創立者 | 中村寅吉 |
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団体種類 | 一般社団法人 |
設立 |
1967年 (日本プロゴルフ協会女子部として) |
所在地 |
東京都中央区銀座7-16-3 日鐡木挽ビル8F |
法人番号 | 4010005004066 |
主要人物 | 会長 小林浩美 |
活動地域 | 日本 |
活動内容 | 女子プロゴルフの統括 |
ウェブサイト | www.lpga.or.jp |
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(にほんじょしプロゴルフきょうかい)は、日本の女子プロゴルフの統括をする団体。
英字略称は公式にはJLPGAだが[1]、2019年度までの英字略称はLPGAだった。同じ略称の全米女子プロゴルフ協会と区別するために、メディアでは「日本」(Japan)を意味する「J」を頭につけてJLPGAと表記することもあった。
1961年4月に開催された「日本女子ゴルフ同好会競技大会」がきっかけで、中村寅吉らの企画で行われた。後に1967年に日本プロゴルフ協会女子部として設立。翌1968年に日本女子プロゴルフ選手権大会が天城カントリー倶楽部にて開催され、同年12月にはTBS女子オープンがTBS越谷ゴルフ倶楽部にて開催され、後の日本女子オープンへと成長した。1974年に日本プロゴルフ協会から独立、初代会長に中村寅吉が就任した。1987年に社団法人化し(文部科学省所管)、1988年にツアー制度を導入した。
組織運営は会員の投票による選挙で選ばれた理事(2013年2月より8名)によって行われる。任期は3年で、「就任時に満65歳未満」という定年制がある[2]。ただし後述する一般社団法人への移行の関係で、2010年12月に行われた理事改選では任期は2年とされた[3]。ツアープロとして活躍した選手が理事に就任することも多いが、理事となった者のJLPGA主催トーナメント出場は認められていないため、「理事就任」すなわち「事実上の現役引退」となる。
会長以下の役員は選挙で選ばれた理事による互選にて選ばれる。会長は1997年より樋口久子が務めてきたが、定年制のため2011年1月末の任期切れにより退任し、後任に小林浩美が就任した。
2013年1月に一般社団法人へ移行[4]。これに伴い理事定数が従来の15人から8人にほぼ半減した[5]。
2015年2月18日、メルセデス・ベンツ日本とオフィシャルパートナーの契約を新たに3年間更新すると発表。このことに伴い、今季からメルセデス・ランキング [1]による。 メルセデスランキング1位の選手には、年間最優秀選手賞(MVP)を授与する。
1985年は49戦で約12億円だった賞金総額が、1992年には50戦で約23億3000万円になった。有名外国人選手を呼ぶための出場料も急増した。バブル崩壊もあり、1991年から1992年にかけて9大会で冠名が変更、1993年に向けて2大会の冠名変更、2大会が中止となった。また当時国内女子で最高の賞金総額であったミズノクラシック→ジャパンクラシックのスポンサーからマツダが撤退したことは、関係者に衝撃を与えた[6]。
2023年度のトーナメントについては、前年同様に公式戦4試合及びアメリカ女子プロゴルフツアー公認大会1試合を含めた全38試合を開催する[7]。全38試合の賞金総額は前年から4,786万円加増となって44億9,000万円となり過去最高となる[8]。また大会主催者の交代により名称が変更される試合が2試合あるが、大会協賛企業が継続されるために新規大会でなく継続大会扱いとなり施行回数も引き継ぐ形となる。
また、変更点としては、
の3点となる[8]。
レギュラーツアー30勝以上(参照:通算優勝回数)の選手に与えられる。
優勝者を記載する際は必ず出典を明記するようお願いします。 テレビ中継を視聴しながら記載することはご遠慮下さい(WP:TVWATCHに抵触します)。また他の利用者に出典を明記させることはしないで下さい。 |
年度 | 氏名 | Point | 備考 |
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2012 | 全美貞 | 571.5 | |
2013 | 横峯さくら | 556.5 | |
2014 | アン・ソンジュ | 549.5 | |
2015 | イ・ボミ | 799.5 | |
2016 | イ・ボミ | 623.0 | 2年連続2回目、この年からJLPGA表彰 |
2017 | 鈴木愛 | 500.5 | |
2018 | 申智愛 | 598.5 | |
2019 | 渋野日向子 | 555.5 |
年度 | 氏名 | Point | 備考 |
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2020-21 | 古江彩佳 | 3,845.16 | この年からポイント改定[47]。 |
2022 | 山下美夢有[48] | 3,441.28 | この年からシード権付与基準が賞金ランキングからメルセデス・ランキングに変更 |
2023 | 山下美夢有 | 3,117.19 | 2年連続2回目 |
日本プロゴルフ協会女子部(1974年から日本女子プロゴルフ協会)設立後の歴代賞金女王は以下の通りである。なお海外メジャーで獲得した賞金額は加算しない。 2022年より協会賞彰のみとなった。
