硫酸銅(I)(りゅうさんどう いち、英名 copper(I) sulfate または cuprous sulfate、化学式Cu2SO4)は、銅(I)イオンと硫酸イオンのイオン化合物である。
酸化銅(I) と硫酸ジメチルとの反応などで得られ、水分や熱により、容易に単体銅と硫酸銅(II)とに不均化する[1]。
複数の合成法がある。[要出典]
- 酸化銅(I) と硫酸ジメチルを160℃の条件下で反応させる。この時、ジメチルエーテルとジエチルエーテルが副生する。
- 水酸化ナトリウムによる塩基性条件下で、還元剤である亜硫酸水素ナトリウムを用いて硫酸銅(II)を還元する。
- 実験室ではこの方法が用いられる。
- 金属銅と濃硫酸を180〜220℃で反応させても得られる。