真空ダイヤグラム Vacuum Diagrams | ||
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著者 | スティーヴン・バクスター | |
発行日 | 1997年(Voyager / UK) | |
発行元 | ハーパーコリンズ | |
ジャンル | SF小説 | |
国 | イギリス | |
言語 | 英語 | |
形態 | 文学作品 | |
前作 | Ring | |
次作 | Reality Dust | |
コード | OCLC 37126918 | |
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『真空ダイヤグラム』(しんくうダイヤグラム、英: Vacuum Diagrams)は、英国の作家スティーヴン・バクスターによるSF小説短編集。この短編集は『ジーリー・クロニクル』の各長編を結び付け、ジーリーたちと人類の最後の歴史までを示している。各短編小説はそれぞれ独立しているが、各短編の間に「イヴ」という謎の女性の視点からの幕間が挿入される。冒頭の「プロローグ:イヴ」から始まり、各「時代」の間に発生する短い幕間で「イブ」が次の短編を軽く説明し、最後に「イヴ」自身の物語に戻る。『真空ダイヤグラム』は、1999年にフィリップ・K・ディック賞を受賞した[1]。
短編集の最後には『ジーリー・クロニクル』の年表が提供されている。サイクル(1997年まで)のすべての短編小説と長編が記録され、各物語の注目すべき出来事が記載されている。
表題作である「真空ダイアグラム」は、この短編集の15番目の短編である。1990年に Interzone 誌で最初に掲載された。「真空ダイヤグラム」というタイトルは、宇宙における不確定性原理の違反と再主張を指す。西暦21124年に設定されているこの物語は、主人公がジーリーとして知られる銀河規模の建築者が作った構造物の上に、人類がテラフォーミングする試みと失敗に関する物語である。
短編集には雑誌掲載作が含まれている。
日本語版がある[2] 。