水中処分員(すいちゅうしょぶんいん,Explosive Ordnance Disposal diver,EOD)は、アメリカ海軍や海上自衛隊の特技(兵科)のひとつである。本記事では海上自衛隊の水中処分員について記述する。なお。水中処分隊も参照のこと。
敷設された機雷や、海中で見つかった不発弾の処理が主な任務である。
海上自衛隊では水中処分員は重複可能な特技のひとつとされているため、隊員の中から志願者を選抜して育成する。
適切な判断力、俊敏な行動力で任務を果たして必ず帰還
幹部自衛官と曹士とで若干教育課程が異なるが、いずれの場合も海上自衛隊第1術科学校にて養成される。
海曹・海士の場合、最初に「海曹士専修科開式スクーバ課程」(約7週間)にて訓練を受ける。次に「海曹士特修科潜水課程」(約14週間)にて訓練を受ける。それから更に上級の課程である「専修科水中処分課程」(約12週間)を経て水中処分員となる。
幹部自衛官の場合は「開式スクーバ課程」が無く、「幹部特修科潜水課程」(約14週間)から始まる。その後は「専修科水中処分課程」(約12週間)を経て水中処分員となる。
その他、一部の装備品は特別警備隊と共通である。