流蝋骨症 | |
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概要 | |
診療科 | リウマチ学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | M85.8 |
ICD-9-CM | 733.99 |
OMIM | 155950 |
DiseasesDB | 29229 |
MeSH | D008557 |
流蝋骨症(りゅうろうこつしょう、蝋滴様骨症、メロレオストーシス Melorheostosis)、は全身の骨が硬くなる病気の骨硬化性疾患のひとつ、限局性骨緻密症とも呼ばれる。 間葉系異形成のため骨皮質が緻密化・硬化し、肥厚する病態のこと。これは小児期に始まり、骨の肥厚が特徴である。 疼痛をしばしば合併する。またX線写真では"dripping candle wax"と呼ばれる所見がみられる[1]。有病率は100万人に1人とされる[2]。
流蝋骨症はX線写真で骨に「蝋を流した様な」[3]または 「蝋がしたたり落ちた様な」と言われる特徴的な骨の局所的な緻密化を示す。これは LEMD3 遺伝子の変異によるものと考えられている。
この疾患は進行性であり、加齢に伴い症状が出現しやすい。理学療法や鎮痛薬による治療が主となるが[4]、保存的治療が無効である場合、病変を切除することもある[5][6]。