東京画 | |
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Tokyo-Ga | |
監督 | ヴィム・ヴェンダース |
脚本 | ヴィム・ヴェンダース |
製作 | クリス・ジーヴァニッヒ |
出演者 |
ヴィム・ヴェンダース(ナレーション) 笠智衆 ヴェルナー・ヘルツォーク 厚田雄春 |
音楽 | ローリー・ペッチガンド |
撮影 | エド・ラッハマン |
編集 | ヴィム・ヴェンダース |
配給 | フランス映画社 |
公開 |
1985年4月24日 1985年4月26日 1989年6月17日 |
上映時間 | 93分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 西ドイツ |
言語 |
英語 日本語 ドイツ語 |
『東京画』(とうきょうが、Tokyo-Ga)は、1985年製作のドキュメンタリー映画。
日本では、2021年11月より「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ」として劇場公開された。
小津安二郎を敬愛するドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダースが、鎌倉の小津の墓を訪問し、小津の作品『東京物語』で主演の笠智衆や撮影の厚田雄春にインタビューする。一方で、『東京物語』の舞台となった東京の取材当時の日常風景が展開される。オープニングとエンディングに小津作品『東京物語』がフィーチャリングされる。
映されているのは1983年の東京である。『東京物語』で描かれた1953年の様相はなく、欧米化された都会の喧騒の中にも、日本独自の風景がそこにはあった。パチンコ・竹の子族・食品サンプルなどが映されている。
製作されたのは西ドイツで、ナレーションを行っているヴェンダースはドイツ人ではあるが、配給がフランス映画社であるためか、日本での劇場公開時はフランス語によるナレーションとなっていた。現在、各種配信サービスでは英語によるナレーションのバージョンが配信されている。
ヴェンダースが追い求めた往時の東京の景色は、『東京物語』から引用されるが、その中には尾道の景色が多々混じってしまっている。ヴィム・ヴェンダースは後日、朝日新聞によって尾道に招かれることとなった。