こうほくまち 江北町 | |||||
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馬頭観音堂楠樹 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 佐賀県 | ||||
郡 | 杵島郡 | ||||
市町村コード | 41424-7 | ||||
法人番号 | 7000020414247 | ||||
面積 |
24.88km2 | ||||
総人口 |
9,508人 [編集] (推計人口、2025年1月1日) | ||||
人口密度 | 382人/km2 | ||||
隣接自治体 | 小城市、多久市、杵島郡大町町、白石町 | ||||
町の木 | モチノキ | ||||
町の花 | 水仙 | ||||
江北町役場 | |||||
町長 | 山田恭輔 | ||||
所在地 |
〒849-0592 佐賀県杵島郡江北町大字山口1651番地1号 北緯33度13分14秒 東経130度09分26秒 / 北緯33.22053度 東経130.15714度座標: 北緯33度13分14秒 東経130度09分26秒 / 北緯33.22053度 東経130.15714度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
江北町(こうほくまち)は、佐賀県の中央部に位置する町。杵島郡に属しており、県内地域区分では杵藤地域に属する[2][3]。鉄道や国道が分岐する交通の分岐点で知られる。
現存する佐賀県の市町村において江北町以外の「町」は「ちょう」と読むが、江北町のみ唯一「まち」と読む。
平均気温15.8度、平均降水量1,853mmで、平均の初霜は11月上旬、終霜は4月上旬で温暖な気候となっている。
町内は6大字が設置されている。
大字 | 面積/km2 | 世帯[* 1] | 人口[* 1] | 旧町村 | 位置 | 行政区 |
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上小田 | 3.74 | 730 | 2057 | 小田村 | 北西 | 石原・原宿・上区・観音下・新町・岳・仲町・ 浪花町・日の出町・平山町・鹿ノ口 |
下小田 | 2.28 | 202 | 722 | 小田村 | 西から南西 | 大西・南郷・東区 |
山口 | 7.81 | 770 | 2260 | 山口村 | 中央から北 | 白木・新宿・土元・西分・花祭・東分・門前 |
八町 | 2.60 | 180 | 667 | 山口村 | 南西 | 北区・中区・南区 |
惣領分 | 4.89 | 407 | 1492 | 佐留志村 | 東 | 江口・上惣・下惣・正徳・祖子分・馬場 |
佐留志 | 3.49 | 787 | 2317 | 佐留志村 | 中東から南 | 上分・下分・宿・野口・高砂 |
計 | 24.48 | 3076 | 9515 |
江北町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 江北町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 江北町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
江北町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
当初は杵島郡の合併協議会に参加していたが、新役場建設位置などを巡り破綻。当面は単独町制を維持する、としている。
2008年(平成20年)2月24日の町長選挙において新幹線建設反対を公約を掲げ、分岐駅機能が肥前山口駅(現在の江北駅)から武雄温泉駅に移ることになり町民には利益がない、と「新幹線建設反対こそが江北町の振興策である」と主張した田中源一が新幹線容認を唱えた新人候補の元県職員を破り5期目の当選を果たした。しかし、2007年(平成19年)12月16日に発表された、計画を推進する佐賀県・長崎県・JR九州による「三者合意」によって、2008年(平成20年)3月に着工認可され、4月に着工された。その際、田中町長は「新幹線は佐賀県にとって何のメリットもなく、無駄な公共事業」と発言している。
田中は2011年(平成23年)9月15日の町議会において2012年2月の町長選挙に6選を目指して出馬することを表明。新幹線について「県民が必要としていないものを震災のさなかに建設するのは疑問。政府与党には10年間の事業凍結を求めていく」と話し、改めて新幹線建設反対の立場を鮮明に示した。同選挙では田中以外の立候補者はなく、無投票での6選が決まった。
町長引退後も田中は機会を見ては建設反対もしくは事業の抜本的見直しを求める発言を繰り返し行っている。
他に、江北小学校に「こうちゃん」というイメージキャラクターがいる[6]。
全域が白石警察署の管轄下であり、町内には以下の交番が設置されている。
最寄り空港は佐賀空港(有明佐賀空港)。佐賀県内唯一の空港で、県や地元財界による空港利用促進策(運賃補助)の一環として、江北町内と同空港の間では乗合タクシーの利用が可能となっている(約50分、1,500円)。
また佐賀空港の就航路線以外の最寄り空港としては福岡空港があり、同空港と博多駅を結ぶ福岡市営地下鉄、あるいは同空港と佐賀駅を結ぶバスなどを介して江北町と連絡している。
町中心部に位置し、長崎本線と佐世保線の分岐駅である江北駅が町唯一の鉄道駅となっている。長崎本線の下りは鹿島市・太良町・長崎県諫早市などに通じる。長崎本線の上りは小城市・佐賀市・神埼市・吉野ヶ里町・鳥栖市に通じるほか、博多駅(福岡県福岡市)の特急が概ね1時間2本程度運行される。佐世保線は大町町・武雄市・有田町・長崎県佐世保市に通じるほか、武雄温泉駅で西九州新幹線と接続し長崎県長崎市方面に通じている。
江北駅は1895年に当時の山口村村域内に山口駅として開業し、1913年に山口市の山口駅との重複を避けるため肥前山口駅に改称され、以後、山口村が市町村合併により江北町となったのちも長年にわたり「肥前山口駅」の駅名を維持し続けたが、2022年9月23日に西九州新幹線が開業した際、町制施行70周年を機に現在の町名と同じ江北駅に改称された。
かつての肥前山口駅では長崎発着の列車と佐世保発着の列車の分割併合が数多く行われていたが、現在の江北駅は列車の分割併合はほぼなくなり、乗客の乗り換え駅となっている。
町内に高速道路は通っていない。町より北側・西側の位置を長崎自動車道が通っており、町の最寄りインターチェンジは佐賀方面は多久IC、長崎・佐世保方面は武雄北方ICである。