みさとちょう 美郷町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 秋田県 | ||||
郡 | 仙北郡 | ||||
市町村コード | 05434-8 | ||||
法人番号 | 9000020054348 | ||||
面積 |
168.32km2 | ||||
総人口 |
17,058人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 101人/km2 | ||||
隣接自治体 |
大仙市、横手市 岩手県和賀郡西和賀町 | ||||
町の木 | 赤松 | ||||
町の花 | ラベンダー | ||||
町の鳥 町の魚 |
雁 ハリザッコ(イバラトミヨ) | ||||
美郷町役場 | |||||
町長 | 松田知己 | ||||
所在地 |
〒019-1541 秋田県仙北郡美郷町土崎字上野乙170-10 北緯39度27分42秒 東経140度34分56秒 / 北緯39.46158度 東経140.58214度座標: 北緯39度27分42秒 東経140度34分56秒 / 北緯39.46158度 東経140.58214度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
美郷町(みさとちょう)は、秋田県の仙北郡にある町(地方公共団体)。
郡南東部の千畑町(せんはたまち)、六郷町(ろくごうまち)、仙南村(せんなんむら)の3町村合併により、2004年(平成16年)11月1日に発足した。美郷町は秋田県内の平成の大合併の第1号である。住所表記は「秋田県仙北郡美郷町○○」(○○は旧町村から引き継いだ大字)となり、合併前の町村名は記さない[注釈 1]。
合併以降、旧町村庁舎3つに町役場機能を分散した分庁舎方式を採用し、町長室がある六郷庁舎を本庁舎扱いにしていたが、2010年(平成22年)1月4日より千畑庁舎(旧:千畑町役場)に機能を集約して本庁舎とした。
横手盆地の東部にあって、町の東側は奥羽山脈の山々が連なる。丸子川やその支流が形成する六郷扇状地・千屋扇状地に位置し、町内各所で地下水が自噴する。とくに六郷扇状地扇端部は美郷町六郷として「水の郷百選」に選定されている[1]。
美郷町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 美郷町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 美郷町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
美郷町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
なお、合併前の3町村の概要は以下の通りである(人口・世帯数は平成12年国勢調査による)[2]。
町村 | 面積 | 人口 | 人口密度 | 世帯数 | 世帯あたり人口 | 町村長 | ||
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千畑町 | 87.58km2 | 8,540人 | 97.5人/km2 | 2,118世帯 | 1世帯4.03人 | 藤嶋長右エ門 | ||
六郷町 | 39.06km2 | 7,286人 | 186.5人/km2 | 2,151世帯 | 1世帯3.39人 | 坂本茂弘 | ||
仙南村 | 41.16km2 | 8,381人 | 203.6人/km2 | 2,028世帯 | 1世帯4.13人 | 松田知己 | ||
合併後 | 167.80km2 | 24,207人 | 144,3人/km2 | 6,297世帯 | 1世帯3.84人 | — |
2005年に行われた合併記念式典では、功労者表彰および松田知己町長・後松一成町議会議長・寺田典城秋田県知事からの祝辞があった。記念行事として小中学生による発表やタイムカプセルの作成があり、町の木・花・鳥・魚の発表があった。ブラボー中谷(マジシャン)・加藤忍(競輪選手)・華王錦武志(大相撲力士)からのビデオメッセージの放映があった。その後台湾花蓮県瑞穂郷との友好交流に関する協定書調印がおこなわれ、式典終了後、讀賣新聞特別編集委員橋本五郎(秋田県山本郡琴丘町(現・三種町出身)の講演があった[2]。
豊かな水と夏季の温暖な気候にめぐまれ、扇状地扇端部や後背湿地を中心に古来米づくりを中心とする農業が発達してきた[5]。かつては、水の得にくい扇状地扇央部を中心に養蚕・畑作・馬産もみられ、広大な落葉樹林を利用した製炭業やスギなどの林業もさかんであったが、戦後の田沢疏水の開通によって扇央部も水田化が進み、農家の経営規模は拡大した。今日では天狗森丘陵で和牛の飼育、金沢地区・飯詰地区でリンゴの栽培もさかんである[5]。
名水と秋田米を利用した日本酒醸造業が古くから盛んだった。享保年間には、六郷川内池・高野500軒中19軒の酒屋があり、タガ屋が15軒あったと記録されている[6]。今日ではサイダーなど清涼飲料水の生産も行われている[5]。
指定金融機関は秋田銀行と北都銀行の輪番制。
小学校を旧町村あたり1校に統合する方針のもと、旧六郷・千畑の両町については、旧六郷・千屋の両小学校の校舎を、旧仙南村については、建築時期が比較的新しく学区の中心にある仙南中学校の廃校後の校舎を利用して、改修の上で小学校に転用することとした。名称は旧町村名を附して「六郷小学校」「千畑小学校」「仙南小学校」とすることとした。また、六郷中・千畑中・仙南中の統合中学校については、旧六郷中学校の校舎を増改築して「美郷中学校」とすることとした。
これにより、2010年(平成22年)4月1日に旧六郷小学校跡地へ旧六郷小と旧六郷東根小の統合校である「美郷町立六郷小学校」が開校した。つづいて2012年(平成24年)4月1日、統合中学校「美郷町立美郷中学校」が開校した。翌2013年(平成25年)4月、千屋小学校・千畑南小学校を統合して「美郷町立千畑小学校」が、仙南東小学校・仙南西小学校・金沢小学校を統合して「美郷町立仙南小学校」が発足した。
畑屋地区に所在する千畑南小学校の廃校舎は「美郷町歴史民俗資料館・佐々木毅記念室」として、また飯詰地区に所在する仙南東小学校の廃校舎は「美郷町宿泊交流館ワクアス」として再生利用することとし、それぞれ2015年(平成27年)に開館した。六郷東根地区の六郷東根小学校、金沢地区の金沢小学校、金沢西根地区の仙南西小学校の廃校舎は、民間企業に貸し出し、大同衣料のストックヤード、三共光学工業秋田事務所、ENEXの農産物生産試験場として利用された[7]。
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