茶渡 泰虎 | |
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BLEACHのキャラクター | |
初登場 | 7.The Pink Cheeked Parakeet |
作者 | 久保帯人 |
演 |
吉田直史(ミュージカル版) 小柳友(実写映画版) |
声 | 安元洋貴 |
詳細情報 | |
愛称 |
チャド 茶渡 茶渡くん |
性別 | 男性 |
職業 |
高校生 →プロボクサー |
国籍 | 日本 |
茶渡 泰虎(さど やすとら)は、久保帯人作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『BLEACH』に登場する架空の人物。アニメ版の声優は安元洋貴、ミュージカル版の俳優は吉田直史、実写映画版の俳優は小柳友。
黒崎一護のクラスメイトで中学生時代からの親友。あだ名はチャド(一護が初対面の際に、彼の名字を間違えて読んだのがきっかけ)。メキシコのクォーターである浅黒い肌の少年。一人称は「俺」。顔は前髪で片眼が隠れており、唇は分厚い。高校生にもかかわらずかなりの老け顔らしく、夏梨に「オッサン」呼ばわりされたり、インコに入っていたシバタには「おじちゃん」と呼ばれる。
鉄骨を背中で受け止め、オートバイと正面衝突しても耐えうる尋常ならざる頑強さを持つ。寡黙ながら心優しい性格で、成績も優秀であり(期末試験で一学年322名中11位)授業態度もいい模様。可愛いモノに目がなく、その嗜好からコンとは浅からぬ因縁がある(逃げていたコンを見て、それを可愛いと思い追いかけていったのが始まり)。
沖縄出身だが、両親を早くに亡くし、メキシコのアブウェロ(祖父)であるオスカー・ホアキン・デ・ラ・ロサの元で育てられた。幼少期は粗暴で、自分が気に入らないことやイジメがあれば相手に暴力を振るっていたが、見かねた祖父に諭され、自分のために暴力を振るわなくなった。
不良に絡まれているところを一護に助けられてから、一護と「互いのために拳を振るう」ことを約束する。その誓いによるものらしく、一護がルキアを助けたいからという理由だけで自身も尸魂界へ向かう決意をするほど、一護との絆は堅い。
戦闘力は尸魂界篇においては護廷十三隊の戦闘集団である十一番隊の隊士達や八番隊の第三席・円乗寺辰房を下す程の実力であり、一般隊士の斬魄刀を易々曲げてしまうほどの強度を持つ。恋次との修行を経てからは、十刃落ちと対等に戦えるほどに成長する。ただし阿散井恋次同様、戦闘での勝率は高くない(両者の共通点は、乱戦には強い傾向がある)。
霊感は全く無かったが、死神化した一護と接触したことで強まっていき、黒崎夏梨を守る事をきっかけに固有の能力が開花。右腕に鎧が装着され、霊力による打撃を放つことが出来るようになる。
夜一の指導で修行をした後、一護達と共に尸魂界へ向かう。瀞霊廷へ侵入したときは一護達と離れ離れになり、単独で行動して多くの隊士を負傷させ、八番隊の三席を一撃で倒すほど腕を上げる。しかし、八番隊隊長・京楽春水との勝負に敗れ、石田や岩鷲と共に投獄される。後に、織姫と剣八ら十一番隊に救出された。
現世に襲撃してきた破面(ヤミー)に為す術が無く、2度目の破面襲来の際に一護に頼られず「自分に任せて退がってくれ」と言われた事で、一護から一護の戦友としての自分に対する信頼感を失ったと感じたが、恋次と共に修行を行うことで力を身につけ、虚圏へ同行することを一護に納得させた。そして、デモウラやガンテンバインに勝利するも、突然現れたノイトラにより敗北。ガンテンバインと共に始末される寸前までに至ったが、護廷十三隊からの援軍・四番隊隊長卯ノ花烈によって一命を取り留める。全ての黒腔封鎖後は傷の治療を受け、再び連れ去られた織姫の救出に向かう一護の援護を行った。そして、ルキアや恋次とともにルドボーンを倒すが、解放したヤミーによって戦闘不能(原作では戦闘描写なし、アニメでは一撃)にされた。
周囲の者のために戦えなくなった心境を察して、一護が藍染との決戦で死神の力を失ったことに心を痛めており、自分の能力と同質の力を持つ銀城空吾ら「XCUTION」達と手を組み、一護の死神の力を取り戻すための修行に関わっていく。月島が最初に一護に襲ってきた際に月島に「挟まれ」たため、月島を仲間だと信じ、一護が月島と戦った時には、月島に攻撃を仕掛ける一護に戸惑いながらも、織姫と共に月島の味方をする。
虚圏から逃れてきたネルたちの頼みで、一護たちと共に虚圏へ向かう。到着した虚圏で遭遇した「見えざる帝国」の狩猟部隊隊長キルゲ・オピーを一護と浦原が倒すが、一護が転界門に入ってすぐに乱装天傀で再び動き出したキルゲの攻撃で負傷するものの、何者かの不意打ちでキルゲは倒されたため、何とか命は助かる。その後、「見えざる帝国」が一時撤退した後の尸魂界で一護たちが霊王宮に向かう前に繋がった通信では、浦原や織姫と共に元気な姿を見せている。その後は、浦原の指示で織姫と共に修行を行う。修業後は、霊力を駆使して空中に浮遊できるようになった模様。また、尸魂界に加勢に来た際には、白い専用の衣装を纏っている。
そして、一護が自覚せずに開けてしまった障壁の穴を通って霊王宮へ向かおうとするユーハバッハたちに一護が追いつく直前に、一護の前に立ちはだかった石田雨竜が一護に放った攻撃を「三天結盾」で防いだ織姫と共に、瀞霊廷に到着する。そして、一護や織姫と共に霊王宮へ行くための準備が整うのを十二番隊隊舎で待った。霊王宮突入後はナックルヴァールに翻弄されるも、夜一の加勢によりその場を脱して、新たに創設された真世界城へと乗り込む。その城内で動く巨大な石像と対峙し、岩鷲と共に一護の帰り道を作るべく奮戦するが使われることはなかった。
十年後には、プロボクサーになって世界タイトルに挑戦しており、外見が京楽春水に似ている。
死神代行消失篇まで、その正体は不明だったが(虚に近いものであることは、チャド自身や浦原が推察していた)、チャド本人は銀城らとの接触により、「自身の浅黒い肌を媒介とした完現術(フルブリング)」であると解釈している。