福井駅 | |
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ふくい Fukui | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細) ハピラインふくい(駅詳細) えちぜん鉄道(駅詳細) 福井鉄道(福井駅停留場・駅詳細) |
福井駅(ふくいえき)は、福井県福井市中央一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・ハピラインふくい・えちぜん鉄道の駅である。
福井市の代表駅。JR西日本の北陸新幹線・ハピラインふくいのハピラインふくい線・えちぜん鉄道の勝山永平寺線が乗り入れており、勝山永平寺線の起点である。ハピラインふくいの駅には隣の越前花堂駅から分岐するJR西日本の越美北線(愛称:九頭竜線)の列車が、えちぜん鉄道の駅には2駅隣の福井口駅から分岐する三国芦原線の列車がそれぞれ乗り入れており、事実上5路線の列車が利用可能である。
本項では隣接する福井鉄道福武線の福井駅停留場(ふくいえきていりゅうじょう)についても扱う。福井駅停留場はハピラインふくい線側の西口(福井城址口)広場に乗り入れており、福武線支線の終点駅となっている。
またハピラインふくい、えちぜん鉄道、福井鉄道の3社は何れも福井県内の地方公共団体と各種の団体等が関連する第三セクターである。
JR西日本 福井駅 | |
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北陸新幹線A改札(2024年3月) | |
ふくい Fukui | |
◄芦原温泉 (18.0 km) (19.0 km) 越前たけふ► | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目3214番地 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■北陸新幹線 |
キロ程 |
421.4 km(高崎起点) 東京から526.6 km |
電報略号 | フイ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 2024年(令和6年)3月16日 |
備考 |
2005年6月に建設が開始され[52]、2009年2月にホーム以北800メートル分が完成した[53]。県庁所在地の駅にもかかわらず通過線や待避線のない島式ホーム1面2線のみの構造である[54][55]。これは当新幹線駅開業時点のフル規格の全国103駅において、全国最小の設備数[56][注釈 1]であり、日本一幅狭の途中駅でもある。
ホーム長は312mで[55]、12両編成のE7系・W7系が停車できる構造となっている[55]。
国鉄時代の計画では在来線上部を含む3階の2面4線だったが、「過剰設備」との非難から1面2線に縮小、さらにその後、福井駅に接続する当時の京福電気鉄道(えちぜん鉄道の前身)の駅の上部に建設する計画となった。[57]
しかし、従来の景観問題に加え京福の複数の衝突事故と存続廃止問題で3階建て構造が実現出来ずに、最終的には東側の2階建てに変更され、新幹線が在来線とえちぜん鉄道に挟まれる窮屈な配置になった。
またホーム内から金沢方が高崎-敦賀間で最急曲線の急カーブ(R=600 m)になり、列車のホーム進入出発速度は通常より40%遅い45 km/hに下げられた。回送通過速度も45 km/hである(東北・上越・北陸の各新幹線駅はホーム出入り75 km/h、通過75 - 320km/h)。そのため安全性と利便性(構造上の問題を解決するための特例等)に関する要望書[58] が出されたが、利用客の安全性と利便性、列車の運行効率は何れも低下した。
景観的には駅以北(金沢方)は2階建て高さの高架橋に収まったが、駅南部のおよそ6 kmは実質3階建て高さの高架路線が続く。まず福井市街を東西に貫流する足羽川の築堤、南福井駅手前で高架区間を終える以南の在来線との近接部でそれを横断している跨線橋群、最後に盛土構造の北陸自動車道を越えるなど多数の同一面交差が派生するため、一部報道が景観を指摘したような2階建て高さの高架橋は元々不可能であった。北側においても当駅より2 km前後の地点に在来線を越えるためのえちぜん鉄道三国芦原線の築堤と市道の跨線橋を続けて越える箇所があり、その前後で少々盛り上がる構造となっている。
費用的にはホーム建設費のみ半額になったが、駅全体の東側拡幅と駅以北が2重高架橋1路線から単式高架橋2路線(新幹線とえちぜん鉄道線)に倍増拡幅されたため、数万㎡の新規用地取得と2倍の基礎(地中)工事費など2路線合計では大きな増額となった。
