東京都市大学 | |
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大学設置 | 1949年 |
創立 | 1929年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人五島育英会 |
本部所在地 |
東京都世田谷区玉堤一丁目28番1号 北緯35度35分56秒 東経139度39分4.81秒 / 北緯35.59889度 東経139.6513361度座標: 北緯35度35分56秒 東経139度39分4.81秒 / 北緯35.59889度 東経139.6513361度 |
学生数 | 7,543 |
キャンパス |
世田谷(東京都世田谷区) 横浜(神奈川県横浜市都筑区) 王禅寺(神奈川県川崎市麻生区) |
学部 |
理工学部 建築都市デザイン学部 情報工学部 都市生活学部 人間科学部 環境学部 メディア情報学部 デザイン・データ科学部 |
研究科 |
総合理工学研究科 環境情報学研究科 |
ウェブサイト | 東京都市大学公式サイト |
東京都市大学(とうきょうとしだいがく、英語: Tokyo City University、TCU)は、東京都世田谷区玉堤一丁目28番1号に本部を置く日本の私立大学。1929年創立、1949年大学設置。大学の略称は都市大(としだい)。
東京都市大学の前身校は1929年(昭和4年)に創立された武蔵高等工科学校である。東京高等工商学校(芝浦工業大学の前身)の元学生・教授陣が中心となり[1]、東京府荏原郡大崎町(現在の東京都品川区大崎)に創設された。その後、1939年(昭和14年)に現在の本部所在地である東京都世田谷区玉堤に移転。1949年の学制改革により武蔵工業大学となる。1955年、大学は東京急行電鉄(現在の東急および東急電鉄)の創業者五島慶太氏の興した東急グループの学校法人五島育英会に引き継がれた。2009年4月、創立80周年を記念して東京都市大学と改称[2]。同時に、五島育英会が創立した東横学園女子短期大学を統合。従来の工学部、知識工学部、環境情報学部に加えて都市生活学部、人間科学部を新たに開設、5学部16学科となった。2013年、環境情報学部を環境学部とメディア情報学部に改組、2020年、工学部を理工学部に、知識工学部を情報工学部に改称、建築都市デザイン学部を新設、2023年、デザイン・データ科学部を新設し、8学部体制となった。
2023年の志願者数は24,644人で、日本の大学の中で第29位[3]。また、2022年卒業の有名400社実就職率ランキングで全国国公私立の中で第34位、私立大学の中で第13位であった[4]。
東京都市大学では、前身校の創立以来「公正・自由・自治」を建学の精神として掲げている。
沿革節の主要な出典は、東京都市大学公式サイト「大学案内 大学の歴史」[2]。
校名変更前の武蔵工業大学では、柏の木の葉をシンボル化したものに「工大」の文字を配したものを校章として制定していたが、東京都市大学への改称の際、それまでの歴史ある柏の葉のシンボルをそのまま使用して、新たにTokyo City Universityの頭文字「TCU」を配している。
スクールカラーはTCUブルーで知性とサステナブルな明るい意味を表している。
東京都市大学への改称に際して、新たな校歌の制定について検討がなされた結果、建学時の校歌(昭和8年制定)が「東京都市大学校歌」として復活することになった。 歌詞には建学時の精神である「公正・自由・自治」の文言が現れるとともに、これを象徴する「三色旗」の文字も見られる。作詞:相馬御風、作曲:山田耕筰。 東京都市大学グループ学園歌「夢に翼を」作詞・作曲:岩代浩一、編曲:岩代太郎
本学の原子力研究所は、1960年(昭和35年)原子力の平和利用目的で川崎市麻生区に原子炉を開設。この研究用原子炉(TRIGA-MkII)は学部・大学院学生の研究のみに留まらず、日本全国の研究者・技術者への原子炉施設の利用を開放して共同研究や受託業務を通じて社会貢献に寄与。中性子を活用した癌や脳腫瘍の治療研究、放射化分析による物質・環境中の微量元素の解析等で国際的な研究成果を収めた。2006年(平成18年)10月に原子炉の使用済核燃料を搬出。現在は原子炉本体以外の施設・設備が残され研究利用されている。現在、原子炉施設・放射線取扱施設の安全管理の業務は継続され、放射線源、実験設備、計測・制御機器等を使って特色ある原子力安全利用研究が進められている。
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東京都市大学公認の課外活動団体は、文化系に分類されている部は文化団体連合会に、体育系に分類されている部は体育会本部に、同好会・愛好会は同好会連合会に、各学科直下の学生会(学科研)は学科研究会連合会に、それぞれ所属している。また、学事行事の運営に携わる学生団体を特殊団体と呼ぶ。[13]
東京都市大学の大学祭は、各キャンパスごとに開催されている。
世田谷キャンパスは、東京23区内の私立理工学系大学キャンパスの中ではもっとも広い[21]。近くの多摩川河川敷には総合運動場(敷地面積23,283.00 m2(18号館を含む)がある。なお、二子玉川駅から徒歩圏内に野球グラウンドやラグビー、テニスコートなどを含む総合運動グラウンドを保有している。
港北ニュータウンの一角に位置しており、周囲は閑静な住宅や緑に囲まれた地域開放型キャンパスとなっている。横浜キャンパスは日本の教育機関で初めて国際環境管理・監査規格ISO14001の認証を取得[22]し、第12回地球環境大賞で優秀環境大学賞を受賞した。
王禅寺キャンパスには原子力研究所が設置されており、1963年にTRIGA-II型研究用原子炉(武蔵工大炉: MITRR)の初回臨界を達成した。 1989年12月に炉心タンクから冷却水漏れが見つかり原子炉の運転を停止し、2003年5月に原子炉廃止の方針が決定され永久機能停止措置が取られた。2006年には使用済燃料が全て米国に返還され原子炉は廃止されたが、原子炉本体以外の施設・設備は残されており、現在も教育・研究で使用されている。
2009年度より統合された東横学園女子短期大学のキャンパスを引き継ぐ形でそのまま使用しており、設置学部も同短期大学の学部であった文系(社会科学系)の都市生活学部、人間科学部が使用していた。
等々力キャンパスには総合研究所が設置されており、主に文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業として選定されたハイテク・リサーチ・センター整備事業「シリコンナノ科学研究センター」ならびに学術フロンティア推進事業「エネルギー環境科学研究センター」の2つのプロジェクト研究を行っていた。
2022年度にアクションプラン2030の一環として世田谷キャンパスへ統合された。
世田谷キャンパスと横浜キャンパスを結ぶ交通手段として無料のシャトルバス(東京都市大学キャンパス間シャトルバス)がある。運行は東急バスが担当する。利用の際は大学構内で配布している利用券が必要となる。
直接的な系列校ではないが、亜細亜大学とは、東急グループの関係者が関わったことで関係がある。
東京都市大学は、以下の5つの附属学校を持つ。