茶風林(ちゃふうりん、1961年〈昭和36年〉12月4日[12][13] - )は、日本の声優、俳優[9]、ナレーターである。埼玉県出身[5]。大沢事務所に所属[14]。本名・旧芸名は嶋澤 弘隆(しまざわ ひろたか)[1][注 1]。
代表作は、『名探偵コナン』(目暮警部)、『ちびまる子ちゃん』(永沢くん、ヒデじい)[15]、『スタートレック:エンタープライズ』(Dr.フロックス)[15]、『サザエさん』(磯野波平)[15]などがある。
小学4年生の頃に舌癌の切除手術を受けたことから活舌が悪く、中学生時代はいじめられていたという[16][8]。その頃、演劇部を舞台にした漫画『つらいぜ!ボクちゃん』を読んだことから演劇の道を志すようになり、高校の時に演劇部へ所属[16][8]。そこから滝口順平による外郎売を収録したカセットテープなどを基に活舌を克服したという[16]。
東洋大学経済学部卒業後、NHK主催の声優科もある専門学校に通い、アフレコの授業で春日正伸に師事[5][8]。春日が演出するある現場へ見学に来たところ、出演者の中で一人欠員が出たため春日に突然出演を命じられ端役を担当、これが初アテレコとなり、その時以来春日から時々端役を充てられるようになったという[8][17]。
専門学校卒業後は、芝居をしたかったため劇団新人会に所属。前進座や江戸村へ派遣されるなど全国を回る生活となり、中村梅之助の付き人も経験したという[17]。その後は九プロダクションに所属していた[12][18]。
声優としては、初期は通行人やガヤなど”モブ”の役を多く担当。『美味しんぼ』から名前のつく役をもらえるようになったといい[注 2]、その後は『ちびまる子ちゃん』の永沢君・ひでじい役や『名探偵コナン』の目暮警部役などで知られるようになる[5][8]。
2009年、観客が日本酒を飲みながら聞ける怪談の朗読会『怪し会』を開始。2014年からは『酒林堂』と改称して主宰を務めている[19]。
2014年2月16日以降、アニメ『サザエさん』では磯野波平役を急逝した永井一郎から引き継ぎ担当している[20]。放映前に自らのTwitter上で、「大好きだった大先輩のバトンを大切に受け継ぎたいと思います」とコメントした[21][22]。
2016年8月8日、『怪し会』での活動から、島根県松江市の松江観光大使にに就任[23]。
2023年10月28日、『怪し会』『酒林堂』などの活動から、島根県のふるさと親善大使『遣島使』に就任[24]。
芸名は、チャップリンに由来している[5][18]。
声優としては、アニメやゲーム、吹き替え、ナレーションなど幅広い分野で活動。舞台では、自身の趣味であるタップダンス[9]を生かす場面が見られることもある。その他の趣味はカエル、ガーデニング[6]。特技は三味線[6]。
中高年のキャラクターや三枚目、小悪党などを中心に個性的な役柄を多く演じ、「声優界の名バイプレイヤー」と称されることもある[11]。
たてかべ和也には声優業界で大変世話になったといい、本人は後に「足を向けて寝れない」と語っている[17]。
これまで演じた中で特に印象深いキャラクターには、『ちびまる子ちゃん』の永沢くん、『名探偵コナン』の目暮警部、『サザエさん』の磯野波平を挙げている[8]。
私生活では、35歳の時に結婚しており[8]、娘がいる[25][26]。
太字はメインキャラクター。
- 1985年
-
- 1987年
-
- 1988年
-
- 1989年
-
- 1990年
-
- 1991年
-
- 1992年
-
- 1993年
-
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 1999年
-
- 2000年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2005年
-
- 2006年
-
- 2007年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2018年
-
- 2019年
-
- 2020年
-
- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- 2024年
-
- 1988年
-
- 1989年
-
- 1990年
-
- 1991年
-
- 1992年
-
- 1993年
-
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 1999年
-
- 2000年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2005年
-
- 2006年
-
- 2007年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2018年
-
- 2019年
-
- 2020年
-
- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- 2024年
-
- 1988年
-
- 1990年
-
- 1991年
-
- 1992年
-
- 1993年
-
- 1994年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 1999年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2018年
-
- 1991年
-
- 1992年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 1999年
-
- 2000年
-
- 2001年
-
- 2002年
-
- 2003年
-
- 2004年
-
- 2005年
-
- 2006年
-
- 2007年
-