新幹線駅デザインは市内産の笏谷石を使用して「和」を演出し、外観に関しては一乗谷朝倉氏遺跡や永平寺の唐門がモデルとなっている[55][59][60]。ホームの天井・床も木調にする[61]。両ホームに設置されるホームドア(可動式安全柵)には、福井県立恐竜博物館など福井の名所の写真が展示されている[62]。
外観は2021年8月にほぼ完成した状態となっており、駅舎は2022年8月25日に工事が完了[55][60][62]。また、新幹線駅の開業に合わせ、東口に「一乗谷口」、西口に「福井城址口」の愛称が追加された[63][64][65]。1階改札外コンコースのJR西日本区画には屋外に直接繋がる出入口はなく、西口(福井城址口)へはハピラインふくいの駅改札外コンコース、東口(一乗谷口)へは福井市観光交流センター[66]の吹抜区画を通ることとなるが、両方向とも境界部が壁や扉で仕切られておらず(ハピラインふくいとの境界部にはシャッター設備があるが平時は終日開放)、ひとつながりの空間となっている。
改札口を3箇所設けており、うち1階北側(東京駅寄り)のA改札は新幹線列車の1 - 6号車、その向かい側となる1階南側(敦賀駅寄り)のB改札が7 - 12号車に近い旨の案内表示をしている。また、A改札内方の中2階にはハピラインふくい線(越美北線、IRいしかわ鉄道線直通列車を含む)への乗り換え改札[注釈 2]があり、その手前にハピラインふくいが券売機を設置、福井駅からハピラインふくい線内各駅、同線越前花堂駅または敦賀駅を経てJR西日本在来線の福井県内各駅、大聖寺駅を経てIRいしかわ鉄道線各駅への乗車券購入、ICOCAほかの交通系ICカード全国相互利用サービス参加カード・スマートフォンへの残額チャージなどができる。また、ハピラインふくい改札内の中2階から連絡通路を経てJR西日本区画へ入ってすぐの乗り換え改札口手前に、ハピラインふくい線からの乗換利用客向けの、みどりの窓口並びにみどりの券売機を設置、北陸新幹線各駅やその先のJR各路線等への乗車券類を発売している。
のりば | 路線 | 方向 | 行先[70] |
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11 | 北陸新幹線[62] | 上り | 金沢・東京方面 |
12 | 下り | 敦賀方面 |
ハピラインふくい 福井駅 | |
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西口(福井城址口) (2024年3月) | |
ふくい Fukui | |
◄*越前花堂 (2.6 km) (5.9 km) 森田► | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目1-1 |
所属事業者 | ハピラインふくい |
所属路線 | ■ハピラインふくい線 |
キロ程 |
54.0 km(敦賀起点) 米原から99.9 km |
電報略号 | フイ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
10,301人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年度- |
20,602人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)7月15日 |
備考 | 直営駅 |
* この間に南福井駅(米原起点 98.1km)がある。 |
2階に設置された2面5線[3]のホームを持つ高架駅である[13]。JR西日本越美北線(九頭竜線)との直通列車が発着する2番のりばは、3番のりばの越前花堂方の切り欠き部分にあり[12]、気動車が入線することから架線が張られていない[3]。ホーム屋根には、「越前海岸の岩」「九頭竜川の河岸段丘」をイメージした天窓が付けられている。改札内には有人店舗がない。
2024年(令和6年)3月15日以前のJR北陸本線時代には、特急「サンダーバード」「しらさぎ」「おはようエクスプレス」「ダイナスター」、2015年(平成27年)3月13日以前には特急「はくたか」「トワイライトエクスプレス」、2012年(平成24年)3月16日以前には特急「日本海」、急行「きたぐに」、2001年(平成13年)3月2日以前には特急「白鳥」、急行「能登」の停車駅でもあった。これらの優等列車は原則として1番・5番のりばから発車していた。
JR西日本時代は、演奏家の葉加瀬太郎が作曲したバイオリン曲「悠久の一乗谷」が発車メロディに使用されていた[16]。ハピラインふくい移管後は変更前の北陸標準メロディに戻った。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■ ハピラインふくい線 | 下り | 芦原温泉・金沢方面[71] |