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2023年まで、賞金女王のタイトルを複数回獲得した選手は以下の11人である。
日本女子プロゴルフ協会のプロゴルファー登録選手のうち、新人を含むレギュラーツアーの出場資格がない選手を対象として行われる下部ツアー、いわゆる「2軍戦」である。
出場資格のない選手に試合経験を積ませることによる選手の育成とレベルアップ・スキルアップを目的としており、1991年から毎年10試合前後行われ、年々ごとに試合数が増え、2017年は21試合行われた。2016年までは各大会優勝者に当該大会の2週間後から行なわれるレギュラーツアー4試合の出場権利が与えられたが、2017年からは2018年以降に実施されるレギュラーツアーのリランキング導入の兼ね合いで廃止される。また、2004年からはレギュラーツアーとステップ・アップ・ツアーのそれぞれの競技に同じ主催者が入る場合、その主催者のステップ・アップ・ツアーでの上位3位までの入賞者については、日本女子プロゴルフ協会選考選手として同じ主催者によるレギュラーツアーの大会に出場資格を得られるようになった[60][リンク切れ]。
ただし、レギュラーツアーとステップ・アップ・ツアーが同じ週に行われる場合、当該週のレギュラーツアー出場資格のある選手は除く。
一般ギャラリーの応援・観戦は大会ごとにより、有料大会、無料大会、一般立入禁止に分かれている。観戦が可能な大会である場合でも観戦エリアに制限が設けられている場合が多く、例えば特定ホールは観戦禁止である、カート沿いのみ観戦可能であるといった制限が敷かれている[61][リンク切れ]。
毎年9月、本協会主催で開催されるメジャー大会の日本女子プロゴルフ選手権大会・コニカミノルタ杯の期間中、その年の女子プロゴルフテスト、及びティーチングプロテスト(いわゆるレッスンプロ)A級資格試験の合格者、即ちプロとしてのデビューを果たした選手(プロテスト上位者は選手としての出場権が与えられ、そちらが優先される)を対象として、同大会の運営ボランティアスタッフに携わる研修「ルーキーキャンプ」が行われている。
2018年に入り米国や欧州、韓国と同様に放映権を一括管理したいJLPGA側と大会を長年にわたり主催・放送してきた各テレビ局との交渉が難航[62]。特に日本テレビ系列局からの反発が根強く、2018年12月18日に発表された2019年度のツアースケジュール発表の場では同系列局が主催する3試合が当初中止とされ、更に『ワールドレディスチャンピオンシップ』の共催から日本テレビが抜け、大会名も『LPGAウィメンズチャンピオンシップ』として開催コースも未定のまま発表される異常事態となった[62]。
その後、選手や大会開催地から中止となった3大会について開催継続を求める声が相次ぎ[63]、JLPGAも大会継続へ向け協議を続けた結果、2019年1月25日に中止となった3大会についても継続が正式に決定し、『LPGAウィメンズチャンピオンシップ』についても2018年までの『ワールドレディスチャンピオンシップ』の大会名で開催されることになった[64]。
しかし、JLPGAの悲願である放映権一括管理については各テレビ局が異口同音に反対しており、特にTBSテレビ社長の佐々木卓は2019年2月27日に行った定例社長会見で「もし今後の協議に進展が見られない場合は2020年以降、女子プロゴルフ中継から撤退する可能性がある」ことを示唆しており、先行きは不透明である[65]。また、JLPGAはネット配信についても2019年からの導入を予定していたが、これについても目処が立たない状況が続いている[66]。その一方で、主催者に配慮する形でJLPGA公式サイトでのリアルタイム速報を最終日の試合途中から同日のテレビ放送終了まで、更新を停止し、テレビ中継での勝敗が放映される前に結果が分かってしまうこと(いわゆるネタバレ)を防ぐ試みも行われている[67]。
2021年10月27日、JLPGAは同ツアーの大会主催者との間で放映権を同協会に帰属することで合意したと発表した。2022年のJLPGAツアーの放映権料については無料としているが、2023年以降の放映権料は未定としている[68]。なお、これと前後して、2021年10月8日に開幕したスタンレーレディスゴルフトーナメントからアメリカのディスカバリーグループのゴルフ専門動画配信サービス「GOLFTV」にて一括配信を行うことを発表している[69]。
しかし、有料配信については一部スポンサーからの反発もあり、GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップの主催者でGMOインターネットグループ代表の熊谷正寿は「『有料』のインターネット放送のために、数億円もの主催者コストを負担できない」として、有料配信しか認めない場合は大会スポンサーから降板することを示唆し[70]、その後2022年の大会主催から降りる事態になっている[71]。
2022年3月4日、JLPGAは2022シーズンに行われるツアーのうち、日本ゴルフ協会が主催している日本女子オープンゴルフ選手権競技並びに全米女子プロゴルフ協会(LPGA)が共催しているTOTOジャパンクラシックを除く36大会をGOLFTVとDAZNにて配信することを発表した[72]。