東京都第4区

日本の旗東京都第4区
行政区域 大田区26区に属しない区域)
(2024年1月1日現在)
比例区 東京ブロック
設置年 1994年
2017年2022年区割変更)
選出議員 平将明
有権者数 427,453人
1.885 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2023年9月1日)
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東京都第4区(とうきょうとだい4く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

期日前投票は各特別出張所でもできるが、4区の投票を26区(旧3区)に住所がある大田区の特別出張所での投票はできない(その逆も同様)。

区域

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現在の区域

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2022年(令和4年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2][3]26区(旧3区)との間に細部の調整が行われた。

2017年から2022年までの区域

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2017年(平成29年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[4][5]

2017年以前の区域

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1994年(平成6年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[9]

  • 大田区(3区に属しない地域)[6]
    • 大森東・大森西・入新井・馬込・池上・新井宿・糀谷・羽田・六郷・蒲田西・蒲田東の各特別出張所管内
    • 久が原特別出張所管内の池上3丁目
    • 矢口特別出張所管内(千鳥1〜3丁目を除く)

歴史

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1996年第41回総選挙には、新社会党からの出馬など7人が立候補したが、無所属新井将敬が次点の大内啓伍自民党)に3万票以上の差を付け再選した。新井は後に自民党に復党したが、1998年2月の証券スキャンダルにより自殺。同年3月に補欠選挙が行われ、自民党公認の前参議院議員森田健作民主党推薦の松原仁などを破って初当選した。2000年第42回総選挙では、前職の森田が、公明党との候補者調整で自民党の公認を得られず無所属で立候補。公明党の遠藤乙彦民主党宇佐美登などを破り再選した。2003年第43回総選挙では、前職の森田が立候補せず、代わって自民党の公認候補となった新人の中西一善が初当選した。この時には、立候補した4名の内、民主党の宇佐美と共産党山口富男比例復活し、3名が当選した。

2005年3月、中西が強制わいせつの疑いで逮捕され議員辞職した。このときは、選挙無効訴訟が係属中だったため、公職選挙法33条の2第7項の規定より補欠選挙は行われなかった。同年9月の第44回総選挙では、自民党新人の平将明が宇佐美を破り初当選。中西は無所属で立候補し落選した。2009年第45回総選挙では、民主党新人の藤田憲彦が自民党前職の平を破り初当選(平も比例復活当選)。2012年第46回総選挙では平が藤田を破り議席を奪還した。補欠選挙を除き、2014年第47回総選挙で平が連続当選するまで、当選者が毎回入れ替わっていたが、現在は平が対立候補の復活当選を許さない当選が続いている。

小選挙区選出議員

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選挙名 当選者 党派 備考
第41回衆議院議員総選挙 1996年 新井将敬 無所属
第41回衆議院議員補欠選挙 1998年 森田健作 自由民主党 ※新井の死去に伴う。
第42回衆議院議員総選挙 2000年 無所属
第43回衆議院議員総選挙 2003年 中西一善 自由民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年 平将明
第45回衆議院議員総選挙 2009年 藤田憲彦 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 平将明 自由民主党
第47回衆議院議員総選挙 2014年
第48回衆議院議員総選挙 2017年
第49回衆議院議員総選挙 2021年
第50回衆議院議員総選挙 2024年

選挙結果

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第50回衆議院議員総選挙2024年(令和6年)10月27日 東京都第4区

時の内閣:第1次石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:42万7608人 最終投票率:52.30%(前回比:減少2.13%) (全国投票率:53.85%(減少2.08%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
平将明54自由民主党86,773票
40.22%
――公明党推薦
井戸正枝58国民民主党51,810票
24.02%
59.71%
谷川智行53日本共産党32,909票
15.25%
37.93%
石川雅俊44日本維新の会32,063票
14.86%
36.95%
塩寺勇太40参政党12,176票
5.64%
14.03%
第49回衆議院議員総選挙2021年(令和3年)10月31日 東京都第4区

時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:47万4029人 最終投票率:54.43%(前回比:増加3.69%) (全国投票率:55.93%(増加2.25%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
平将明54自由民主党128,708票
51.51%
――公明党推薦
谷川智行50日本共産党62,286票
24.93%
48.39%
林智興45日本維新の会58,891票
23.57%
45.76%
第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)10月22日 東京都第4区

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:46万6486人 最終投票率:50.74%(前回比:減少1.52%) (全国投票率:53.68%(増加1.02%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
平将明50自由民主党115,239票
50.08%
――公明党推薦
井戸正枝51立憲民主党53,480票
23.24%
46.41%
難波美智代43希望の党35,352票
15.36%
30.68%
青山昂平26日本共産党26,037票
11.32%
22.59%
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)12月14日 東京都第4区

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:43万2784人 最終投票率:52.26%(前回比:減少7.74%) (全国投票率:52.66%(減少6.66%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
平将明47自由民主党109,377票
50.34%
――公明党推薦
藤田憲彦41民主党48,861票
22.49%
44.67%維新の党東京都総支部推薦
山本純平40日本共産党38,925票
17.92%
35.59%
犬伏秀一58次世代の党20,108票
9.25%
18.38%
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)12月16日 東京都第4区