2 | ■ 九頭竜線 | - | 越前大野・九頭竜湖方面[71] |
3 | ■ ハピラインふくい線 | - | 芦原温泉・金沢方面[71]
(武生・敦賀方面行きの一部列車は3番のりば発) |
4 | ■ ハピラインふくい線 | - | 武生・敦賀方面[71]
(芦原温泉・金沢方面行きの一部列車は4番のりば発) |
5 | ■ ハピラインふくい線 | 上り | 武生・敦賀方面[71] |
駅舎屋根上には地球温暖化防止の取り組みとして[72]、京セラが製造した太陽光発電装置(ソーラーパネル)が設置されている[73]。
自動改札機は2018年7月24日未明に設置され[21]、運用開始まではカバーがかけられていた[21]。9月8日に磁気券に限定して運用が開始し、9月15日からは交通系ICカード(ICOCAなど)のエリア拡大に伴い交通系ICカードの使用が可能となった[19]。九頭竜線(六条 - 九頭竜湖)では利用できない。
自動改札機は6通路設置されており[20][21]、有人通路が1通路ある[20][21]。なお、北陸新幹線金沢開業後のJR西日本管内「2府16県」で自動改札機や交通系ICカードが導入されるのは福井県が最後だった[21]。
エレベーターやエスカレーター(昇りのみ)も設置されていて、1階の改札口と中2階のコンコース~2階のホームを結んでいる。エレベーターは福井県内の駅では小浜線の上中駅に続いて導入され、エスカレーターに至っては福井県内の駅では初めて導入された[75]。
みどりの窓口・自動券売機・自動改札機・コンビニ・化粧室が設置されており、みどりの窓口にはe5489優先窓口が設置された。
ハピラインふくいへの移管時点では、改札前には西口の入り口から飲食店の「今庄そば」、売店(セブン-イレブン キヨスク)、コインロッカーの順に連なっている。高架駅舎開業時は駅弁販売店、旅行代理店(日本旅行)もあったが撤退して飲食店の拡張・売店の新設及び拡張に転用された。ハピラインふくい改札外の券売機は当初1台のみであったが、移管開業直後の大混雑に故障のトラブルが重なり混乱をきたしたことから、同月内に急遽2台ヘ増設となった。有人出札窓口も当初は券売機と同様、JR西日本みどりの窓口が新幹線B改札横へ移転した跡地にて営業していたが、券売機室の一部を改装して現行の券売機よりも改札側へ移転している。
1階の改札内には自動精算機、精算所、待合室がある。在来線駅高架化以来その隣にあった福井県警察鉄道警察隊は、新幹線駅開業に伴いくるふ福井駅が入居する新幹線高架下拡張エリアの南東端へ移転。中2階のコンコースには化粧室があるほか、連絡通路にてJR西日本駅舎の中2階にある乗換改札口と接続している。
1階階段横には北陸新幹線に関連するタイムカプセルが2個設置されている。どちらも新幹線開業に合わせて開封された。
駅高架下の施設は南北に延びている。コンコースを挟んで南側にショッピングゾーンの「くるふ福井駅」(旧称「プリズム福井」)がある[12]。
出入口は、県庁や一般路線バス乗り場側が西口、えちぜん鉄道や高速バス乗り場側が東口で、在来線高架開業後は西口・東口両側からコンコースへ通じ、地平面での東西間通り抜けが可能になっている。
なお、くるふ福井駅内にも平面の自由通路が1か所設けられている。
西口に大きな中央改札口があり、駅構内(東口)と駅ビル2階の跨線橋接続部にもそれぞれ改札口が設置されていた。北陸本線高架化の前段階として京福電鉄の地上仮駅工事が進捗するまでは同社との共同使用駅(工事開始前時点でJR4面7線+中線、京福1面2線+電留線、のりばは1 - 9番の通番)であり、東口は京福電鉄が管理(国鉄→JR乗車券類の一部も同社が発売)していたがこれを分離し、西口のJR駅改札外コンコースの京福電鉄券売機並びに出札窓口を廃止、跨線橋上にJR西日本が管理する新たな東口出札窓口と改札が設置され、JR在来線の高架化完成までこの状態が続いた(途中でJR西日本ホームをのちの在来線高架駅と同様の2面5線へ縮小、旧東口駅舎の解体に伴う跨線橋形状の変更、京福電鉄からえちぜん鉄道への事業譲渡が発生)。
駅ビルは「福井ステーションビル」と称し、駅ビル2階の改札については駅ビルの営業時間内にのみ利用可能となっていた。ステーションビル内には宿泊施設「福井ステーションビルホテル」も所在していた。
また、駅舎内の通り抜けは一切できない構造のため、反対側に連絡する際は改札外にある地下道を通る必要があった。
