慶熙大学校(キョンヒだいがっこう、英称: Kyung Hee University)は、ソウル市東大門区慶熙大路26に本部を置く大韓民国の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称はKHU。
慶熙大学校 | |
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![]() 平和の殿堂 | |
大学設置/創立 | 1949年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人慶熙学院 |
本部所在地 | ソウル市東大門区慶熙大路26 |
キャンパス |
ソウルキャンパス(ソウル特別市東大門区慶熙大路26) 国際キャンパス(京畿道龍仁市器興区德靈大路1732) |
学部 |
文科大学 法科大学 政経大学 経営大学 ホテル観光大学 理科大学 生活科学大学 医科大学 韓医科大学 歯科大学 薬学大学 看護科学大学 音楽大学 美術大学 教養大学 自律専攻学科 工科大学 電子情報大学 応用科学大学 生命科学大学 外国語大学 芸術・デザイン大学 体育大学 学部大学 |
ウェブサイト | 慶熙大学校公式サイト |
新興武官学校(中国大陸における朝鮮系住民の軍学校)の創設に携わった政治家の李始榮が発起人となり、1947年にソウル市鍾路区堅志洞の曹渓寺付近に設立した私塾「新興専門館」が源流となる。1949年、培英大学館と合併して短期大学の認可を受け、「新興初等大学」に再編された。1951年、朝鮮戦争の影響で資金難に陥り、李はソウル大学校出身の教育家であった趙永植に経営権を譲渡した。1952年、四年制大学の「新興大学」に再編されて、趙が初代理事長に就任した。1954年に大学院設置許可、1955年に総合大学としての認可も受けている。趙体制下で負債返済に努めて経営を立て直し、ソウル市東大門区回基洞に新たな校地を確保するまでになった。
1960年、校名を慶熙宮に由来する「慶煕大学校」に変更した。以降も積極的に学校規模の拡大が続けられ、複数の大学を吸収して多数の学部・学生を抱える韓国有数の総合大学へと成長を遂げた。
2021年、イギリスのタイムズ・ハイアー・エデュケーションはTHE世界大学ランキングで慶煕大学校を上位300校の一つにランキングしている。韓国の大学としてはソウル大学校、成均館大学校、高麗大学校、延世大学校に次ぐ大学と評価されている[1]。現在、慶煕大学校以外に付属校として慶熙幼稚園・慶熙初等学校・慶熙中学校・慶熙女子中学校・慶熙高等学校・慶熙女子高等学校・慶熙サイバー大学校が設立されている。
東洋医学の研究でも知られており、慶熙大編集の全8巻に及ぶ『東洋医学大辞典』は東洋医学を体系的にまとめた最初の大辞典として知られている。
平和の殿堂は同校設立50周年を記念して1999年に建てられた。4500人収容の劇場。1976年に着工したが、工事がストップしたこともあった。劇場は中世ゴシック様式の建築であり、ビノルリアの名称もつけるはずだったという。