ジャンル | 縦スクロールシューティング |
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対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | 東亜プラン |
運営元 | タイトー |
プログラマー |
弓削雅稔 上村建也 |
音楽 |
弓削雅稔 上村建也 |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア |
業務用基板 (916.59キロバイト) |
稼働時期 |
1987年10月 |
デバイス |
8方向レバー 2ボタン |
CPU |
MC68000 (@ 7 MHz) Z80 (@ 3.5 MHz) TMS32010 (@ 3.5 MHz) |
サウンド | YM3812 (@ 3.5 MHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 縦モニター 320×240ピクセル 54.88Hz パレット1792色 |
『究極タイガー』(きゅうきょくタイガー)は、東亜プランが開発した縦スクロールシューティングゲーム。日本では、1987年よりタイトーの販売によるアーケードゲームとして稼働を開始した。日本国外版では『Twin Cobra』というタイトルでリリースされた。後に様々な家庭用ゲーム機やデジタルデバイスに移植されている。詳細は他機種版の節を参照。
同社の『タイガーヘリ』(1985年)の続編であり、自機「バトルタイガー」を操作し、巨大要塞を破壊するのを目的としている。1995年には更なる続編『究極タイガーII』(1995年)が製作されている。
数種類のメインショットの使い分け、画面の半分を覆い尽くすほどの強力なボンバー、高速弾を主体とした激しい敵攻撃などのシステムをバランスよく盛り込み、縦スクロールシューティングゲームにおけるスタイルのスタンダードの1つを完成させた。後年の『雷電』(1990年)などの本作を踏襲した多くのフォロワーが登場している。開発者の1人である上村建也曰く「難しいゲームは長く遊べないからつまらないという意見を真っ向から否定出来る作品」を目指した[1]。前年の『飛翔鮫』(1987年)に続く本作の大ヒットで東亜プランはアーケードシューティングゲームメーカーとしての地位を確立し、多くのシューティングゲームを発売することとなった。
本来は一人プレイ専用(二人の場合は交互にプレイ)のゲームだが、後述する海外版では二人同時プレイが可能。家庭用の移植版「究極タイガーヘリ」には、国内で稼働したかは不明な「二人同時プレイ可能な『究極タイガー』」も収録され、プレイが可能。
ゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第2回ゲーメスト大賞」(1988年度)にて、ベストシューティング賞4位、ピュアシューティング賞(編集部特別賞)を獲得、またゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』(1991年)では第42位を獲得した。さらに、PCエンジン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてゴールド殿堂入りを獲得した。
8方向レバーと2ボタン(ショット、ボンバー)で自機「バトルタイガー」を操作する。ショットは対空と対地共通で飛行機、船、戦車、一部の建物を破壊する。ボンバーは強力な爆弾で弾数表示の分だけ使える。
ステージ最後には大型戦車や要塞等の敵ボスが待ち構えており、撃破するか制限時間を超過するかにより面クリアとなる。
敵弾に被弾または飛行機に衝突するとミスとなり、復帰地点まで戻される。残機が無くなるとゲームオーバー。
またステージ内は複数のエリアに分かれており、ゲームオーバー後にランキングの欄で到達エリア数が表示される。1つのステージ内に設定されている復帰地点の数も多く、短時間の内にミスが連続すると復帰地点を後ろの方へ引き戻される[2]。
ステージは10面あり、10面をクリアするとさらに難易度が上昇した1面 - 10面が始まる。そのサイクルをゲームオーバーまで続くループ式。また難易度については16周目まで敵の弾速が上昇する。
2人同時プレイが可能であるなど本作と若干の相違点がある。日本でも一部のゲームセンターなどが基板を逆輸入して稼働させた例もあるほか、後述する幾つかの家庭用ゲーム機にも移植されているので、相応の努力をすれば購入・プレイは可能。
東亜プランが開発した製品の中では移植プラットフォーム数が一番多い。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 (移植担当企業) |
発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | 究極タイガー | 1989年3月31日 |
PCエンジン | エーアイ | タイトー | 2メガビットHuCARD[3] | TP01001 | |
2 | 究極タイガー | 1989年8月4日 1989年 |
ファミリーコンピュータ | マイクロニクス | CBSソニー サミー |
2メガビットロムカセット[4] | CBS-QT NES-QT-USA |
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3 | 究極タイガー | 1991年2月22日 1991年 |
メガドライブ | グラフィックリサーチ | トレコ | 5メガビットロムカセット[5] | T-24033 1128 |
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4 | 究極タイガー | 1993年1月15日 |
X68000 | カネコインターステイト | カネコ | フロッピーディスク | - | |
5 | 究極タイガー | 1994年2月1日 |
FM TOWNS | ビング | ビング | CD-ROM | - | |
6 | 東亜プランシューティングバトル1 | 1996年8月30日 |
PlayStation | ガゼル | バンプレスト | CD-ROM | SLPS-00436 | アーケード版の移植、『タイガーヘリ』『TWIN COBRA』を同時収録 |
7 | 究極タイガー クラシック | 2019年11月 |
iOS / Android | Mobirix | ダウンロード | アーケード版の移植、基本プレイ無料。 | ||
8 | 究極タイガーヘリ | 2021年10月28日 2024年5月16日 |
Nintendo Switch PlayStation 4 |
エムツー | エムツー | ゲームカード(Switch) 光学ディスク(PS4) ダウンロード(両機種) |
- | アーケード版を『TWIN COBRA』と共に移植・収録 AC二人同時プレイ版も移植・収録 PS1版以外の家庭用ゲーム機移植版と『タイガーヘリ』もプレイ可能(詳しくは後述) 本作とは直接関係ない東亜製ゲームも幾つかプレイ可能(詳しくは後述) |
9 | 究極タイガー | 2022年3月2日 |
イーグレットツー ミニ | 瑞起 | タイトー | プリインストール | - | アーケード版の移植 本体にあらかじめインストールされた40作品の1つとして収録。 |
10 | Twin Cobra | INT 2023年2月14日 |
Windows | Bitwave Games | Bitwave Games | ダウンロード (Steam、GOG.com) |
2022910 | アーケード版の移植 |
11 | Amusement Arcade TOAPLAN | INT 2024年11月16日 |
iOS Android |
TATSUJIN | TATSUJIN | ダウンロード (App Store、Google Play) |
- | アーケード版の移植 東亜プラン制作のゲーム25本をカップリング。 |
評価 | ||||||||||||||||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 4.13 | 4.06 | 4.08 | 4.35 | 4.16 | 3.60 | 24.37 |
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.29 | 3.37 | 3.43 | 3.63 | 3.27 | 3.18 | 20.17 |
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 2.82 | 3.00 | 3.02 | 3.06 | 2.74 | 2.62 | 17.26 |
※ 下記は非公式の海外アーケード版データベースにおける本作の当該ページ(英語記述)