また、ホームでは当地の名産品の一つ「ハープ」を使用した接近・発車メロディが採用されていた[10]。JR西日本管内の北陸地方主要駅では1980年代後半から1990年代初頭にかけて富山・金沢・福井の順に、所在地とゆかりのある楽曲などをメロディに採用する取り組みが行われていた。この楽曲を作曲したのは当地出身でハープ奏者の雨田光示[10][78] で、1990年12月25日から2000年2月8日の北陸線CTC化まで10年間採用されていた。採用当初は2曲が用意されていた[10] が、使用終了時点では1曲のみが使用されていた。
えちぜん鉄道 福井駅 | |
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駅舎(2018年9月) | |
ふくい Fukui | |
(0.5 km) 新福井 E2► | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目1番3号 |
駅番号 | ○E1 |
所属事業者 | えちぜん鉄道 |
所属路線 |
■勝山永平寺線 (■三国芦原線直通含む) |
キロ程 | 0.0 km(当駅起点) |
電報略号 | フイ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
6,392人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)9月21日[30] |
JR福井駅の東側隣接地にあり、島式ホーム1面2線を持つ高架駅である[79]。JR・ハピラインふくいの駅東口(一乗谷口)とは屋外約15 mの屋根付き歩道を介しての接続。
1996年に鉄道高架化工事が着工され、京福電鉄時代の1997年から2001年6月24日までとえちぜん鉄道時代の2002年7月19日から2015年まで地上の仮ホームでの営業、2015年から2018年まで北陸新幹線の高架上に設けられた仮ホームでの営業となっていた[40][41][42][44]。
待合室にはコインロッカーと、有料の自動コーヒーメーカーが設置されている。改札前のベンチはかつての地下道へつながる通路の跡地である。
1997年に地上の仮駅に移行する以前は、旅客ホームと本線のほか、複数の電留線があった。高架化工事に伴い用地が縮小され、地上の仮駅は、ホームに接する2本の本線の線路終端部がホームを外れた駅舎両側まで延び、電留線となる構造・配線となっていた。電留線と本線部分との境界には入換信号機が建植されており、電留線部分には2両編成各1本が収容できた。この配線は2018年に完成した高架駅においても踏襲されており、2本の本線の線路終端部はホームを外れた先まで延び、電留線となっている。
番線 | 路線 | 行先 |
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1 - 2 | ■三国芦原線 | あわら湯のまち・三国港方面 |
■勝山永平寺線 | 永平寺口・勝山方面 |
当初の計画案では、駅を3階建てとし[54]、2階に京福電気鉄道(現在のえちぜん鉄道)が乗り入れ、3階に新幹線が乗り入れる予定だったが[54]、景観問題と度重なる衝突事故による京福路線の存続廃止問題を勘案した結果、2階建てで決着した[52][80]。その後、先行的に新幹線ホームを竣工させ、そこに京福電気鉄道を乗り入れさせて暫定的に高架化することが考えられたが[80]、北陸新幹線の着工が具体化すると、今度は新幹線とえちぜん鉄道線がそれぞれ単線で乗り入れると言う愚案まで浮上した[80]。この案では、三国芦原線は高架化せず、LRT化した上で福井鉄道に乗り入れるとされた[80]。
2011年に北陸新幹線を金沢駅 - 敦賀駅間で着工されることが決まると、途中駅となる当新幹線駅を単線とするのは論外であり、結局えちぜん鉄道の福井駅は現在線(当初計画の仮線)の位置に独立して設置されることとなった[80]。この計画では、まず北陸新幹線の高架を完成させ、そこにえちぜん鉄道を乗り入れさせる[54][80]。その上で現在線の位置に高架駅を建設するもので、2015年9月27日に仮線へ移転した[38][39][40]。2018年6月24日にえちぜん鉄道高架橋での営業運転を開始した[40][43]。
ホームは当初、1番線が勝山永平寺線、2番線が三国芦原線になっていたが、勝山と三国港の位置関係を考えて順序が入れ替わった。その後、新福井駅 - 福井口駅間が単線になると、番線・方面の区別がなくなった。
高架化後、2024年1月中旬に福井市大手2丁目の高架下にYOSHIが運営し複数の飲食店が入る「ふくい屋台村」がオープンすることになった[81]。
福井鉄道 福井駅停留場* | |
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駅全景(2022年7月) | |
