臣民党

臣民党(しんみんとう、タイ語:พรรคประชาราช、英語表記:Royalist People's Party (Phracharaj))は、タイに存在した保守政党王国民党国王臣民党などと訳されることもある。地盤はサケーオ県などタイ東部。

タイ愛国党の反タクシン派だったサノ・ティエントンが、愛国党を離党し、2006年1月に結成した。その経緯から愛国党離脱者の軸となるとも目されたが、ほかに有力な新党が次々と結成されたこともあり、2007年12月の総選挙では5議席にとどまった。選挙後は人民の力党主導のサマック連立政権に参加した。同政権の崩壊後はアピシット・ウェーチャチーワ首相率いる民主党主導の連立政権には参加せず、人民の力党の後継政党であるタイ貢献党とともに野党となった。

2011年下院総選挙を前に党は解散し、タイ貢献党に合流した。事実上、タクシン派に復帰したことになる。