中華人民共和国 広東省 英徳市 | |
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文峰塔 | |
英徳市の位置 | |
中心座標 北緯24度10分 東経113度24分 / 北緯24.167度 東経113.400度 | |
簡体字 | 英德市 |
繁体字 | 英德市 |
拼音 | Yīngdé Shì |
カタカナ転写 | インドー シー |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 広東 |
地級市 | 清遠市 |
行政級別 | 県級市 |
面積 | |
総面積 | 5,627 km² |
人口 | |
総人口(2007) | 108 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0763 |
郵便番号 | 513000 |
ナンバープレート | 粤R |
行政区画代碼 | 441881 |
公式ウェブサイト: http://www.yingde.gov.cn/ |
英徳市(えいとくし)は中華人民共和国広東省清遠市に位置する県級市。過去「英州」とも呼ばれた。広東省内最大の県級行政区である。
前111年(元鼎6年)、前漢により湞陽・含洭両県が設置される。1195年(慶元元年)、南宋が府制を施行した際に英徳府が設置され、元代に英徳州、明代に英徳県に改められた。中華人民共和国が成立した後は韶関市の管轄に置かれたが、1988年に清遠市の管轄となり、更に1994年に県級市に昇格し現在に至る。
下部に1街道、23鎮を管轄する
英徳市には39種の鉱物資源が発見されており、硫黄、鉄、金、銀、銅、亜鉛、石炭など、埋蔵量が豊かとされる。市域には典型的なカルスト地形が見られ、石灰岩を多く産出する。近年のセメント工業の発展で、現在広東省で最大のセメント生産基地となり多数のセメント工場が操業し、環境汚染の根源ともなっている。
英徳市はまた、観賞用石材の名産地となっており、「英徳石(または英石)」は中国四大鑑賞石の一つとなっている。
米、サトウキビ、タケノコなどの農業が盛ん。茶の生産も多く、「英徳紅茶」は中国五大紅茶の一つとして、イギリス女王の来客用として供されたことがある。また、レイシの香りを付けた茘枝紅茶も作られている。