- 2008年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2011年
-
- 2012年
-
- 2013年
-
- 2014年
-
- 名探偵コナン ファントム狂詩曲(目暮十三[111])
- 2015年
-
- 2016年
-
- 2017年
-
- 2018年
-
- 2019年
-
- 2020年
-
- 2021年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- ティモシー・スポール
-
- ニック・フロスト
-
- 1988年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 2000年
-
- 2009年
-
- 2010年
-
- 2018年
-
- 楽屋プロジェクト メイド喫茶の神様(2007年4月13日 - 15日、シアターVアカサカ) - ナレーション
- 怪し会(2008年9月、梅上山 光明寺)
- 怪し会〜弐(2009年9月、浄土宗 得生院)
- 怪し会〜参(2010年8月、松栄山 了法寺)
- 「KILLER IN KILLERS」(スターン神父の声)
- 「舞台 新耳袋」(2010年4月2日 - 6日、シアターグリーン BIG TREE THEATER)
- 元禄音楽劇『黒椿』(2011年7月16日 - 24日、池袋あうるすぽっと)[152]
- 劇団6番シード「ザ・ボイスアクター アニメーション」(2011年11月、テアトルBONBON)(2011年12月、大阪市立芸術創造館) (戸張冊市)
- 怪し会〜肆(2011年9月1日 - 4日、東京都江戸川区 もっとい不動 密蔵院)
- 怪し会〜伍(2012年8月23日 - 26日、東京都江戸川区 もっとい不動 密蔵院)
- 怪し会〜陸(2013年8月22日 - 25日、東京都江戸川区 もっとい不動 密蔵院)
- 怪し会〜茜(2013年11月9日 - 10日、東京都江戸川区 もっとい不動 密蔵院)
- 怪し会in松江(2014年7月27日、島根県松江市 東林寺)
- 怪し会〜漆(2014年8月28日 - 31日、東京都江戸川区 もっとい不動 密蔵院)
- 怪し会〜八雲(2015年8月27日 - 30日、東京都江戸川区 もっとい不動 密蔵院)
- 怪し会in松江(2015年9月12日 - 13日、島根県松江市 洞光寺)
- 怪し会〜黒(2016年7月28日 - 31日、東京都江戸川区 もっとい不動 密蔵院)
- 怪し会 八雲(2016年10月8日 - 9日、島根県松江市 洞光寺)
- 怪し会 白(2017年2月18日 - 19日、東京都江戸川区 もっとい不動 密蔵院)
- 怪し会 八雲2017(2017年9月2日 - 3日、島根県松江市 洞光寺)
- 怪し会 拾(2018年3月28日 - 4月2日、もっとい不動 密蔵院)[153]
- 酒林堂 八雲2018(2018年9月8日 - 9日、島根県松江市 洞光寺)
- 酒林堂 八雲2019(2018年9月7日 - 8日、島根県松江市 洞光寺)
- 酒林堂 鶴(2019年11月2日 - 4日、もっとい不動 密蔵院)
- 酒林堂 八雲2023(2023年10月28日 - 29日、島根県松江市 洞光寺)
- ^ a b 島沢 弘隆[2][3]、嶋沢 弘隆[3][4]と書かれた資料もある。
- ^ 築地市場が舞台となる話の収録前、飲み過ぎで終電を逃したことから市場へ直行し、競りの様子を見学。収録当日、新人の共演者の中で朝早い競りを見ることができたのは茶風林だけで、その場面で中心となる競り師の役を担当してからは、新人の中で「頭一つ抜け出た」と感じるような役をもらえるようになったという。
- ^ アニメ第2作が基になっている。死去した神山卓三と水鳥鉄夫の代役。
シリーズ一覧
- ^ 第1作(1987年)、第2作『2』(1988年)、第3作『3』(1989年)、第4作『'91』(1991年)
- ^ 第1期(1988年)、第2期『なんでも商会』(1989年)
- ^ 第1期(1988年)、第2期『新プロゴルファー猿』(1988年)
- ^ 第1期(1990年 - 1992年)、第2期(1995年 - )
- ^ 第1期(1991年)、第2期『2』(1992年)
- ^ 第2期『NEXT』(1996年)、第3期『TRY』(1997年)
- ^ 第1作(2003年 - 2004年)、第2作『完結編』(2009年)
- ^ 第1期(2006年)、第2期『解』(2007年)
- ^ 第1期(2007年)、第2期『銀魂’』(2011年 - 2012年)、第3期『銀魂゚』(2015年 - 2016年)、第4期『銀魂.』(2017年 - 2018年)
- ^ 第2シリーズ『〜いたずらエイリアンの大冒険〜』(2010年)、第3シリーズ『〜ずっと最高のトモダチ〜』(2010年)
- ^ 第2クール『デュラララ!!×2 転』(2015年)、第3クール『デュラララ!!×2 結』(2016年)
- ^ 『業』(2020年 - 2021年)、続編『卒』(2021年)
- ^ 壱の章(2021年)、弐の章(2021年 - 2022年)
- ^ 『GGENERATION』(1998年)、『ZERO』(1999年)、『F』(2000年)、『F.I.F』(2001年)、『NEO』(2002年)、『SEED』(2004年)、『PORTABLE』(2006年)、『SPIRITS』(2007年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』『3D』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)
- ^ 『ドラゴンボールヒーローズ』、『ドラゴンボールヒーローズ アルティメットミッション』シリーズ(無印、2、X)、『スーパードラゴンボールