ありだがわちょう ![]() 有田川町 | |||||
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国 |
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地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 和歌山県 | ||||
郡 | 有田郡 | ||||
市町村コード | 30366-6 | ||||
法人番号 | 5000020303666 | ||||
面積 |
351.84km2 | ||||
総人口 |
23,989人 [編集] (推計人口、2025年3月1日) | ||||
人口密度 | 68.2人/km2 | ||||
隣接自治体 |
有田市、海南市、田辺市、有田郡湯浅町、広川町、海草郡紀美野町、日高郡日高川町、伊都郡かつらぎ町 奈良県吉野郡野迫川村 | ||||
町の木 | ミカン | ||||
町の花 | コスモス | ||||
町の鳥 | ヤマガラ | ||||
有田川町役場 | |||||
町長 | 中山正隆 | ||||
所在地 |
〒643-0021 和歌山県有田郡有田川町大字下津野2018-4 北緯34度03分27秒 東経135度12分58秒 / 北緯34.05753度 東経135.21617度座標: 北緯34度03分27秒 東経135度12分58秒 / 北緯34.05753度 東経135.21617度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
有田川町(ありだがわちょう)は、和歌山県の中央部、有田郡に属する町。紀中地域[1](有田圏域[2])に属する。有田みかんや山椒などの栽培地として知られる。
和歌山県のほぼ中央に位置し、町の中央部を有田川が流れている。目立つ水域としては、有田川に作られた二川ダムのダム湖が挙げられる。なお、有田川沿いには平地も見られるものの、総じて山がちである。
町内の主な山としては、以下が挙げられる:鷲ケ峰(589 m)、千葉山(542 m)、三本松峰(533 m)、大鳴海山(733 m)、雨山(851 m)、尖峰山(862 m)、堂鳴海山(670 m)、鳥泊山(619 m)、生石ヶ峰(870 m)、白馬山(957 m)、兵ヶ城山(701 m)、矢筈山(683 m)、東谷山(928 m)、立伍山(949 m)、水ヶ宝形山(1063 m)、石堂山(1080 m)、白口峰(1110 m)。
清水(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 19.2 (66.6) |
21.2 (70.2) |
23.4 (74.1) |
29.6 (85.3) |
31.8 (89.2) |
34.3 (93.7) |
36.6 (97.9) |
37.0 (98.6) |
34.4 (93.9) |
30.5 (86.9) |
26.6 (79.9) |
23.6 (74.5) |
37.0 (98.6) |
平均最高気温 °C (°F) | 8.0 (46.4) |
9.3 (48.7) |
13.3 (55.9) |
19.0 (66.2) |
23.7 (74.7) |
26.2 (79.2) |
29.9 (85.8) |
31.2 (88.2) |
27.6 (81.7) |
21.9 (71.4) |
16.3 (61.3) |
10.6 (51.1) |
19.8 (67.6) |
日平均気温 °C (°F) | 2.9 (37.2) |
3.8 (38.8) |
7.1 (44.8) |
12.3 (54.1) |
17.2 (63) |
20.9 (69.6) |
24.6 (76.3) |
25.2 (77.4) |
21.8 (71.2) |
15.9 (60.6) |
10.1 (50.2) |
5.0 (41) |
13.9 (57) |
平均最低気温 °C (°F) | −1.3 (29.7) |
−0.9 (30.4) |
1.6 (34.9) |
6.2 (43.2) |
11.4 (52.5) |
16.6 (61.9) |
20.7 (69.3) |
21.1 (70) |
17.6 (63.7) |
11.4 (52.5) |
5.3 (41.5) |
0.7 (33.3) |
9.2 (48.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −9.4 (15.1) |
−8.3 (17.1) |
−5.3 (22.5) |
−2.8 (27) |
0.2 (32.4) |
5.8 (42.4) |
11.6 (52.9) |
13.1 (55.6) |
7.4 (45.3) |
0.3 (32.5) |
−2.3 (27.9) |
−5.2 (22.6) |
−9.4 (15.1) |
降水量 mm (inch) | 80.7 (3.177) |
97.7 (3.846) |
145.6 (5.732) |
