メタルヒーローシリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第9作 | 特警 ウインスペクター |
1990年2月 - 1991年1月 |
第10作 | 特救指令 ソルブレイン |
1991年1月 - 1992年1月 |
第11作 | 特捜 エクシードラフト |
1992年2月 - 1993年1月 |
特救指令ソルブレイン | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 杉村升 他 |
監督 | 蓑輪雅夫 他 |
出演者 | |
声の出演 | |
ナレーター | 桑原たけし |
音楽 | 瑞木薫 |
オープニング |
「特救指令ソルブレイン」 歌:宮内タカユキ |
エンディング |
「愛に抱かれて」 歌:宮内タカユキ |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送局 | テレビ朝日系列 |
音声形式 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1991年1月20日 - 1992年1月26日 |
放送時間 | 日曜 8:00 - 8:30 |
放送枠 | メタルヒーローシリーズ |
放送分 | 30分 |
回数 | 全53 |
特記事項: 「メタルヒーローシリーズ」第10作および「レスキューポリスシリーズ」第2作 |
『特救指令ソルブレイン』(とっきゅうしれいソルブレイン)は、1991年1月20日から1992年1月26日までテレビ朝日系列で、毎週日曜8時 - 8時30分(JST)に全53話が放送された東映制作の特撮テレビドラマ。
「メタルヒーローシリーズ」の第10作目。前作の『特警ウインスペクター』に次ぐレスキューポリスシリーズの第2作である本作品は、『ウインスペクター』の続編として制作された作品[出典 1]。前作のレギュラーであった正木本部長が引き続き登場したり、番組中盤にて『ウインスペクター』のメンバーがゲスト出演するなどといった展開が見られ、番組後半からは『ウインスペクター』の主人公であった香川竜馬がセミレギュラーとして再登場した[1][3]。
設定面では前作の基本的な部分を踏襲しつつ、女性キャラクターを追加してのメンバーごとの役割の分化やよりリアル感のある強化スーツや装備のデザイン、大型救助母艦の導入など、新たな要素を導入していく試みがなされている[1][3]。演出面では、ソルドーザーのクローラー変形時のアニメーションにCGが導入されている[1][3]。
その一方でドラマ面は前作以上に刑事ドラマとしてのカラーが強まることとなり、「命だけでなく人の心も救う」と設定され[出典 2]、犯罪者側の背景や動機が重視されているため[5]、戦闘よりも事件の捜査に割かれる時間が長い。犯人や被害者が死亡したり、また本来はごく普通の市民でありながら、悪人あるいは社会的事情によって追い詰められ止むに止まれず罪を犯して逮捕される[ep 1]など、悲劇的な結末を迎えるエピソードも多い。最終話ではハッピーエンドとは言い難い結末を迎え、本作品のドラマ性を象徴するものとなった[出典 3]。
犯罪が高度化した時代。人の命と心を救うために、自らの青春を賭けて立ちあがった若者たちがいた。それが特装救急警察である!(オープニングナレーションより)
警視庁特別救急警察隊ウインスペクターはICPOの要請を受け海外にその活動の場を移した。ウインスペクター本部長・正木俊介は、かつての事件を教訓にし人の命を犯罪から救うだけでなく、犯罪者の心をも救うための新たなレスキューポリスを誕生させた。それが特装救急警察ソルブレイン(略称SRS)である。
西尾 大樹 | |
---|---|
身長 | 185 cm[6] |
体重 | 70 kg[6] |
ソルブレイバー SOLBRAVER[7] | |
身長 | 195 cm[6] |
体重 | 120 kg[6] |
ジャンプ力 | 50 m[8] |
走行速度 | 秒速40 m(フルパワー時)[8] |
樋口 玲子 | |
---|---|
身長 | 175 cm[13] |
体重 | 50 kg[13] |
ソルジャンヌ SOLJEANNE[14] | |
身長 | 180 cm[13] |
体重 | 60 kg[13] |
ソルドーザー SOLDOZER[15] | |
---|---|
身長 | 2,190 mm[16] |
重量 | 2 t[16] |
走力 | 1.5 - 2 km/h[16] |
出力 | 3,800馬力 |
ドーザークローラー DOZERCRAWLER[15] | |
全高 | 910 mm[17] |
全長 | 1,800 mm[17] |
全幅 | 1,010 mm[17] |
香川竜馬 | |
---|---|
身長 | 187 cm[21] |
体重 | 70 kg[21] |
ナイトファイヤー KNIGHT FIRE[14] | |
身長 | 197 cm[21] |
体重 | 118 kg[21] |
