臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム | |
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hexadecyltrimethylammonium bromide | |
別称 臭化セチルトリメチルアンモニウム CTAB 臭化セトリモニウム | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 57-09-0 |
PubChem | 5974 |
KEGG | D03454 |
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特性 | |
化学式 | C19H42BrN |
モル質量 | 364.448 |
外観 | 白色粉末 |
融点 |
237-243°C |
水への溶解度 | 15g/L |
危険性 | |
引火点 | 244°C |
半数致死量 LD50 | 410 mg/kg (rat) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム(しゅうかヘキサデシルトリメチルアンモニウム、(C16H33)N(CH3)3Br)は陽イオン性の界面活性剤(逆性石鹸)である。臭化セチルトリメチルアンモニウム(Cetrimonium bromide=CTAB、スタブ)、臭化セトリモニウムなどとも呼ばれる。水溶液中でミセルを形成し、30℃で会合数75~120ほど、イオン化度は0.2~0.1(濃度が高くなるにつれ低下)である。細菌や真菌に対して効果的な殺菌剤であり、消毒薬のセトリミド(Cetrimide)の成分のひとつである。また柔軟剤としてヘアコンディショナーに広く用いられているほか、実験室ではDNAの抽出に用いられる。PRTR法第二種指定化学物質(2-69)。