えもり とおる 江守 徹 | |||||||||||
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本名 | 加藤 徹夫(かとう てつお) | ||||||||||
生年月日 | 1944年1月25日(80歳) | ||||||||||
出生地 | 日本・東京都 | ||||||||||
身長 | 171 cm | ||||||||||
血液型 | A型 | ||||||||||
職業 | 俳優・演出家 | ||||||||||
活動期間 | 1963年 - | ||||||||||
活動内容 |
1962年:文学座研究所入所 1963年:『トスカ』で初舞台 1966年:文学座座員 1975年:『元禄太平記』 1989年:『社葬』 2000年:『葵 徳川三代』 2016年 - 2022年:文学座代表 | ||||||||||
配偶者 | 既婚 | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
舞台 『オセロー』/『ハムレット』 『アマデウス』/『マクベス』 『リチャード三世』/『リア王』 テレビドラマ 『元禄太平記』/『隠し目付参上』 『二本の桜』/『琉球の風』 『八代将軍吉宗』/『憲法はまだか』 『葵 徳川三代』/『坂の上の雲』 映画 『社葬』/『動天』 『おろしや国酔夢譚』/『マルタイの女』 アニメ映画 『さよなら銀河鉄道999』 『東京ゴッドファーザーズ』/『パプリカ』 | |||||||||||
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江守 徹(えもり とおる、本名:加藤 徹夫〈かとう てつお〉、1944年〈昭和19年〉1月25日 - )は、日本の俳優、タレント、ナレーター、劇作家、演出家、翻訳家。文学座所属。身長171cm[1]、体重75kg。血液型はA型。
芸名は、フランスの俳優・劇作家モリエールから。文学座に入所当時、文学座では同じ苗字を持つ二人の俳優がすでに演劇界に知られており(加藤和夫、加藤武)、加藤姓が多いため自身で芸名を考えたところ、はじめ「もりえるい」という芸名を思いついたが安直なため却下し、文字を分解した「えもり」、かつ本名の「徹」の字が入る「えもりとおる(江守徹)」という芸名をそのまま名乗ることにしたのが由来である[2]。
東京都新宿区出身[1]。出生前に父は戦死し、母・雪子の手で育てられる[3]。幼いころから映画館で上映されている映画に親しんだ。板橋区立志村第一中学校から東京都立北園高等学校へと進む[1]。同校で美術部・演劇部を掛け持ち、同級生に吉田日出子、出崎統がいる。
同高校卒業後、19歳で文学座に入る。映画好きであったため早くから俳優を志望しつつ、当時の東宝などの「ニューフェイス」という言葉は嫌悪していたところ、杉村春子や宇野重吉などが在籍する新劇俳優の道を知ったことが文学座へ入ったきっかけである。1963年に初舞台を踏んで以降、風貌と演技力が買われ、次第に頭角をあらわす。1980年以前も含めて数多の舞台に出演し、テレビや舞台において俳優・演出・台本などをこなす実力派俳優となった。特に実践から培われたシェイクスピアをはじめとする新劇論はかなり専門的である。
海外の戯曲の翻訳も手がけ、1991年には『魔笛』で初のオペラの演出を手掛けている[4]。このほか、数多くのテレビドラマ、映画予告編などでナレーションも行っている。
NHKのクイズ番組『連想ゲーム』といったバラエティ番組にも出演した。バラエティ番組では中尾彬と共演する機会が多く、番組内ではしばし険悪になり口論するのがお約束でもあったが、これらはあくまでもバラエティ向けに息を合わせた洒落であるらしく、中尾とは私生活で親密な付き合いがあるわけではなく、お互いの電話番号も知らない程度の間柄である[5]。
2007年2月末に軽度の脳梗塞で入院したが、翌月には「文学座設立70周年記念パーティー」に出席し、同年4月から仕事復帰を果たす。2016年には文学座の劇団代表に就任し[6]、1期6年の任期を務めて2022年に退任した[7]。
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