沼田 真佑(ぬまた しんすけ、1978年10月30日[1] - )は、日本の小説家。
北海道小樽市生まれ。親の転勤により神奈川県、千葉県、埼玉県と転じ[2]、中学校から福岡県福岡市で育つ。福岡大学附属大濠高等学校、西南学院大学商学部卒業。その後、岩手県盛岡市に在住[3]。
2017年、「影裏」で第122回文學界新人賞受賞してデビュー[4]。同作で第157回(2017年上半期)芥川龍之介賞受賞[5][6]。「影裏」に対して芥川賞選考委員の高樹のぶ子は、「(東日本大震災を題材としているが、)震災を前面に押し出した小説ではない。人間関係を書くことで、それを取り囲む自然の怖さに言及した」と評価している[7]。
2017年、「影裏」で第122回文學界新人賞受賞、第157回芥川龍之介賞受賞。
- 『影裏』(文藝春秋、2017年7月 / 文春文庫、2019年9月)
- 「影裏」 - 『文學界』2017年5月号
- 「廃屋の眺め」(文庫版のみ) - 『文學界』2017年9月号
- 「陶片」(文庫版のみ) - 『文學界』2019年1月号
- 『幻日/木山の話』(講談社、2023年12月)
- 「早春」 - 『群像』2019年9月号
- 「入船」 - 『群像』2020年8月号
- 「遡」 - 『群像』2021年2月号
- 「ブラスト」 - 『群像』2021年8月号
- 「日なた」 - 『群像』2022年2月号
- 「朝霧の」 - 『群像』2022年8月号
- 「カタリナ」 - 『群像』2023年1月号
- 「ながれも」 - 『群像』2023年7月号
- 「廃屋の眺め」 - 『文学2018』(講談社、2018年4月)
- 「茶会」 - 『水都眩光 幻想短篇アンソロジー』(文藝春秋、2023年9月)
- 「夭折の女子の顔」 - 『すばる』2018年1月号
- 「さくれぶる」 - 『すばる』2018年5月号
- 「茨の実」 - 『すばる』2020年5月号
- 「於浅虫」 - 『すばる』2021年4月号
- 「三脚の椅子」-『文學界』2024年4月号
- 「白き使者」 - 『文學界』2024年12月号
- 「盗癖」 - 『すばる』2017年8月号
- 「馬」 - 『すばる』2017年9月号
- 「わたしの楽園」 - 『群像』2017年11月号
- 「読書日録」 - 『すばる』2019年4月号 - 6月号
- 「世之介との約束」(吉田修一『続 横道世之介』書評) - 『文學界』2019年5月号
- 「近く、遠いまなざし」 - 『文學界』2020年2月号
- 「映画撮「影裏」話」 - 『文學界』2020年3月号
- 「アナザー・サイド・オブ」 - 『西日本新聞』2021年4月13日 - 6月25日
- 「ユア・ミラー」(松浦理英子『ヒカリ文集』書評)[8] - 『群像』2022年4月号
- 「本の名刺 幻日/木山の話」 - 『群像』2024年1月号
- 「文一の本棚 吉田健一『金沢|酒宴』」 - 『群像』2024年3月号
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1930年代 - 1950年代(第1回 - 第42回) |
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1960年代 - 1970年代(第43回 - 第82回) |
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1980年代 - 1990年代(第83回 - 第122回) |
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1980年代 |
- 第83回 該当作品なし
- 第84回 尾辻克彦「父が消えた」
- 第85回 吉行理恵「小さな貴婦人」
- 第86回 該当作品なし
- 第87回 該当作品なし
- 第88回 加藤幸子 「夢の壁」/ 唐十郎「佐川君からの手紙」
- 第89回 該当作品なし
- 第90回 笠原淳「杢二の世界」、高樹のぶ子「光抱く友よ」
- 第91回 該当作品なし
- 第92回 木崎さと子「青桐」
- 第93回 該当作品なし
- 第94回 米谷ふみ子「過越しの祭」
- 第95回 該当作品なし
- 第96回 該当作品なし
- 第97回 村田喜代子「鍋の中」
- 第98回 池澤夏樹「スティル・ライフ」/ 三浦清宏「長男の出家」
- 第99回 新井満 「尋ね人の時間」
- 第100回 南木佳士「ダイヤモンドダスト」/ 李良枝「由煕」
- 第101回 該当作品なし
- 第102回 大岡玲「表層生活」/瀧澤美恵子「ネコババのいる町で」
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1990年代 | |
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2000年代 - 2010年代(第123回 - 第162回) |
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2020年代 - 2030年代(第163回 - ) |
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