無敵の人 | |
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ジャンル | 麻雀漫画 |
漫画 | |
作者 | 甲斐谷忍 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊少年マガジン マガジンポケット |
レーベル | 講談社コミックス |
発表号 | 2016年4・5合併号 - 28号 |
巻数 | 全4巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | プロジェクト:漫画 |
ポータル | Portal:漫画 |
『無敵の人』(むてきのひと)は、甲斐谷忍による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)2016年4・5合併号(2015年12月22日発売)[1][2]から2016年28号(2016年6月8日発売)まで連載され、2016年6月15日よりスマートフォンアプリ配信(ウェブコミック配信)である『マガジンポケット』に移籍。
監修には最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロ麻雀士張敏賢が就いている[2][3]。
甲斐谷忍が講談社雑誌に登場するのは本作が初であり[3]、『翠山ポリスギャング』以来22年ぶりの少年漫画となる。『週刊少年マガジン』としても『哲也-雀聖と呼ばれた男』以来、10年ぶりとなる麻雀漫画の掲載となる[1][2]。
甲斐谷は編集部内の連載決定コンペに参加し、圧倒的支持を得て勝ち抜いて、本作を連載を勝ち取っている[4]。週刊少年マガジン編集部のコメントでは、麻雀を知らない人にも楽しめる作品となっているとのこと[4]。
初回は巻頭カラー付きの計67ページで掲載された[1]。
![]() | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
園川順平は、掃除業社のアルバイター。順平自身もプレイ経験のある人気のオンライン麻雀ゲーム「雀仙(ジャンせん)」を運営するブイライン社のビルを清掃していたところ、「雀仙」でイカサマをしていると見なされたプレーヤー「M」の存在を知る[4]。Mは「運7実力3」といわれる麻雀において、Mは3位以下になったことがなく、ごく短期間でゲーム内順位最高位の「雀仙位」を獲得していたのだった[4]。「Mの正体を確認し、イカサマの証拠をつかんだら、ボーナス支給/正社員としての雇用」に釣られ、順平はMを捜すことにした。
偶然、ファミレスで「雀仙」をプレイしている少年を見つけた順平は、そのプレイ内容から少年がM本人だと判断。Mの正体が事故で感情を失った代わりに驚異的な記憶力を得た少年邑田瑞樹であることを知る。Mこと瑞樹の強さの秘密は、対戦する全プレイヤーの過去の打ち筋を観戦し記憶することで各プレイヤーの「癖(へき)」を把握し、手牌を読めることにあった。順平は「Mの正体」と「Mはイカサマをしていない」ことをブイライン社に報告し正社員として雇用されるが、ブイライン社の社長から“無理難題”を吹っ掛けられることになる[3][2]。
まずは、「雀仙」で八段位を持つプレイヤーたちとの実際に牌を使っての公開麻雀であった。心配する順平をよそに瑞樹はあっさり承諾。八段位3人は通しを行い、互いの待ち牌などの情報を融通しており、当初はMも下位に沈んだ。しかし、これはプレイヤー3人がハンドル名本人であるかを確認するためであり、3人の「癖」を見抜いていたMはあっさり逆転し独走する。
続いて、雀仙8人による歴代「雀仙」最強決定トーナメントが開催され、強敵となるトーカンにも勝ち、瑞樹は優勝する。
雀仙最強となった瑞樹に、現実のプロ麻雀界から挑戦の声がかかる。
ブイライン社が運営するオンライン麻雀ゲーム。
「雀仙」ではプレイヤーの勝敗によって段位を設定しており、その最高位が「雀仙」位である。通常は1万局対戦しても8段を獲得するのが困難であるが、Mはわずか320局で雀仙位を獲得した。このことからもMのイカサマを疑うプレイヤーは多い。Mと運営が共謀していると考えているプレイヤーも少なからず存在し、運営であるブイライン社の社長は顧客離れを憂いて、Mのイカサマの証拠、あるいはイカサマでないと多くのプレイヤーが納得する証拠を探させている。
Mは第10代。ハンドルネームの後ろは雀仙位獲得までの戦局数。