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:42万7018人 最終投票率:60.00%(前回比:減少4.21%) (全国投票率:59.32%(減少9.96%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
平将明45自由民主党96,810票
39.37%
――公明党推薦
犬伏秀一56日本維新の会44,999票
18.30%
46.48%
藤田憲彦39民主党42,424票
17.25%
43.82%国民新党推薦
広瀬雅志55みんなの党34,902票
14.19%
36.05%
山本純平38日本共産党24,167票
9.83%
24.96%
佐野秀光42安楽死党2,603票
1.06%
2.69%
第45回衆議院議員総選挙2009年(平成21年)8月30日 東京都第4区

時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日
当日有権者数:42万6496人 最終投票率:64.21%(前回比:増加0.3%) (全国投票率:69.28%(増加1.77%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
藤田憲彦36民主党100,067票
37.52%
――
比当平将明42自由民主党93,583票
35.09%
93.52%公明党推薦
宇佐美登42無所属46,107票
17.29%
46.08%×
渋谷要76日本共産党23,622票
8.86%
23.61%
下川貴久枝52幸福実現党3,323票
1.25%
3.32%
  • 宇佐美は第44回落選後、民主党を離党して大田区長選に立候補し落選。この選挙時は平沼グループ所属。第46回は日本維新の会から福島5区に立候補し落選。
第44回衆議院議員総選挙2005年(平成17年)9月11日 東京都第4区

時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 最終投票率:63.91% (全国投票率:67.51%(増加7.65%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
平将明38自由民主党119,812票
46.71%
――
宇佐美登38民主党86,354票
33.66%
72.07%
佐藤文則52日本共産党25,077票
9.78%
20.93%
中西一善41無所属19,955票
7.78%
16.66%×
佐藤博己56無所属5,313票
2.07%
4.43%×
  • 中西は2005年3月に強制わいせつの現行犯で逮捕され議員辞職及び自由民主党を除名となり、無所属で出直し立候補した。
第43回衆議院議員総選挙2003年(平成15年)11月9日 東京都第4区

時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(減少2.63%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
中西一善39自由民主党90,693票
41.36%
――
比当宇佐美登36民主党77,953票
35.55%
85.95%
山谷えり子53保守新党26,707票
12.18%
29.45%
比当山口富男49日本共産党23,942票
10.92%
26.40%
第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)6月25日 東京都第4区

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(増加2.84%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
森田健作50無所属92,711票
38.42%
――×
遠藤乙彦53公明党59,487票
24.65%
64.16%
宇佐美登33民主党49,662票
20.58%
53.57%
徳留道信48日本共産党36,498票
15.13%
39.37%
満田深雪40自由連合2,925票
1.21%
3.15%
  • 宇佐美は、第41回で3区から立候補するも落選
第41回衆議院議員補欠選挙 東京都第4区

当日有権者数:人 最終投票率:%

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率推薦・支持
森田健作48自由民主党 50,242票
34.38%
松原仁41無所属35,521票
24.31%
徳留道信45日本共産党35,150票
24.05%
上田哲70無所属18,305票
12.53%
佐竹弘靖37自由党6,254票
4.28%
山口節生48無所属662票
0.45%
  • 松原は野党の統一会派である民友連(民主友愛太陽国民連合)推薦の統一候補として出馬。第42回では、前回立候補していた3区に戻り初当選した。
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)10月20日 東京都第4区

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(減少8.11%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
新井将敬48無所属78,805票
38.16%
――×
大内啓伍66自由民主党46,840票
22.68%
59.44%
小塙三男65日本共産党30,522票
14.78%
38.73%
仲田明子52民主党23,260票
11.26%
29.52%
上田哲68無所属21,319票
10.32%
27.05%×
河野統39無所属3,367票
1.63%
4.27%×
黒沢苗美43新社会党2,418票
1.17%
3.07%

脚注

[編集]
  1. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第210回国会 制定法律の一覧 >公職選挙法の一部を改正する法律 法律第八十九号(令四・一一・二八)”. 衆議院 (2022年11月28日). 2023年2月22日閲覧。住居表示などにより変更する可能性がある。
  2. ^ 東京都”. 総務省. 2023年1月9日閲覧。
  3. ^ 区割り変更地図_東京都大田区”. 総務省. 2022年12月2日閲覧。
  4. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第193回国会 制定法律の一覧 >衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第五十八号(平二九・六・一六)”. 衆議院 (2017年6月16日). 2021年10月1日閲覧。地名は2017年(平成29年)当時のものである。
  5. ^ 東京都”. 総務省. 2021年10月1日閲覧。
  6. ^ a b 大田区特別出張所設置条例”. www1.g-reiki.net (昭和25-06-27). 2021年10月1日閲覧。
  7. ^ 鵜の木特別出張所”. www.city.ota.tokyo.jp. 2022年12月1日閲覧。
  8. ^ 久が原特別出張所”. www.city.ota.tokyo.jp. 2022年12月1日閲覧。
  9. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第131回国会 制定法律の一覧 >法律第百四号(平六・一一・二五)”. 衆議院 (1994年11月25日). 2021年10月1日閲覧。地名は1994年(平成6年)当時のものである。

関連項目

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