第4回日本女子サッカーリーグ

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第4回日本女子サッカーリーグ
シーズン 1992
優勝 読売日本サッカークラブ女子ベレーザ
降格 田崎神戸レディース
試合数 90
ゴール数 309 (1試合平均3.43)
得点王 リンダ・メダレン日興證券)17得点
1991-92
1993

第4回日本女子サッカーリーグ(JLSL)は、前年同様10チーム2回戦総当たりで行われた。

概略

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前期と後期という表記がされているが実際には1ステージ制であり、成績も通年のみである。また開催時期が1992年6月から11月までとなり、初めて年越しのないシーズンとなった。

外国人選手の登録が活発となり、アメリカ合衆国ノルウェーなど欧米からの加入もあって、日本女子サッカーのレベルアップに貢献した。なおこの年から下部リーグの「JLSLチャレンジリーグ」が開催され、同リーグ1位のチームはJLSL最下位チームとの入れ替え戦に参加することになった。またシーズンオフには「バレンタインサッカーフェスティバル」として第1回JLSL東西対抗戦が行われた。

競技方法

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  • 開催期間:1992年6月6日‐11月15日
  • 試合時間:80分(40分ハーフ)で延長なし
  • 順位:
1.勝点(勝利2点、引分1点、敗戦0点)
2.ゴールディファレンス(得失点差)
3.総得点
4.総失点(より少ない方)
5.直接対決の成績
6.順位決定戦: 80分(40分ハーフ)で決着しないときは20分(10分ハーフ)を行い、それでも決まらないときは再延長
  • 選手登録:外国籍選手は4名までとする。ただし、試合開始前のメンバー提出時に登録できる人数は交代要員を含めて3名までとする。

参加チーム

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第4回日本女子サッカーリーグの位置(日本と東京近郊内)
日興
日興
新光
新光
読売
読売
日産
日産
フジタ
フジタ
鈴与
鈴与
プリマ
プリマ
松下
松下
旭国際
旭国際
田崎
田崎
第4回日本女子サッカーリーグ 参加チーム所在地
チーム名 本拠地 前年成績 備考
日興證券女子サッカー部ドリームレディース 千葉県八千代市 4位
新光精工FCクレール 東京都小平市 7位
読売日本サッカークラブ女子ベレーザ 東京都稲城市 優勝 読売サッカークラブ女子・ベレーザから改称
日産FCレディース 神奈川県横浜市 5位
フジタ天台SCマーキュリー 神奈川県平塚市 10位
鈴与清水FCラブリーレディース 静岡県清水市 2位
プリマハムFCくノ一 三重県伊賀町 3位
松下電器レディースサッカークラブ・バンビーナ 大阪府高槻市 9位
旭国際バニーズ 兵庫県宝塚市 8位
田崎神戸レディーズ 兵庫県神戸市 6位

成績

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リーグ戦

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○:勝利 △:引き分け ●:敗戦

順位 チーム 読売 鈴与 日興 松下 プリマ 旭国際 日産 フジタ 新光 田崎 勝点 得点 失点 得失差
1位 読売日本サッカークラブ女子
ベレーザ
○4-1
△0-0
○3-2
△1-1
○1-0
○3-0
○2-1
○7-0
○3-1
○2-1
○2-0
○1-0
○7-1
○5-0
○4-1
○5-0
○4-0
○3-0
34 16 2 0 57 8 +49
2位 鈴与清水FC
ラブリーレディース
●1-4
△0-0
○2-1
●2-3
○1-0
○2-0
△0-0
○2-0
○4-1
○4-0
○3-0
○6-2
○6-0
○5-10
○3-0
○6-0
○1-0
○1-0
30 14 2 2 49 12 +37
3位 日興證券女子サッカー部
ドリームレディース
●2-3
△1-1
●1-2
○3-2
○3-2
●0-1
○3-0
△1-1
○1-0
○4-0
○2-1
○2-0
○9-1
○1-0
○5-0
○8-1
○4-0
○1-0
28 13 2 3 51 15 +36
4位 松下電器LSCバンビーナ ●0-1
●0-3
●0-1
●0-2
●2-3
○1-0
△0-0
○2-1
●0-1
○2-0
△0-0
○4-0
○3-0
○3-1
○2-1
○6-0
○8-0
○5-2
22 10 2 6 38 16 +22
5位 プリマハムFCくノ一 ●1-2
●0-7
△0-0
●0-2
●0-3
△1-1
△0-0
●1-2
○3-0
○2-1
△1-1
○2-0
○7-1
○3-2
○4-0
○4-0
○5-1
○5-0
22 9 4 5 39 23 +16
6位 旭国際バニーズ ●0-3
●1-2
●1-4
●4-0
●0-1
●0-4
○1-0
●0-2
●0-3
●1-2
●0-1
△1-1
○3-2
○1-0
○3-2
○4-1
○2-0
△2-2
14 6 2 10 20 34 -14
7位 日産FCレディース ●0-2
●0-1
●0-3
●2-6
●1-2
●0-2
△0-0
●0-4
△1-1
●0-2
○1-0
△1-1
△2-2
○3-2
△0-0
△1-1
○3-0
△1-1
13 3 7 8 16 30 -14
8位 フジタ天台SCマーキュリー ●1-7
●0-5
●0-6
●1-5
●1-9
●0-1
●0-3
●1-3
●1-7
●2-3
●2-3
●0-1
△2-2
●2-3
○2-0
△2-2
△0-0
○2-0
7 2 3 13 19 60 -41
9位 新光精工FCクレール ●1-4
●0-5
●0-3
●0-6
●0-5
●1-8
●1-2
●0-6
●0-4
●0-4
●2-3
●1-4
△0-0
△1-1
●0-2
△2-2
○2-1
△1-1
6 1 4 13 12 61 -49
10位 田崎神戸レディース ●0-4
●0-3
●0-1
●0-1
●0-4
●0-1
●0-8
●2-5
●1-5
●0-5
●0-2
△2-2
●0-3
△1-1
△0-0
●0-2
●1-2
△1-1
4 0 4 14 8 50 -42

1992-93入替戦

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田崎神戸レディース 1 - 2 シロキFCセレーナ

田崎神戸レディースのJLSLチャレンジリーグ降格とシロキFCセレーナのJLSL昇格が決定。

個人成績

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出典:[1]

  • 最優秀選手:高倉麻子(読売ベレーザ)
  • 最多得点:リンダ・メダレン(日興證券ドリームレディース)17点
  • 最多アシスト:リンダ・メダレン(日興證券ドリームレディース)17点
  • 敢闘賞:榊原千華(鈴与清水FC)、李艶杰(松下電器LSCバンビーナ)、キャリー・セアウェトニク(フジタ天台マーキュリー)、澤穂希(読売ベレーザ)
  • ヤングプレーヤー賞:森本佑子(プリマハムFCくノ一)
  • 特別賞:リンダ・メダレン(日興證券ドリームレディース)、竹本一彦(読売ベレーザ監督)
  • ベストイレブン
    • GK:小野寺志保(読売ベレーザ)
    • DF:島村千亜紀(読売ベレーザ)、馬李(松下電器LSCバンビーナ)、山口小百合(鈴与清水FC)、宇野涼子(読売ベレーザ)
    • MF:高倉麻子(読売ベレーザ)、周台英(鈴与清水FC)、
    • FW:リンダ・メダレン(日興證券ドリームレディース)、孫慶梅(松下電器LSCバンビーナ)、手塚貴子(読売ベレーザ)

脚注

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出典

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  1. ^ 第4回 1992.6.6~11.15” (PDF). 2010年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月14日閲覧。

関連項目

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