とたに こうじ 戸谷 公次 | |
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プロフィール | |
本名 | 戸谷 公次[1][2] |
愛称 | 戸谷ちゃん[3] |
性別 | 男性 |
出身地 | 日本・愛知県名古屋市[4] |
死没地 | 日本 |
生年月日 | 1948年7月12日 |
没年月日 | 2006年2月6日(57歳没) |
血液型 | O型[5][6] |
職業 | 声優、俳優、ナレーター |
事務所 | 青二プロダクション(最終所属)[7] |
配偶者 | あり[8][9][10] |
著名な家族 | 戸谷公人(息子)[11] |
公称サイズ(時期不明)[12] | |
身長 / 体重 | 170 cm / 56 kg |
活動 | |
活動期間 | 1974年 - 2006年 |
戸谷 公次(とたに こうじ、1948年7月12日[5] - 2006年2月6日[3][4])は、日本の声優、俳優、ナレーター。最終所属は青二プロダクション[7]。愛知県名古屋市出身[4]。俳優・声優の戸谷公人は実子[11]。
東海大学政治経済学部政治学科卒業[12][13]。東映オーディオタレントスクール卒業[4]。
多くの文献においては、東映オーディオタレントスクール卒業後の『サイボーグ009(1979年版)』(008 / ピュンマ役)がデビューとされる[6]。しかし、実際はそれ以前に『ゲッターロボ』(1974年)、『無敵超人ザンボット3』(1977年)、『009』の前番組である『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『無敵鋼人ダイターン3』(ともに1978年)などにも端役で出演している。
2006年2月6日、急性心不全で倒れて急逝。57歳没[3]。死去の事実は、遺族の意向で正式な発表はされなかった。約半年が経過した8月、同じ事務所に所属する古谷徹が、自身のウェブサイトの掲示板において質問を受け、(遺族の了承を得た上で)それに答える形で明らかにした[3]。
東映アニメーションおよびサンライズ制作のアニメーションで主に活躍[5]。特に富野由悠季監督作品では『ガンダムシリーズ』を中心に、1980年代に制作された大半の作品に出演していた。同じ作品内で複数のキャラクターを兼任している例が非常に多く[5]、時には1話で2役を任される場合も少なくなかった。2枚目、3枚目でもこなしていた[13]。主に渋い中年男性を担当し[5]、善人から悪人、シリアスからギャグキャラクターやコミカルな役など、幅の広い演技ができた。ワイドショー『おはよう!ナイスデイ』など、番組ナレーションも数多く担当していた[15]。
『聖闘士星矢』で演じた山羊座のシュラは、美形のキャラクターという役柄もあって、戸谷にファンレターまで来る人気となった。戸谷はこれに対し「演じる前から役を自分がやっていいのか不安だった」「シュラが死んでからもファンレターが来る等、とにかく信じられないことの連続だった」と回想していた。また「役を頂いたことを誇りに思っている」ともコメントしていた。
堀川りょうは若手時代、積極的な態度を誤解され周囲から孤立してしまった時、戸谷と佐藤正治に「これから皆で飲みに行くから、来るか?」と声をかけられ、それをきっかけに皆と仲良くなれたことを感謝していると語る[16]。
佐藤によると、デビュー当時の佐藤とは「声質が似ている」と言われたのが気がかりだったと語る[17]。
2021年時点の堀川によると戸谷が死去した時は、ショックで「えー!」のような「飲めないじゃーん」、「遊べないじゃーん」、「戸谷さん、ちょっといい加減にしてよ」という気持ちになっていたという[18]。そういった事を思えるくらい胸襟を開けていたことがあったことからだという[18]。他人行儀が一切なく、全然ズカズカ土足に入っていけるような関係を作れたことは宝だったと語る[18]。
戸谷の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
太字はメインキャラクター。
2007年以降の作品は生前の収録音声を使用したライブラリ出演。