『暗くなるまで待って』(くらくなるまでまって、原題:Wait Until Dark)は、フレデリック・ノット(英語版)による1966年初演のアメリカ合衆国の戯曲およびその舞台劇。
戯曲は日本ではまだ1度も翻訳出版はされていない。そのため、日本題名については1967年にオードリー・ヘプバーン主演で映画化された『暗くなるまで待って』に依っている[注 1]。
1966年2月2日から7月2日までブロードウェイのエセル・バリモア劇場で上演。演出はアーサー・ペン。
その後、いくつかの劇場で上演され、1966年12月31日のクロージングまでの総公演数は373に及んだ。
リー・レミックが第20回トニー賞演劇主演女優賞にノミネートされた。
1998年4月5日から6月28日までブルックス・アトキンソン劇場で上演。演出はレオナルド・フォーリャ。
総公演数は97。
- 2007年[4]
- 2007年9月12日 - 9月17日 シアター1010
- 演出:青井陽治
- 2009年~2010年[5]
- プレビュー公演:2009年12月12日 シアター1010
- 大阪公演:2009年12月15日 - 18日 シアター・ドラマシティ
- 東京公演:2009年12月20日 - 29日 東京グローブ座
- 愛知公演:2010年01月09日 名鉄ホール
- 仙台公演:2010年01月11日 イズミティ21
- 演出:板垣恭一/音楽:NAOTO
- 2019年[6]
- 東京公演:2019年1月25日 - 2月3日 池袋サンシャイン劇場
- 兵庫公演:2019年2月08日 - 10日 兵庫県立芸術文化センター
- 愛知公演:2019年2月16日 - 17日 ウインクあいち
- 福岡公演:2019年2月23日 福岡市民会館
- 演出:深作健太。加藤和樹と凰稀かなめのW主演。
- スタッフ
- 監督:中平康
- 原作:フレデリック・ノット
- 脚本:長谷川公之
- キャスト
- 秋吉久美子、小野寺昭、米倉斉加年、森本レオ、小池朝雄
- テレビ朝日系列の土曜ワイド劇場において、ウィリアム・アイリッシュ原作の『涙・じっと見つめる目』(1977年10月29日放送)、『涙・あいつは今夜もいない』(1978年4月1日放送)に続く「涙シリーズ」の第3作として製作され、1978年11月11日に放送された。
- 撮影終了一か月後の1978年9月11日に死去した監督の中平康にとってこのドラマが遺作となった。撮影中すでに末期ガンに冒されていた中平は、吐血しながらも点滴を射ち、担架に寝ながらメガホンを取るという過酷な状況だったが、執念でこのドラマを最後まで撮り上げたという。
- "Wait Until Dark" (1982年 アメリカ)
- スタッフ
- 監督:バリー・デイヴィス
- 原作:フレデリック・ノット
- 音楽:ラロ・シフリン
- キャスト
- キャサリン・ロス、ステイシー・キーチ、ジョシュア・ブライアント、エドワード・ウィンター
- 1982年にキャサリン・ロス主演でテレビドラマ化された。
- ^ 映画版ではそれまでに原作が出版されていないため、撮影中は『暗くなるまで待て』として紹介されている[1]