絶対領域(ぜったいりょういき)は、
「何人にも侵されざる聖なる領域」から発生した[2]萌え用語で、現在はボトムスとソックスの間から微妙に覗く素肌の太ももの部分やそこに感じられるエロティシズム・「萌え」を表すものとして使用される。
初出は、デスクトップマスコット伺か用のゴースト(キャラクター)「まゆら」であり、作者が2001年3月21日のブログで言及したことから広まったとされる[3]。
2005年には5月に「ニーソックス系イベント"絶対領域"」、10月に「絶対領域オンリーイベント『素敵空間』」といった同人誌即売会が開催されており、この頃にはすでに現在の意味でオタク間で周知されている。また、その後一部マスコミでも紹介され、一般にも認知されるようになった。例えば、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』2005年10月21日で、大橋未歩がメイド服を着衣して、実演による絶対領域の解説が行われた例などがある。
青山裕企の写真集『絶対領域』(一迅社、2011年)によると、「スカートの丈:絶対領域:膝上ソックス=4:1:2.5が、“絶対領域の黄金比”とされている」とのこと。
「萌え用語」のため、アダルト向け商品にも多数使用されている。ただし、萌え用語としての意味が一般へも波及しつつあり、女性向けファッション誌や通信販売サイトなどでも「絶対領域」の用語を用いることもある。
2012年秋には、この部分にステッカーを貼り付けて街中を歩いてもらい広告媒体として利用する業者が出現し、テレビ等で報道された。
なお、当初の絶対領域とは女の子の三角地帯(デルタゾーン)を指した。現在、この領域は「絶対空域」と呼ばれることがある。