ふくいえき Fukui-Eki | |
◄F21 福井城址大名町 (0.7 km) | |
所在地 | 福井県福井市中央一丁目 |
駅番号 | ○F22 |
所属事業者 | 福井鉄道 |
所属路線 | ■福武線(支線) |
キロ程 |
0.7km(福井城址大名町起点) たけふ新から20.2 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面2線 |
開業年月日 | 1933年(昭和8年)10月15日[47] |
* 2016年に福井駅前停留場から改称。 |
福井駅停留場は、福井駅西口広場にある福井鉄道福武線の電停。JR・ハピラインふくいの駅西口(福井城址口)玄関から西へ約80 mに位置し、電停至近で路線バス専用通路を横切る横断歩道を通る[82]。この電停は、福武線本線の福井城址大名町停留場からの分岐線(ヒゲ線)に設けられており、頭端式3面2線の構造である。なお一部の列車は当電停で終着とならず、福井城址大名町に戻って継続運行されるので、設備上は終着駅でありながら運行上は途中駅にも分類される珍しい形態となっている。
2016年3月27日[83]、路線を143メートル延長し西口駅前広場に移設[48]、同時に福井駅前停留場から福井駅停留場へ改称した[49][50]。
東側(ハピラインふくい・JR西日本の駅舎寄り)から1・2・3番線。西側から付番している他3社の福井駅とは逆順。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■福武線 | 上り | 降車専用(田原町始発便電車) |
2 | 福井城址大名町・赤十字前・西鯖江・たけふ新方面 | ||
3 | 下り | 福井城址大名町・田原町方面 |
「福井県統計年鑑」と「福井市統計書」によると、2019年(令和元年)度のJR西日本の1日平均乗車人員は10,301人である。ここ数年はCOVID19が流行した2020年を除き増加傾向にあり、福井県内の駅および北陸本線の途中駅では最も多い。
年度 | JR西日本 | えちぜん鉄道 | ハピラインふくい | 出典 |
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1日平均 乗車人員 | ||||
1992年(平成 | 4年)10,574 | 未開業 | 未開業 | [* 1] |
1993年(平成 | 5年)11,013 | [* 1] | ||
1994年(平成 | 6年)10,982 | [* 1] | ||
1995年(平成 | 7年)11,153 | [* 1] | ||
1996年(平成 | 8年)11,123 | [* 1] | ||
1997年(平成 | 9年)10,792 | [* 2] | ||
1998年(平成10年) | 10,602 | [* 3] | ||
1999年(平成11年) | 10,606 | [* 4] | ||
2000年(平成12年) | 10,503 | [* 5] | ||
2001年(平成13年) | 10,456 | [* 6] | ||
2002年(平成14年) | 10,251 | [* 7] | ||
2003年(平成15年) | 9,920 | [* 8] | ||
2004年(平成16年) | 9,726 | [* 9] | ||
2005年(平成17年) | 9,914 | [* 10] | ||
2006年(平成18年) | 9,828 | [* 11] | ||
2007年(平成19年) | 9,968 | [* 12] | ||
2008年(平成20年) | 9,981 | [* 13] | ||
2009年(平成21年) | 9,552 | [* 14] | ||
2010年(平成22年) | 9,498 | [* 15] | ||
2011年(平成23年) | 9,542 | 5,361 | [* 16] | |
2012年(平成24年) | 9,602 | 5,474 | [* 17] | |
2013年(平成25年) | 9,756 | 5,563 | [* 18] | |
2014年(平成26年) | 9,632 | 5,633 | [* 19] | |
2015年(平成27年) | 9,937 | 6,132 | [* 20] | |
2016年(平成28年) | 10,132 | 6,145 | [* 21] | |
2017年(平成29年) | 10,257 | 6,137 | [* 22] | |
2018年(平成30年) | 10,430 | 6,392 | [* 23] | |