156.9 (6.177) |
184.0 (7.244) |
263.4 (10.37) |
303.5 (11.949) |
215.9 (8.5) |
262.3 (10.327) |
188.9 (7.437) |
114.9 (4.524) |
83.6 (3.291) |
2,097.3 (82.571) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 10.1 | 9.8 | 11.9 | 10.6 | 10.8 | 13.5 | 12.0 | 10.4 | 11.1 | 10.2 | 8.1 | 9.9 | 128.3 |
平均月間日照時間 | 93.8 | 104.4 | 145.0 | 179.2 | 188.4 | 122.6 | 155.4 | 191.1 | 141.2 | 143.6 | 125.8 | 102.3 | 1,703 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[3] |
議員定数は16であり[4]、そのうち1人のみが女性である。
有田川町は農業の中でも、特に果樹栽培が盛んである。
2014年時点、和歌山県の基幹産業の1つとして、柑橘類の栽培が挙げられる[5]。そして有田川町も、柑橘類の栽培で知られる[注釈 1]。例えば、2014年現在、ウンシュウミカン、ハッサク、サンショウ、清見、不知火、イヨカン、ネーブルオレンジ、ナツミカンは、和歌山県内において有田川町が主産地の1つとして挙げられる[6]。ウンシュウミカンのbrandである有田みかんの生産量は有田市を凌ぎ、町内には5箇所以上の選果場が設置されている。ミカンは早生種が中心であり、早生種の収穫後は、シラヌヒなどを収穫する。また、金屋地区ではハッサクの栽培も盛んであり、和歌山県では紀の川市(旧粉河町)と並ぶ産地として知られる。加えて、清水地区ではブドウザンショウと呼ばれるサンショウの特産地である[7]。ただ、以前は旧清水町がブドウザンショウの生産量の8割を占めていたが、紀美野町でも生産が盛んになったため、相対的なシェアは低下した。また、これら柑橘類の花を利用して養蜂業も行われており、柑橘類の花を蜜源とした蜂蜜も特産品である。
柑橘類以外では、2014年時点、スモモとキウイの和歌山県内の主産地の1つとして、有田川町が挙げられる[8]。しかも、日本国内において和歌山県がスモモとキウイの都道府県別の収穫量が、いずれも3位であった中での話である[8]。
なおブドウについては、和歌山県は日本国内において主要な産地というわけではなく、2014年現在で都道府県別の収穫量の順位は22位に留まっている[9]。それでも2014年現在、和歌山県内の主産地の1つとして有田川町が挙げられ[9]、ブドウの品種の1つである「巨峰」の栽培も行ってきた。
海に面していないものの、有田川ではアユやホンモロコなどの川魚漁が行われている[注釈 2]。
清水町は保田紙と呼ばれる和紙で知られていた。また、企業団地には製造業が10社程度操業している。また、町内には岩倉発電所が設置されている。
(2012年12月時点)
※有田川町内の郵便番号は以下の通り。
2015年国勢調査より前回調査からの人口増減を見ると、2.86パーセント減の26,361人であり、増減率は県内30市町村中5位であった。人口密度は74.92 (人/km2)であり、県内30市町村中22位であった。
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有田川町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 有田川町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 有田川町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
有田川町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
近畿大学附属生石農場があり、2021年7月26日に近大と包括連携協定を結んだ[12]。
有田川町が合併発足する前の金屋町の図書館では、司書によって絵本の読み聞かせ活動が行われていた。有田川町内の藤並駅には駅構内に絵本が並ぶ「ちいさな駅美術館」を設置したなど、「絵本のまちおこし」を目指した取り組みが行われている[13]。
絵本作家を招いたイベントの開催や絵本のコンクール「有田川町絵本コンクール」も開催された[14]。
ただし、有田川町地域交流センターALEC(アレック)では、基本的に絵本を蔵書していない。
藤並駅が町内唯一の駅である。同駅は一部の特急列車も停車する。
阪和自動車道の有田インターチェンジから和歌山市まで約20分、大阪市まで約80分、関西国際空港までは約60分、また湯浅御坊道路の有田南インターチェンジから御坊市までは約15分である。
2005年4月1日に海南湯浅道路が阪和自動車道に編入された事に伴い、通行料金の値下げが行われた。