檮原町

ゆすはらちょう ウィキデータを編集
檮原町
維新の門
地図
町役場位置
檮原町旗 檮原町章
檮原町旗 檮原町章
日本の旗 日本
地方 四国地方
都道府県 高知県
高岡郡
市町村コード 39405-0
法人番号 8000020394050 ウィキデータを編集
面積 236.45km2
総人口 2,979[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 12.6人/km2
隣接自治体 高岡郡津野町四万十町
愛媛県西予市上浮穴郡久万高原町北宇和郡鬼北町
檮原町役場
町長 吉田尚人
所在地 785-0695
高知県高岡郡檮原町檮原1444番地1
北緯33度23分32秒 東経132度55分37秒 / 北緯33.39219度 東経132.92703度 / 33.39219; 132.92703座標: 北緯33度23分32秒 東経132度55分37秒 / 北緯33.39219度 東経132.92703度 / 33.39219; 132.92703
外部リンク 公式ウェブサイト

檮原町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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檮原町(ゆすはらちょう)は、高知県の西部にあるで、高岡郡に属する。

概要

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梼原町は略式表記。日本三大カルストの一つ、四国カルスト高原を擁する。古来から伊予愛媛県)との繋がりが深い。建築家である隈研吾が手がけた建造物が多くあることでも知られている。

地理

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高知県北西部の高岡郡に属し、四国山地の西端に位置する。また、日本三大カルストの一つ、四国カルストを町北部に擁する。

四方を山々に囲まれ、町面積の91%を森林が占めている。公式サイトなどでは「雲の上の町」をキャッチコピーとしている。

地形

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山地

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主な山

河川

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主な川

気候

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梼原(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 18.6
(65.5)
23.6
(74.5)
25.3
(77.5)
30.2
(86.4)
32.5
(90.5)
34.5
(94.1)
38.2
(100.8)
38.7
(101.7)
36.0
(96.8)
29.8
(85.6)
26.2
(79.2)
20.8
(69.4)
38.7
(101.7)
平均最高気温 °C°F 7.6
(45.7)
9.3
(48.7)
13.5
(56.3)
19.1
(66.4)
23.3
(73.9)
25.4
(77.7)
29.5
(85.1)
30.3
(86.5)
26.9
(80.4)
21.8
(71.2)
16.0
(60.8)
10.0
(50)
19.4
(66.9)
日平均気温 °C°F 2.6
(36.7)
3.6
(38.5)
7.1
(44.8)
12.1
(53.8)
16.5
(61.7)
20.0
(68)
23.8
(74.8)
24.3
(75.7)
21.0
(69.8)
15.4
(59.7)
9.7
(49.5)
4.4
(39.9)
13.4
(56.1)
平均最低気温 °C°F −1.4
(29.5)
−1.0
(30.2)
1.8
(35.2)
6.2
(43.2)
11.0
(51.8)
15.9
(60.6)
20.1
(68.2)
20.6
(69.1)
17.1
(62.8)
10.9
(51.6)
5.0
(41)
0.3
(32.5)
8.9
(48)
最低気温記録 °C°F −12.0
(10.4)
−10.5
(13.1)
−6.6
(20.1)
−3.0
(26.6)
0.3
(32.5)
6.6
(43.9)
13.2
(55.8)
12.8
(55)
5.2
(41.4)
−1.0
(30.2)
−3.7
(25.3)
−11.4
(11.5)
−12.0
(10.4)
降水量 mm (inch) 87.3
(3.437)
109.0
(4.291)
164.9
(6.492)
180.5
(7.106)
220.9
(8.697)
353.7
(13.925)
421.9
(16.61)
409.5
(16.122)
390.7
(15.382)
173.9
(6.846)
113.7
(4.476)
102.8
(4.047)
2,728.7
(107.429)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 11.2 10.4 12.8 11.1 11.2 14.9 13.9 13.1 13.3 9.0 9.1 11.0 141.1
平均月間日照時間 112.6 125.9 164.2 186.1 190.8 124.7 160.3 171.1 133.5 141.2 115.9 113.5 1,739.7
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[1]

人口

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本町の人口は1950年代に1万人を突破したのをピークに急激に減少している。

