いなわしろまち ![]() 猪苗代町 | |||||
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国 |
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地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 福島県 | ||||
郡 | 耶麻郡 | ||||
市町村コード | 07408-0 | ||||
法人番号 | 1000020074080 | ||||
面積 |
394.85km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
12,352人 [編集] (推計人口、2025年1月1日) | ||||
人口密度 | 31.3人/km2 | ||||
隣接自治体 |
福島市、二本松市、郡山市、会津若松市、耶麻郡磐梯町、北塩原村 山形県米沢市 | ||||
町の木 | ナナカマド | ||||
町の花 | サギソウ | ||||
町の鳥 | ハクチョウ | ||||
猪苗代町役場 | |||||
町長 | 二瓶盛一 | ||||
所在地 |
〒969-3192 福島県耶麻郡猪苗代町字城南100番地 北緯37度33分28秒 東経140度06分17秒 / 北緯37.55778度 東経140.10481度座標: 北緯37度33分28秒 東経140度06分17秒 / 北緯37.55778度 東経140.10481度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
猪苗代町(いなわしろまち)は、福島県の会津地方に位置し、耶麻郡に属する町。
猪苗代湖の北岸に面し、東西北の三方を会津磐梯山をはじめとする山々に囲まれた自然豊かな町[2]。日本海式気候で、冬は積雪1~2mとなる[2]。医師であり世界的な細菌学者の野口英世の生誕地としても知られる。
近代に入り、猪苗代湖畔に皇族の別邸が建てられて以来、リゾート地として賑わいを見せている。特に昭和天皇と香淳皇后が新婚旅行先として猪苗代町に訪れてからは、一般にも広く知れ渡るようになった。猪苗代湖の湖水浴やスキーが代表的な観光である。
特産品は、米の生産調整対策に伴う転作作物としてのそばをはじめ、磐梯トマト、七ツ森牛乳、磐梯黄金みそ、あげまんじゅう、笹だんご、ふなの甘露煮、山菜加工品、湯の華、中ノ沢こけし、つる細工、清酒などである[2]。
北西に磐梯山がそびえ、南には猪苗代湖を湛える。活火山を3つも抱える珍しい自治体である。
寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。
猪苗代(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 10.8 (51.4) |
15.7 (60.3) |
20.2 (68.4) |
26.8 (80.2) |
30.7 (87.3) |
31.5 (88.7) |
33.9 (93) |
34.2 (93.6) |
32.2 (90) |
27.1 (80.8) |
22.6 (72.7) |
17.3 (63.1) |
34.2 (93.6) |
平均最高気温 °C (°F) | 1.1 (34) |
2.0 (35.6) |
6.1 (43) |
13.5 (56.3) |
19.5 (67.1) |
22.9 (73.2) |
26.3 (79.3) |
27.7 (81.9) |
23.3 (73.9) |
17.2 (63) |
10.9 (51.6) |
4.1 (39.4) |
14.5 (58.1) |
日平均気温 °C (°F) | −2.1 (28.2) |
−1.7 (28.9) |
1.6 (34.9) |
7.9 (46.2) |
13.9 (57) |
18.1 (64.6) |
21.7 (71.1) |
22.7 (72.9) |
18.6 (65.5) |
12.4 (54.3) |
6.2 (43.2) |
0.7 (33.3) |
10.0 (50) |
平均最低気温 °C (°F) | −5.5 (22.1) |
−5.8 (21.6) |
−2.7 (27.1) |
2.6 (36.7) |
8.4 (47.1) |
13.9 (57) |
18.0 (64.4) |
18.7 (65.7) |
14.6 (58.3) |
8.1 (46.6) |
2.1 (35.8) |
−2.5 (27.5) |
5.8 (42.4) |
最低気温記録 °C (°F) | −16.8 (1.8) |
−17.5 (0.5) |
−14.7 (5.5) |
−7.8 (18) |
−1.1 (30) |
4.6 (40.3) |
8.0 (46.4) |
10.0 (50) |
3.3 (37.9) |
−1.9 (28.6) |
−9.6 (14.7) |
−16.4 (2.5) |
−17.5 (0.5) |
降水量 mm (inch) | 72.0 (2.835) |
53.5 (2.106) |
69.3 (2.728) |
74.9 (2.949) |
86.5 (3.406) |
123.4 (4.858) |
206.6 (8.134) |
142.9 (5.626) |
132.2 (5.205) |
119.6 (4.709) |
89.3 (3.516) |
92.7 (3.65) |
1,263 (49.724) |
降雪量 cm (inch) | 203 (79.9) |
172 (67.7) |
101 (39.8) |
11 (4.3) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
14 (5.5) |
129 (50.8) |
627 (246.9) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 15.6 | 13.1 | 13.7 | 11.0 | 10.9 | 11.4 | 13.9 | 11.2 | 11.9 | 11.8 | 13.1 | 16.1 | 153.7 |
平均月間日照時間 | 84.5 | 96.5 | 137.7 | 169.9 | 198.2 | 156.5 | 144.9 | 182.6 | 135.5 | 132.8 | 113.4 | 82.3 | 1,627.6 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[3] |
猪苗代町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
この他、福島県立富岡高等学校国際スポーツ科のサテライトキャンパスが猪苗代高校に間借りする形で設置されている。
猪苗代町は、福島県中通り地方と会津地方を結ぶ主要街道の中継地点として古来より交通の要衝として戦略上重要視されてきた。現在も福島市・郡山市と会津若松市の中間地点、また観光地裏磐梯への玄関口として交通上重要な役割を果たしている地域である。
猪苗代町では冬季国体やフリースタイルスキー世界選手権など特にウィンタースポーツの大会が多く開催されており「ウィンタースポーツの聖地」と呼ばれている[5]。
2009年にフリースタイルスキー世界選手権が猪苗代町で開催されたが、開催までには紆余曲折があった。契約書を全く理解せずに誘致するという組織委員会の不手際等で、当初の財務計画5億7900万円をはるかに超える21億円以上の予算となることが発覚した。開催地である猪苗代町の負担は財政的にも不可能であり、福島県に差分を補填してもらう以外に手段は無かった。非常に難しい情勢であったが、大会は予定通り3月2日から3月8日まで行われ、上村愛子が2個の金メダルを獲得するなど話題を集めた。(2009年フリースタイルスキー世界選手権参照)
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二本松市 | ||
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