ジャンプ力 | 50 m[21] |
ソルギャロップ | |
---|---|
全高 | 1,370 mm[29] |
全長 | 4,030 mm[29] |
全幅 | 1,760 mm[29] |
総重量 | 1,550 kg[29] |
ソルドレッカー | |
---|---|
全高 | 2,400 mm[32] |
全長 | 4,750 mm[32] |
全幅 | 1,950 mm[32] |
総重量 | 2,000 kg[32] |
ソリッドステイツ-I | |
---|---|
全長 | 30 m[33] |
総重量 | 12,000 t[33] |
最高走行速度 | 80 km/h[33][34] |
最高飛行速度 | 980 km/h[33][34] |
主演の中山幸一は本作品が初主演であり、番組終了後のインタビューでは慣れる前に終わってしまったと述べている[37]。前作主人公である香川竜馬の登場については、やりづらさを感じることはなく演じる山下優が入って楽しくなったと述べており、山下も前作では同性・同年代の共演者がいなかったため、本作品では中山がいることで安心感を得ていたと語っている[37]。
※各話のゲストについては放映リストを参照。
脚本陣には前作に引き続いて杉村升・高久進・宮下隼一ら刑事ドラマにも多数関与している面々、それに扇澤延男らが名を連ねている。
演出陣は前作から引き続き小西通雄・小笠原猛・三ツ村鐵治のほか、堀長文プロデューサーと長い付き合いの蓑輪雅夫が、シリーズ初参加ながらパイロット監督を務め上げた。またこれらベテランに混じり、本作品では石田秀範が当時29歳の若さで監督デビューを果たしている。
音楽担当には前々作より挿入歌の作曲として関わってきた瑞木薫を起用[42]。東映の特撮テレビシリーズの劇伴作曲家としては初の女性作家の登板となった。
キャラクターデザインには、クレジットされている篠原保[43]のほか、同じくクラウドの伊藤淳も参加している[44]。
視聴率は前作と比べると平均12.2%[47]と若干下がり、玩具販売においては前作比60%[48]と苦戦を余儀なくされ結果、ゲスト出演を経てのファイヤーのレギュラー化[49]、SS-I の活躍シーンの縮小など後半での変化をもたらすこととなった。
放送日 | 放送回 | サブタイトル | ゲスト登場人物、使用メカなど | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1991年 | 1月20日1 | 東京上空SOS | 杉村升 | 蓑輪雅夫 | |
1月27日 | 2 | 爆襲エスパー姉妹 | |||
2月 | 3日3 | 父は天使か怪物か | 小西通雄 | ||
2月10日 | 4 | 夢のゲームソフト | |||
2月17日 | 5 | 怪人がくれた勇気 | 増田貴彦 | 小笠原猛 | |
2月24日 | 6 | バクダンと落語家 | 扇澤延男 | ||
3月 | 3日7 | 人間再生マシーン | 鷺山京子 | 三ツ村鐵治 | |
3月10日 | 8 | 消えた強化スーツ | 山田隆司 | ||
3月17日 | 9 | 父と娘の赤い絆 | 宮下隼一 | 小西通雄 | |
3月24日 | 10 | わしら純情放火団 | 扇澤延男 | ||
3月31日 | 11 | 愛と復讐の挽歌 | 増田貴彦 | 小笠原猛 | |
4月 | 7日12 | 誕生!新ドーザー | 杉村升 | ||
4月14日 | 13 | 殺人プレイバック | 新井清 | ||
4月21日 | 14 | 愛を呼ぶ銃弾 | 山田隆司 | ||
4月28日 | 15 | 人形は平和の使者 | 高久進 | 小西通雄 | |
5月 | 5日16 | 母艦 |
杉村升 | ||
5月12日 | 17 | 手錠のままの脱走 | 宮下隼一 | 小笠原猛 | |
5月19日 | 18 | 明日へ走る自転車 | 鷺山京子 | ||
5月26日 | 19 | 亀ちゃんと探偵娘 | 扇澤延男 | 石田秀範 | |
6月 | 2日20 | 涙の手錠を打て! | 山田隆司 | ||
6月 | 9日21 | 帰って来た |
杉村升 | 三ツ村鐵治 | |
6月16日 | 22 | 非情のファイヤー(PART-II) | |||
6月23日 | 23 | 竜馬から大樹へ!(PART-III) |
| ||
6月30日 | 24 | オオタカを救え! | 高久進 | 小西通雄 | |
7月 | 7日25 | 巨大母艦応答せよ | 杉村升 | 小笠原猛 | |
7月14日 | 26 | 罠をしかけた刑事 | 扇澤延男 | 小西通雄 | |
7月21日 | 27 | お話し植物の秘密 | 鷺山京子 | 小笠原猛 | |
7月28日 | 28 | 急げ!命の母艦 | 杉村升 | 三ツ村鐵治 | |
8月 | 4日29 | 子供帝国の反乱 | 山田隆司 | ||
8月11日 | 30 | 神様はつらいよ | 扇澤延男 | 小西通雄 | |
8月18日 | 31 | 彼女は夢の未来 |
|||
