獲得メダル | ||
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2017年 | ||
フィリピン | ||
柔道 | ||
グランドスラム | ||
銅 | 2017 パリ | 63kg級 |
銅 | 2018 デュッセルドルフ | 63kg級 |
アジア大会 | ||
銀 | 2018 ジャカルタ | 63kg級 |
アジアジュニア | ||
金 | 2014 香港 | 63kg級 |
アジアカデ | ||
銅 | 2012 海南島 | 63kg級 |
渡辺 聖未(渡邊 聖未[1]、わたなべ きよみ、 1996年8月25日- )は、フィリピンのセブ島出身の柔道選手。階級は63kg級[2]。父親は日本人、母親はフィリピン人。現在はアドヴィックスに勤めている。[3]。
フィリピンのセブ島で生まれ育つが、10歳の時に父親の出身地である山梨県の富士吉田市へ移った[3][4]。中学の時には相武館吉田道場の所属となった。相原中学1年の時には1年先輩の芳田司や内尾真子などと活躍して近代柔道杯で優勝を飾った[5]。
富士学苑高校へ進学すると、1年の時に全国高校選手権63kg級に出場するが、準々決勝で松商学園高校2年の津金恵に技ありで敗れて5位だった。グランドスラム・東京にもフィリピン代表で出場するが、初戦でカナダのケリタ・ズパンシックに敗れた[2]。2年の時にはインターハイで5位になった。グランドスラム・東京では2回戦で三井住友海上の阿部香菜に敗れた。アジアカデでは3位に入った。東南アジア競技大会では優勝を果たした[6]。3年のインターハイでは70kg級に出場して決勝まで進むが、東大阪大敬愛高校3年の池絵梨菜に有効で敗れた[7]。 アジア大会の63kg級では準々決勝で阿部香菜に敗れるなどして7位だった。グランドスラム・東京では初戦でアメリカのレイラニ・アキヤマに敗れた[2]。アジアジュニアでは優勝を飾った[6]。なお、高校の2年後輩には世界ジュニア57kg級チャンピオンの舟久保遥香がいた[8]。また、高校の監督である矢嵜雄大はフィリピン女子ナショナルチームの監督も兼任している[9]。
2015年には早稲田大学へ進学すると、1年の時には東南アジア競技大会で2連覇を達成した。世界選手権では初戦でオーストリアのヒルデ・ドレクスラーに一本負けした[2][3]。学生体重別では決勝で筑波大学2年の津金恵を大外刈の有効で破って、1年生ながら優勝を飾った。この際に、フィリピン代表としてリオデジャネイロオリンピック代表を目指すと語った[3][10]。世界ジュニアでは2回戦でイギリスの選手に敗れた。講道館杯では初戦でJR東日本の大住有加に腕挫十字固で敗れた[11]。
2年の時には優勝大会の3人制でチームの優勝に貢献したが、リオデジャネイロオリンピックには結局出場できなかった[2]。学生体重別では決勝で津金に内股の技ありで敗れて2連覇はならなかった[12]。2017年2月のグランドスラム・パリでは準決勝で地元フランスのクラリス・アグベニューに技ありで敗れるも3位となり、フィリピンの選手として初となるIJFワールド柔道ツアーでのメダルを獲得した[13]。続くヨーロッパオープン・オーバーヴァルトでは決勝で地元オーストリアのカトリン・ウンターヴルツァッハーに敗れて2位だった。なお、国際大会で結果を残してきたことにより、フィリピンオリンピック委員会から遠征費などの補助金が出るようになった[14]。
3年の時には優勝大会でチームの2連覇に貢献した[15]。アジアオープン・台北では優勝した[16]。東南アジア競技大会では3連覇を達成した[2]。世界選手権では3回戦でブラジルのケトレイン・クアドロスに逆転負けを喫した[17]。世界ランキング上位選手が集まるワールドマスターズでは初戦で鍋倉那美に横四方固で敗れた[2]。グランドスラム・デュッセルドルフでは準々決勝でモンゴルの選手に敗れるも、その後の3位決定戦でクアドロスを破って3位となった[18]。
4年の時には優勝大会でチームの3連覇に貢献した[19]。アジア大会では決勝で鍋倉に合技で敗れるも、2位になった[20]。世界選手権では2回戦でスペインの選手に敗れた[21]。その直後の学生体重別では3回戦で敗れた[22]。グランドスラム・大阪では2回戦で能智亜衣美に逆転負けを喫した[23]。
2019年からはアドヴィックスの所属となった。東京で開催された世界選手権では3回戦で敗れた[24]
2021年の東京オリンピックには大陸枠で出場権を確保した[25]。開会式ではボクシングのユミル・マルシアルと共にフィリピン選手団の旗手を務め、7月27日に日本武道館で開催された女子63kg級では初戦で敗れた[26]。
IJF世界ランキングは1506ポイント獲得で41位(21/6/28現在)[27]。
(出典JudoInside.com)。