『秘密の窓、秘密の庭』(ひみつのまど、ひみつのにわ、原題:Secret Window, Secret Garden)は、スティーヴン・キングの中編小説。1990年に中編集 『Four Past Midnight』において発表された。日本語訳は小尾芙佐(1996年)による。
著者は本作のことを「(過去に書いた)『ミザリー』『ダーク・ハーフ』で扱ったテーマに対して、異なるアプローチをした作品」と語っている。身に覚えのない盗作疑惑をかけられた小説家モートが追い詰められていく様を、キングならではの筆致で巧みに描き出している。
売れっ子作家のモート・レイニーは、妻との離婚問題が遠因でスランプに陥っていた。そんな彼の前に、「自分の作品を盗まれた」と盗作を告げる謎の男ジョン・シューターが現れる。盗作を世間に公表しろ、と執拗な嫌がらせを受けるうちに、モートは次第に憔悴していく。
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2004年にジョニー・デップ主演、デヴィッド・コープ監督で『シークレット ウインドウ』として映画化された。