2019年(令和元年) | 10,301 | [* 24] | ||
2020年(令和2年) | 6,759 | |||
2021年(令和3年) | 7,600 | |||
2022年(令和4年) | 9,102 | |||
2023年(令和5年) | ||||
2024年(令和6年) |
駅表(西口側)は福井県内最大の繁華街で再開発が進んでおり、2016年には駅隣接地に高層再開発ビルのハピリン、2024年には西口広場向かいに県内で最も高い建物となった高層再開発ビル群ふくまちブロックがそれぞれ開業している。 商店街とホテルのほか、福井では唯一の百貨店(西武福井店)がありオフィスビルが建ち並ぶ。バスターミナルは駅西側300 mから500 mの路上に市内バス乗り場、西側約600mの福井県繊協ビル1階に郊外バス乗り場(京福バスターミナル)があったが、2010年3月31日で営業を終了し、「市内バス乗り場」に集約されたのち、2016年3月27日の西口交通広場の使用開始によって、福井鉄道の軌道線延伸と同時に同広場のバス乗降場へ移転し、各交通機関相互の乗継の利便性が大幅に高まった。また駅前広場に恐竜像が置かれ[50]、西口側の駅の壁面に恐竜のラッピングが施されるなどして、福井県の観光資源である恐竜をPRしている[50][85]。
駅裏(東口側)は住宅街となっているが、2000年代に入ってからは東口においても再開発が進められており、西口同様ビジネスホテル(ホテルエコノ福井駅前など)がある。2007年4月19日に駅隣接地へ再開発ビル「AOSSA」(地上10階・地下2階建て)がオープンしており、商業施設および県民会館や福井市立桜木図書館などの公共施設が入っている。2009年5月22日には交通広場の整備に伴い高速バス乗降場が移設開業し、新たな一面をのぞかせつつある[86]。
2024年3月1日、福井市の条例改正施行により、福井駅周辺[87] を範囲とした罰則(過料処分)付きの禁煙区域が設定された[88]。区域内側の例外としてJR西日本による北陸新幹線ホーム上の喫煙所をはじめ各施設内に喫煙可能箇所が設けられている場合があるほか、西口側の駅前交番と東口側のえちぜん鉄道駅北口を結ぶ「御園通り」のハピラインふくい線高架下の公衆トイレに隣接して市設置の喫煙所(供用時間:5時 - 翌日1時)がある。
西口には福井城址、柴田神社をはじめとする史跡や、福井県庁・福井県警察本部(福井城址内)・福井市役所などの各種公共機関、福井銀行本店などの金融機関、宿泊施設が多く軒を連ねる。また、老舗百貨店を前身とする西武福井店やシネコンなどの商業施設も西口側に集積しており、「片町」と呼ばれる歓楽街も西口側にある。また、文化施設としてセーレンプラネット(福井市自然史博物館分館)や越前ふくい美術館、福井市グリフィス記念館が1 km圏内。
東口側は高層ビルがほとんどなく、住宅街となっている。宿泊施設や飲食店、オフィスビルもいくつかあるが西口側に比べかなり少ない。1 km内外に福井地方合同庁舎、福井地方気象台、福井県立こども歴史文化館などがある。
かつて高速路線は、西口から約600m離れた京福バスターミナルより発車していたが、2009年5月22日より東口交通広場へ変更となった(乗車・降車とも)[要出典]。また2013年の高速路線バス制度発足に伴い、旧高速ツアーバスから転換した路線が同交通広場外に新設した停留場を使用している。
JR駅東口正面・福井市観光交流センター前に1番のりば、ロータリー沿って入口方向、AOSSA北面向かい側の2番、3番と続く。4番のりばは3番のりばから南約50m、木田橋通り路上のAOSSA東面にある。1・2番のりば発の路線の乗車券は、えちぜん鉄道駅舎内の京福バスチケットセンター、3番のりば発のうち定期観光バスの乗車券は福井市観光交流センター内ふくい観光案内所でそれぞれ取り扱っている。
定期運行する無料バスは、東口交通広場の観光バス乗降場(3番のりばの後方)を発着する。
福井駅周辺を運行する一般路線バスは、後述の例外を除き西口交通広場バスのりばを起終点としており、福井市内一円、および一部隣接市町の主要地へ向かう。同のりば開設時は福井鉄道(福鉄バス)も発着していたが、福井市街への乗入路線廃止によって2024年10月以降は京福バスのみの発着となっている。
2016年の福井鉄道福武線支線延伸の際にバスターミナルを開設、のりばを6か所設けている[48]。路線バス専用ロータリー入口寄りから降車場、1番のりば(ハピライン駅玄関至近)…6番のりば(福井鉄道電停車止至近)の順となっている。ただし、☆の系統の当駅方面行は福井駅東口停留場(高速バス4番のりばと同位置)を終点としており、西口のバスターミナルへは乗り入れない。
この節の加筆が望まれています。 |