脳動静脈奇形 | |
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概要 | |
診療科 | 遺伝医学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | Q28.2 |
ICD-9-CM | 747.81 |
OMIM | 108010 |
DiseasesDB | 2224 |
MedlinePlus | 000779 |
eMedicine | neuro/21 |
MeSH | D002538 |
脳動静脈奇形(のうどうじょうみゃくきけい、英: Cerebral arteriovenous malformation:AVM)は、10万人に1人と言われる脳の血管が動脈と静脈の異常吻合を生じている先天性疾患。動脈と静脈との異常吻合部にはナイダス nidus と呼ばれる異常血管塊が認められる。若年者のクモ膜下出血の原因として重要。
治療方針を決定するためにSpetzlerの重症度分類が用いられることが一般的である。
特徴 | 点数 | |
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nidusの大きさ | 小(〜3cm) | 1 |
中(3〜6cm) | 2 | |
大(>6cm) | 3 | |
周囲脳の機能的重症性 | 重要でない | 0 |
重要である | 1 | |
導出静脈の型 | 表在性のみ | 0 |
深在性 | 1 |
以下の検査で異常血管像が確認される。
以前に比べると積極的治療の傾向が強くなってきている。出血例に対しては何らかの治療が必要と考えられる。治療の基本は手術によるナイダスの全摘出である。血管内治療もおこなわれるが、殆どの場合、手術治療或いは放射線治療の前処置として行われることが多い。ナイダスの部位的に手術が困難な症例でナイダスの径が3cm以下であった場合には、ガンマナイフ治療のみで良好な成績を挙げられる。