石田 衣良 (いしだ いら) | |
---|---|
| |
誕生 |
1960年3月28日(64歳) ![]() |
職業 | 作家 |
国籍 |
![]() |
活動期間 | 1997年 - |
ジャンル | 小説・随筆 |
代表作 |
『池袋ウエストゲートパーク』(IWGP)シリーズ(1997年~) 『娼年』(2001年) 『4TEEN』(2004年) 『北斗 ある殺人者の回心』(2012年) |
主な受賞歴 |
オール讀物推理小説新人賞(1997年) 直木三十五賞(2003年) 島清恋愛文学賞(2006年) 中央公論文芸賞(2013年) |
デビュー作 | 『池袋ウエストゲートパーク』(1997年) |
配偶者 | あり |
子供 | あり |
![]() |
石田 衣良(いしだ いら、1960年3月28日[1] - )は、日本の小説家。本名は石平 庄一(いしだいら しょういち)[2]。ペンネームの由来は本名「 (いしだいら)」を分割したもの[3]。
1960年生まれ。東京都江戸川区出身[4]。姉が2人いる[要出典]。子どものころから本を読むことが好きで、図書館から朝に借りた本を夕方返しに行き、また別の本を借りるということを毎日繰り返していた[4]。特に好きであったのはハヤカワ文庫や東京創元社のSF・ミステリで、アーサー・C・クラークやアイザック・アシモフが好きだったという[5]。
東京都立両国高校を経て、1984年に成蹊大学経済学部を卒業[2][6]。その後はフリーター生活を送っていたが、母親の他界をきっかけに就職を決意し[5]、広告制作プロダクション・広告代理店にコピーライターとして勤務した後、33歳の時にフリーのコピーライターとなる。
36歳の時に小説家になることを決意し[5]、数々の新人賞に応募。1997年、それまで応募したことのなかったミステリーの賞に応募したところ、第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。そのデビュー作が「池袋ウエストゲートパーク」である。以後、『4TEEN フォーティーン』で第129回(2003年上半期)直木賞を、2006年、『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞を受賞する。同年、映画『LOVE MY LIFE』に出演した。
時事問題や社会的に問題となった事件などに触発されて執筆を決意することが多く、『うつくしい子ども』は神戸連続児童殺傷事件が、『約束』は大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件が、『ブルータワー』はアメリカ同時多発テロ事件が、それぞれ執筆のきっかけとなっている[5]。
2013年8月、雷田四位(らいだしい)というペンネームを使って初の電子書籍限定書き下ろしライトノベル作品『SAKASHIMA -東島進駐官養成高校の決闘』を小説投稿サイト「E★エブリスタ」で9月11日から半年間連載することを発表した[7][8]。
2015年、有料メルマガを配信する「夜間飛行」より、月2回、第2・4金曜日に小説やエッセイなどを配信するウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊[9]。
石田自身のアピールエピソードによれば、日頃の言動に対しては、朴訥、力まない、冷めた、気取った、と様々な評価があり、好みが分かれるという。書くテーマは幅広いが、中でも女性の書き方については定評があるという意見があると述べている[10]。
映画「君の名は。」に対して、「(監督の新海誠は)楽しい恋愛を高校時代にしたことがないんじゃないですか。それがテーマとして架空のまま、生涯のテーマとして活きている。青春時代の憧れを理想郷として追体験して白昼夢のようなものを作り出していく、恋愛しない人の恋愛小説のパターンなんです」という批評をNEWSポストセブンの記事に掲載した。これは新海の目に留まり、「なぜ面識もない方に僕の人生経験の有無や生の実感まで透視するような物言いをされなければならないのか…笑」と反論された[11]。
外伝の「赤・黒」以外は、単行本が文藝春秋から、文庫本が文春文庫から刊行されている。
「」内が石田衣良の作品