ジャンル | アクションアドベンチャー |
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対応機種 | ディスクシステム (FCD) |
開発元 | コナミ開発2課 |
発売元 | コナミ |
音楽 | コナミ矩形波倶楽部 |
人数 | 1人 |
メディア | ディスクカード両面 |
発売日 |
1987年4月24日 |
その他 | 型式:KDS-AIN |
『愛戦士ニコル』(あいせんしニコル)は、1987年4月24日に日本のコナミから発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用のアクションアドベンチャーゲーム。
トップビュータイプのゲーム画面となっており、画面切り替えとスクロールを併用。主人公の天才少年科学者ニコルが、ダイラス星に住む牛魔王に奪われ分解された「異次元空間移動装置」を完成させ、連れ去られた恋人ステラを助けることが目的。開発はコナミ開発2課が行い、音楽はコナミ矩形波倶楽部が担当している。
2006年4月26日にコナミデジタルエンタテインメントの携帯電話向けサービス・コナミネットDXにて、コナミ名作シリーズ第2弾としてNTTドコモのiアプリ(90xシリーズ専用)向けの移植版の配信が開始され、2008年6月18日にはSoftBank 3G向けS!アプリ、2008年8月7日にはau端末向けBREWとしても配信された。
ゲームは全7ステージで構成。各ステージには、3つに分解された異次元空間移動装置が埋め込まれている「クリスタルダイヤモンド」が存在し、3つ集めることでステージクリアとなる。
プレイヤーはステージに点在するアイテムを獲得することにより、通常弾や防御力を上げることが可能。画面下部に表示される体力ゲージが0になるとゲームオーバーとなる。コンティニューは可能。
通常であれば、フィールドにおいて落とし穴などで足を踏みはずすとゲームオーバーという場合が多いが、このゲームでは落ちても地下のステージが用意されていて、ゲームオーバーとはならない。しかしダメージを受けるゾーンが多く、苦戦を強いられる。余計なダメージを受けないためにも連続ジャンプが必須である。ワープポイントで地上の踏み外した地点へ戻れる。
スクロールすると、ボスを除いて倒した敵キャラは復活する。
以下は、ゲーム内に登場するアイテムの一部である。
以上のアイテムは3段階まで上げることが可能。
NEO TOKYOに住む14歳の天才少年科学者ニコルは、ガールフレンドのステラと共に異次元空間移動装置を開発していた。しかし、地球からはるか遠い星であるダイラス星に住む牛魔王が、異次元空間移動装置を売却するよう要請してきた。ダイラス星は軍事帝国であり、牛魔王はその国の独裁者であった。さらに、牛魔王は星の住人や動物たちをバイオモンスターへと改造し、宇宙征服を企んでいた。平和の維持を願うニコルは牛魔王の要請を断るが、牛魔王は手下を地球へと送り込み、ニコルとステラを襲撃させた。ニコルは必死に応戦するも、ステラをバイオモンスターに連れ去られてしまう。研究室へ戻ると、異次元空間移動装置が無くなっていた。どうやら牛魔王の手下が留守中に忍び込み持ち出したらしい。途方に暮れるニコルであったが、異次元空間移動装置は未完成であり、ニコルが所持している1個のパーツを取り付けないと作動しない状態であった。そして、牛魔王はステラとパーツを交換するよう要求してきた。牛魔王がステラを解放する訳がないと判断したニコルは、単身ダイラス星に乗り込む。 怒り心頭の牛魔王は異次元空間移動装置を3つに分解し、それぞれをクリスタルダイヤモンドの中に入れ、7つの大陸に隠してしまう。ニコルはそれぞれの大陸で3つのパーツを揃え、異次元空間移動装置を作動させてステラを救出しなければならないのだった。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | 愛戦士ニコル | 2006年4月26日[1][2][3] |
FOMA703以降/900以降(一部機種を除く) (iアプリ) |
KDE | KDE | ダウンロード (コナミネットDX) |
- | |
2 | 愛戦士ニコル | 2008年6月18日 |
3GC(一部機種を除く) (S!アプリ) |
KDE | KDE | ダウンロード | - | |
3 | 愛戦士ニコル | 2008年8月7日[4] |
BREW3.1/4.0 (EZアプリ) |
KDE | KDE | ダウンロード | - |
本作は楽曲、音色ともに高いレベルで仕上げられており、この時代に製作されたコナミのディスクシステムのゲームのBGMは、現在もなお多くのプレイヤーに支持され続けている。本作以降、コナミより発売のディスクシステムのタイトルは、本格的にディスクシステムの内蔵音源をゲーム中のBGMにメインで使用し始めており、これらもサウンドの評価の向上に繋がった要因とされる。尚、本作の発売時に放映されたTVCMには、ファミコンの内蔵音源で演奏されたゲームのBGMがそのままCM上で使用されていた。
当ゲームのBGMは『コナミ・ファミコン・ミュージック・メモリアルベスト VOL.3』に収録されている。この作品はゲーム発売から約3年を経てリリースされており、ライナーノーツではファンの要望が高かった為に収録された事及び作曲者とされる「とんまくんのパパ」[5]は既に寿退社している事が明かされている。また、『コナミ・ファミコン・クロニクル Vol.1 ディスクシステム編』にも収録された。
評価 | ||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.77 | 3.70 | 3.48 | 3.54 | - | 3.14 | 17.63 |