河合 隆裕(かわい たかひろ、1945年2月20日[1] - )は、日本の数学者。京都大学数理解析研究所名誉教授。専門は代数解析学、偏微分方程式、数理物理学。師は小松彦三郎と佐藤幹夫。愛知県出身。
佐藤幹夫、柏原正樹と共に代数解析学の基礎を築き上げ、超局所解析学、極大過剰決定系の理論を構築した。一連の代数解析学の仕事を終えた後は、佐藤、柏原とは違いより解析的なものに研究の対象を移し、超局所解析学を完全最急降下法や特異摂動法に応用し代数解析学の一つの主要な方法として確立するのに貢献した。現在は高階Painlevé方程式やストークス幾何学も研究している。