東武動物公園 Tobu zoo park | |
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施設情報 | |
正式名称 | ハイブリッド・レジャーランド 東武動物公園 |
愛称 | 東武公 |
専門分野 | 総合 |
所有者 | 東武鉄道 |
管理運営 | 株式会社 東武レジャー企画 |
開園 | 1981年(昭和56年)3月28日 |
所在地 |
〒345-0831 埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110 |
位置 | 北緯36度1分12.3秒 東経139度43分11秒 / 北緯36.020083度 東経139.71972度座標: 北緯36度1分12.3秒 東経139度43分11秒 / 北緯36.020083度 東経139.71972度 |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒345-0831 埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110番地 |
設立 | 1976年 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 1030001052086 |
事業内容 | 動物園・遊園地・プール |
代表者 | 石附 栄一(代表取締役) |
資本金 | 3000万円 |
純利益 |
3億8,802万6,000円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
1億5,056万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
106億5,008万2,000円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 130名 |
主要株主 | 東武鉄道 100% |
外部リンク |
www |
ハイブリッド・レジャーランド 東武動物公園(ハイブリッド・レジャーランド とうぶどうぶつこうえん)は、埼玉県南埼玉郡宮代町と白岡市に跨る動物園と遊園地を融合させたレジャーランド。総面積は61ha。
東武鉄道の創立80周年記念事業のメインプロジェクトとしてとして計画され[2]、「東武動物自然公園」の仮称で着工し、1981年に開園した。開園時に上野動物園の名物飼育係でカバの飼育で名を馳せた "カバのおじさん" こと西山登志雄を園長(通称 : “カバ園長”)に迎えて目玉とする一方、遊園地を併設して芸能人のコンサートなどのイベント会場としても運営する[注 1]ことで、集客を図る経営をとったことで知られる。
カピバラ・リスザルなどの草食獣を積極的に走らせる行動展示や自然景観を再現した展示を特徴とする動物園となっている[2]。遊園地は、リバティーランド・プレジャーランド・ハートフルタウン・ハートフルファームの4つのエリアに分かれており、2019年にVRアトラクション施設「VR HEAD ROCK」が進出した。遊園地には約30種類以上のアトラクションがある他、夏期には大型プールも営業するため、休日には、多くの来園者で賑わいを見せる。また、アニメや漫画のコラボレーションイベントやコスプレイベントも多く開催されている。
同パークでは2000年3月より「ハイブリッド・レジャーランド」と銘打っている。「ハイブリッド・レジャーランド 東武動物公園」は東武レジャー企画の商号である。
なお、当園の最寄り駅である東武鉄道の東武動物公園駅は、駅の開業当初は「杉戸駅」という名称であったが、当園の開園に先立つ1981年3月16日に現在の駅名に改称された。同時に営団地下鉄(現・東京メトロ)日比谷線との直通運転を北春日部駅から同駅まで延長、2003年3月19日には営団半蔵門線経由東急田園都市線・中央林間駅まで直通運転を開始し、利便性が向上されている。東ゲートの出入口付近には、東武動物公園駅の時刻表が掲示されている。
同パークには「東武動物公園の歌」というテーマソングが存在し、主に園内放送やCMで流れている。また東武動物公園駅では、同曲をアレンジした発車メロディを2013年8月1日より使用している。
大きく分けると3つのエリアで構成され、東側が遊園地、中間部が動物園、西側が動物園と東武スーパープール及び乗馬クラブからなる。東側と西側をつなぐ園内の交通手段は開園当初はトレーラーバス(現在の「アニ丸ぶーぶー」が運行する専用ルートを走行)のみしか存在しなかったが、1986年に動物園東端から西ゲート手前を結ぶロープウェイ「スカイウェイ[注 2]」が開通。1989年に東ゲートからプレイランドまでの約1kmを結ぶ「イースタントレイン(現:太陽の恵み鉄道〜パークライン〜)」が開通した(2016年5月現在では西からハートフルランド駅 - リバティーランド駅 - 東ゲート駅の3駅がある)。2003年9月30日でスカイウェイが廃止され、代替として翌月10月から動物のデザインをしたシャトルバス「アニ丸ぶーぶー」が運行を開始した。
姫宮落川が園内を横切り、笠原沼落が園内の池から流れ出ている。園内には広い池が多く、これらの池はかつて東武動物公園周辺に存在していた笠原沼に由来するものである。
動物園にはホワイトタイガーが2003年3月に来園し、関東地方では見かけられなかったこともあり動物園のシンボル的存在になった。2003年来園の「リュウ」は2012年に国内飼育最高齢で亡くなったが、2008年10月18日来園の2頭が飼育展示されている。
園内の利用料金は公式サイト上のチケット・料金案内を参照。(営業案内・料金 | 東武動物公園 (https://www.tobuzoo.com/ticket/)
東武線(東上線を除く)各駅から東武動物公園駅間の鉄道と東武動物公園駅西口から東武動物公園東ゲート間の路線バスの各往復乗車券と入園券(特典として、アトラクション乗り放題となるライドパスが500円割引となるクーポンと鉄道の乗車券の提示で園内シャトルバス「アニ丸ぶ〜ぶ〜」が乗り放題)をセットにした「東武動物公園きっぷ」が出発地の駅窓口もしくは東武トップツアーズ各店で発売されている。
当園のシンボルキャラクター。水上木製コースター「レジーナ」開業に合わせて2000年に登場[16]。デザイナーは秋山孝である[16]。
本園の特徴となる動物園と遊園地のイメージを合わせつつ地球市民社会を象徴した地球をあしらった架空の生物で、下の地球部分は水上木製コースターの構造やスピード感をイメージしたものとし[16]、地球を外した二本足で立つイメージも設定されている[17]。
後に園内の「トッピー広場」や年間パスポート「トッピー倶楽部」などの名称にも使われている。
動物のエサの一部は、加須市の吉野家東京工場から、1日約2tの白菜とキャベツの外葉が廃棄され、その中から190kgが寄付されている。また動物園までの運搬も、吉野家の運搬車が使用されている[18]。
開園当初は主に東武鉄道で活躍していた鉄道車両が保存展示されていたが、1989年の東武博物館開業に際してほとんどの車両が同館へ移転された。残った車両の一つに貴賓車のトク500復元車が存在したが、老朽化に伴い1996年に解体されている。また、7300系モハ7329は2018年に解体されている。晩年は周囲がフェンスで覆われており、周囲からの確認が困難となっていた。
1980年代、『木曜洋画劇場』で、パークのCMがメガTONネットワーク(現・TXN)ぐるみで流れていたことがあった。
1981年8月8日放送の『仮面ライダースーパー1』第41話では東武動物公園でロケが行われ、飼育が開始されたばかりの2頭のアルパカも映されている。
2017年4月22日より『けものフレンズ』とのコラボが行われ、各動物の飼育場所周辺へ『けものフレンズ』のキャラクターのパネルが設置されたが、その際当園で飼育されているフンボルトペンギンのグレープが、フンボルトペンギンのキャラクター「フルル」のパネルを見つめる様子が話題となった。この記述の詳細は当ペンギンの記事を参照。
2018年10月、急増する外国人へのサービス向上にAndroidタブレット端末で使えるリアルタイム音声通訳アプリ「My通訳アシスト V2」を導入したと発表[19]。
2022年10月後半に『いれいす』とイルミネーションコラボが行われた。