座標: 北緯51度30分45秒 西経0度05分24秒 / 北緯51.512628度 西経0.089919度
聖スティーブン・ウォルブルック教会(せいスティーブン・ウォルブルックきょうかい、St. Stephen Walbrook Church)は、イギリスのロンドン、マンションハウスの隣にあるイングランド国教会の教会。
ウォルブルックという地名は、昔そこを流れていた川の名から出たもので、この教会はその西側の岸に1096年以前に建てられたと考えられている。
1666年のロンドン大火で焼失した時にはクリストファー・レンによって再建されたが、第二次世界大戦で破壊され、1950年代になり修復された[1][2]。天井は8つのコリントスの柱と8つのアーチが透明な窓で区切られており、壮大なドーム状になっている。1941年のロンドン大空襲で大損害を受けたが、17世紀の建具類は残存している。
自殺防止機関「サマリタンス」(Samaritans)の創始者チャド・ヴァラーは1953年から2003年この教会の司祭であった。イギリスで自殺が増加していた1953年に、教会の事務所でヴァラーが始めた自殺予防のための電話相談に端を発する活動。日本の「いのちの電話」の元になっている。