檮原町と全国の年齢別人口分布(2005年) 檮原町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 檮原町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
檮原町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 7,011人
1975年(昭和50年) 6,170人
1980年(昭和55年) 5,750人
1985年(昭和60年) 5,407人
1990年(平成2年) 5,020人
1995年(平成7年) 4,998人
2000年(平成12年) 4,860人
2005年(平成17年) 4,625人
2010年(平成22年) 3,984人
2015年(平成27年) 3,608人
2020年(令和2年) 3,307人
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体

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高知県の旗高知県
愛媛県の旗愛媛県

歴史

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明治時代

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  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、四万川村、越知面村、檮原村、初瀬村、中平村及び松原村の区域をもって西津野村が発足。
    • 四万川 → 上組・中の川・本モ谷(以上1978年成立)、茶や谷・下組・東川・東向・富永・坂本川・六丁・井高・坪野田・文丸・神の山(以上1979年、同年大字四万川消滅)
    • 越知面 → 田野々(1974年)、永野・井の谷(以上1975年)、下本村(1976年)、横貝・太田戸・上本村(以上1977年、同年大字越知面消滅)
    • 檮原 → 檮原東(1969年)、松谷・上成・宮野々(以上1971年)、竹の藪・広野(以上1972年)、仲間・上西の川・下西の川(以上1973年、残りは大字檮原として存続)
    • 初瀬 → 家籠戸(1976年)、上折渡・下折渡・大野地・影野地・佐渡・初瀬本村・仲久保(以上1981年、同年大字初瀬消滅)
    • 中平 → 大向(1982年、残りは大字中平として存続)
    • 松原 → 久保谷・島中(以上1983年、残りは大字松原として存続)
    • 檮原東 → 後別当・大蔵谷・川西路・飯母・太郎川・神在居・仲洞・豊原・川井・川口(以上1984年 残りは檮原に編入、同年大字檮原東消滅)
  • 1912年(明治45年)7月20日 - 西津野村が改称して檮原村となる。

昭和時代

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平成時代

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施設

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警察

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消防

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檮原町内に消防署等はない。

町内全域が隣の津野町にある高幡消防組合須崎消防署津野山分署の管轄下となる。

医療

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主な病院
主な診療所

図書館

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郵便局

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郵便番号は以下の通りとなっている。

主な郵便局
  • 梼原郵便局:785-06xx、785-07xx

対外関係

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姉妹都市・提携都市

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国内

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提携都市
その他

生活基盤

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ライフライン

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しまがわSS

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過疎化により生活インフラの参入が見込めないことから、住民が出資した会社が運営するガソリンスタンド「しまがわSS」では給油以外にも生活必需品の販売や葬儀など様々な事業を請け負っている[3]

電力

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四国カルスト地区に発電用風車2基を設置、得た電力を四国電力に売電して、得た資金を使い町内の公共施設に太陽光発電パネルの設置、梼原中学校に小型水力発電機の設置、道の駅「ゆすはら」に地熱利用の温水プールを建設すると共に、町民の太陽熱温水器や太陽光発電パネルの設置、小型水力発電機の設置、間伐材を利用するペレットストーブの購入などに補助をしており、2009年(平成21年)1月22日に政府より環境モデル都市に選定された。将来的にはエネルギーの地産地消によるエネルギー自給率100パーセントを目指している。

教育

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高等学校

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県立

小・中学校

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町立
  • 梼原小中学校(梼原学園)
小型水力発電機を持ち、夜間の余剰電力で周辺の街灯をLED照明で照らしている。ほか寮には地元の間伐材を利用するペレットストーブが設置されている。
2011年平成23年)4月より小中一貫教育校となる[4]

廃校

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閉校した小学校

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交通

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国道440号終点付近(檮原町)

路線バス

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道路

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国道

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県道

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主要地方道
一般県道

林道

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その他道路

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道の駅

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観光

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土佐牛まるかじり大会の様子
土佐牛まるかじり大会の様子

名所・旧跡

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名勝
主な神社
主な史跡
  • 維新の門
  • 茶堂 - 藩政時代よりあり、木造平屋建、茅葺屋根、板敷きで作られたもので、木像や石像等を安置し、旅行く人に茶菓子の接待を地区住民が交代で行い、信仰と社交の場として使用されてきた[5]
  • 六志士の墓

