『碧の幻想』 | ||||
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ルネッサンス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1978年11月 - 1979年2月 ロンドン Maison Rouge Studios[1] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、シンフォニック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
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プロデュース | デヴィッド・ヘンツェル | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ルネッサンス アルバム 年表 | ||||
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『碧の幻想』(あおのげんそう、原題:Azure d'Or)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ルネッサンスが1979年に発表した9作目のスタジオ・アルバム。アニー・ハズラム加入後としては7作目に当たる。
前作『四季』(1978年)に引き続き、デヴィッド・ヘンツェルがプロデューサーおよびレコーディング・エンジニアを務めた[4]。音作りに関しては、以前の作品と比べてシンセサイザーの比重が高まっている[1]。
アメリカのBillboard 200では最高125位に終わり、『運命のカード』(1974年)以降のアルバムとしては初めて、全米トップ100入りを逃す結果となった[3]。イギリスでは前作『四季』(1978年)に続く自身2作目の全英トップ100アルバムとなり、1979年6月2日付の全英アルバムチャートで73位を記録したが、翌週にはトップ100圏外に落ちた[2]。本作リリース後の1980年、ジョン・タウトとテレンス・サリヴァンがバンドを脱退し、ワーナー・ブラザース/サイアーとの契約も失って、ルネッサンスは一時的に解散状態となる[5]。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け、以前よりも各楽器の演奏に比重が置かれた音楽性に関して「必ずしもすべてが興味深いわけではなく、バンドの音楽性の焦点を幾分変えてしまっている」と批判する一方、「全体的なサウンドは、なおも説得力があり、"The Flood at Lyons"のように、音楽がハズラムの精力的な歌と一体になった曲は、息をのむような結果となっている」と評している[1]。
特記なき楽曲はベティ・サッチャーとマイケル・ダンフォードの共作。8.はインストゥルメンタル。