朝霧高原(あさぎりこうげん)は静岡県富士宮市北部・富士山西麓の標高700-1,000 m[1] に広がる高原である。富士箱根伊豆国立公園に指定されている。富士山観光で有名であり、その広大な土地全域で富士山が望める。
富士山を綺麗に望む著名なスポットであり、特に夏季には避暑地として観光客が訪れる。朝に霧が発生しやすいことからこの名前がついたとされ、文久元年(1861年)の『駿河志料』巻五十九<富士郡九>には「天子ヶ嶽の麓の郊原茅野を朝霧ケ原、又長者ケ原と云」とある。
広々とした草原が広がっており、パラグライダーなども行われている。また広大な面積に広がる茅は、「朝霧高原茅場」として文化庁の「ふるさと文化財の森」に指定されている[2]。
冷涼な気候であることと、古富士泥流を基盤とした黒ボク土という独特の地質から酪農が盛んであり[3]、ホルスタインを中心とする乳牛が群れ遊ぶ牧場が数多く点在する。
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