観光スポット

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公園
  • 太郎川公園
文化施設
  • 檮原町役場(隈研吾デザイン)
  • 梼原町立歴史民俗資料館
  • ゆすはら座
  • 紙漉き体験館かみこや
  • 雲の上グループ関連施設
    • 雲の上のホテル 本館[6] - 旧建物(隈研吾デザイン)は1994年に建設されたが建物の老朽化のため2021年10月1日で営業を終了した[7]。新建物も隈研吾デザインで2024年4月オープン予定[7]
    • 雲の上のホテル 別館マルシェ・ユスハラ[8](隈研吾デザイン)
    • 雲の上のギャラリー「隈研吾の小さなミュージアム」(隈研吾デザイン) - 2021年10月からの雲の上のホテル本館の建て替えに伴い当面閉鎖になっている[7]
    • 雲の上の温泉・プール
  • 雲の上の図書館[9](隈研吾デザイン)
  • まちの駅「ゆすはら」(隈研吾デザイン)
四万十川流域の文化的景観 上流域の山村と棚田

「四万十川流域の文化的景観 上流域の山村と棚田」が2009年(平成21年)2月12日、国の重要文化的景観として選定された。棚田は神在居(かんざいこ)の地にあり、いつしか「神在居の千枚田」と呼ばれるようになっている[10]

more treesの森

坂本龍一桑原茂一中沢新一細野晴臣高橋幸宏が発起人である、森林保全および地球環境温暖化防止のための中間法人more treesのproject 001である、「more treesの森」がある。

集落活動センター
  • 集落活動センター「まつばら」[11]
  • 集落活動センター「はつせ」
  • 集落活動センター「四万川」
  • 集落活動センター「おちめん」
  • 集落活動センターゆすはら西
  • 集落活動センターゆすはら東

文化・名物

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鷹取キムチ

祭事・催事

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  • 土佐牛まるかじり大会(6月の第1週の週末に開催)
  • 四国神楽大会
  • 津野山神楽
  • 龍馬脱藩マラソン大会
    • フルマラソンの部、ハーフマラソンの部、10kmの部がある。
  • 四万十街道ひなまつり

名産・特産

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  • 鷹取キムチ - 鷹取の家で平成8年に韓国からの留学生との交流から生まれた商品で、現在では高知県下の量販店で取り扱われている。
  • キジ肉 - 昭和60年に発足した梼原町きじ生産組合が販売を行っている
  • もろみの素
  • 四四〇味噌
  • 緑茶

出身関連著名人

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ギャラリー

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 梼原 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月23日閲覧。
  2. ^ 12人死に1人不明 不明自衛隊機 山中激突、バラバラ『朝日新聞』1978年(昭和53年)5月18日夕刊、3版、11面
  3. ^ 葬式もするガソリンスタンド 住民出資、コロナにも強い - 朝日新聞
  4. ^ 平成23年4月 小中一貫教育校(梼原学園)が開校しました”. 梼原町教育委員会. 2012年10月4日閲覧。
  5. ^ 梼原町パンフレット 高知県梼原町編集
  6. ^ 雲の上のホテル | 雲の上グループ (Kumo No Ue Group)【公式】”. Kumo No Ue Group. 2021年4月29日閲覧。
  7. ^ a b c 隈研吾さん設計「雲の上のホテル」さよなら 梼原町、隈さん新設計で2024年再開 高知新聞(2021年10月4日閲覧)
  8. ^ マルシェ・ユスハラ | 雲の上のホテル別館【公式】雲の上グループ”. Kumo No Ue Group. 2021年4月29日閲覧。
  9. ^ 雲の上の図書館”. kumonoue-lib.jp. 2021年4月29日閲覧。
  10. ^ 耕して天に至る神在居(かんざいこ)の千枚田(高知県)”. 農林水産省. 2012年10月20日閲覧。
  11. ^ 集落活動センターとは|えいとここうち”. www.eitoko.jp. 2022年9月11日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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