8月25日 | 32 | 警官殺人を追え! | 高久進 | 小笠原猛 | |
9月 | 1日33 | 勇者が涙を流す時 | 宮下隼一 | ||
9月 | 8日34 | 杉村升 | 小西通雄 | ||
9月15日 | 35 | ||||
9月22日 | 36 | 誘拐犯は隊長! | 三ツ村鐵治 | ||
9月29日 | 37 | 哀しいヒットマン | 宮下隼一 | ||
10月 | 6日38 | 死をささやく悪霊 | 高久進 | 小笠原猛 | |
10月13日 | 39 | 夢を届けた宇宙人 | 鷺山京子 | ||
10月20日 | 40 | 杉村升 | 三ツ村鐵治 | ||
10月27日 | 41 | 激突!高速マシン | 増田貴彦 | ||
[注釈 8]11月10日 | 42 | グラブに誓う復讐 | 宮下隼一 鈴木康之 |
小西通雄 | |
11月17日 | 43 | 二つの顔を持つ女 | 杉村升 | ||
11月24日 | 44 | コソ泥と老博士 | 扇澤延男 | 小笠原猛 | |
12月 | 1日45 | 標的は小さな証人 | 宮下隼一 鈴木康之 | ||
12月 | 8日46 | 天才瞬間製造器 | 杉村升 | 三ツ村鐵治 | |
12月15日 | 47 | 脱線!占い捜査隊 | 扇澤延男 | ||
12月22日 | 48 | 今日もいないパパ | 鷺山京子 | 小西通雄 | |
12月29日 | 49 | 大好き!悪い子 | 杉村升 浅附明子 | ||
1992年 | 1月 5日50 | 希望を生んだ魔犬 | 石山真弓 宮下隼一 |
小笠原猛 | |
1月12日 | 51 | 特救・解散命令! | 杉村升 | ||
1月19日 | 52 | 特救・爆破命令! | 小西通雄 | ||
1月26日 | 53 | また逢う日まで |
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 | 1991年9月まで[注釈 9] |
青森朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1991年10月開局から | |
岩手県 | 岩手放送 | TBS系列 | |
宮城県 | 東日本放送 | テレビ朝日系列 | |
秋田県 | 秋田放送 | 日本テレビ系列 | |
山形県 | 山形放送 | ||
福島県 | 福島放送 | テレビ朝日系列 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | ||
長野県 | テレビ信州 | 日本テレビ系列 | 1991年3月まで |
長野朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1991年4月開局から | |
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | |
静岡県 | 静岡けんみんテレビ | テレビ朝日系列 | |
石川県 | 石川テレビ | フジテレビ系列 | 1991年9月まで |
北陸朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1991年10月開局から | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
中京広域圏 | 名古屋テレビ | テレビ朝日系列 | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | [注釈 10] | |
島根県 鳥取県 |
山陰放送 | TBS系列 | |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | |
山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 | |
香川県 岡山県 |
瀬戸内海放送 | テレビ朝日系列 | |
愛媛県 | テレビ愛媛 | フジテレビ系列 | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | ||
熊本県 | 熊本朝日放送 | ||
大分県 | テレビ大分 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
[注釈 11] |
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
鹿児島県 | 鹿児島放送 | テレビ朝日系列 |
特記のない限り、いずれも発売元は東映ビデオ。
テレビ朝日系 日曜8:00 - 8:30 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
特警ウインスペクター
(1990年2月4日 - 1991年1月13日) |
特救指令ソルブレイン
(1991年1月20日 - 1992年1月26日) |
特捜エクシードラフト
(1992年2月2日 - 1993年1月24日) |