軟正黑體にはいくつかバグがある。微軟正黑體のボールドで「碧」「筵」「綰」を表示させると、字の右側に全角スペースほどの余分な空白ができる。この問題はWindows Vista附属のバージョン5.00から見られ、Windows 7附属のバージョン6.00・Windows 8附属のバージョン6.10・Windows 10 Technical Preview附属のバージョン6.11でも依然として解決されておらず、Windows 8で追加されたMicrosoft JhengHei UIでも同様である。