東風 | |
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Le Vent d'est | |
監督 |
ジガ・ヴェルトフ集団 (ジャン=リュック・ゴダール ジャン=ピエール・ゴラン ジェラール・マルタン) |
脚本 |
ジャン=リュック・ゴダール ダニエル・コーン=バンディ セルジオ・バッツィーニ |
製作総指揮 | ジャンニ・バルチェッローニ |
出演者 |
ジャン・マリア・ヴォロンテ アンヌ・ヴィアゼムスキー クリスチャーナ・トゥリオ・アルタン アレン・ミジェット グラウベル・ローシャ |
撮影 | マリオ・ヴルピアーニ |
編集 |
ジャン=リュック・ゴダール ジャン=ピエール・ゴラン |
製作会社 |
ポリフィルム アヌーシュカ・フィルム フィルム・クンスト |
配給 | フィルムアート社 |
公開 |
1970年7月7日 1970年8月19日 1970年12月8日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 |
フランス 西ドイツ イタリア |
言語 | フランス語 |
『東風』(とうふう、Le Vent d'est)は、ジャン=リュック・ゴダール、ジャン=ピエール・ゴランらが「ジガ・ヴェルトフ集団」名義で1969年(昭和44年)6月に匿名製作した劇映画である。
1969年(昭和44年)6月に撮影された[1]。階級闘争と民主主義の勝利を語る風変わりな西部劇である[2]。
主演のジャン・マリア・ヴォロンテは、『荒野の用心棒』(1964年)や『夕陽のガンマン』(1965年)に出演したイタリア式西部劇(マカロニ・ウェスタン)の悪役俳優で、当時イタリア共産党員としても積極的な活動をしていた。女革命家を演じるアンヌ・ヴィアゼムスキーは当時はゴダールの妻で、ジガ・ヴェルトフ集団と行動をともにしていた。ブルジョワ娘を演じるクリスチャーナ・トゥリオ・アルタンは、引き続きジガ・ヴェルトフ集団の次作『イタリアにおける闘争』に出演し、主演している。ブラジルから亡命する前の映画監督グラウベル・ローシャ、イタリアの映画監督マルコ・フェレーリらが出演している。
日本では、1970年(昭和45年)7月7日に劇場公開され、2001年(平成13年)2月17日にはザジフィルムズが再公開、2005年(平成17年)3月23日にはコロムビアミュージックエンタテインメントがDVDを発売している[2]。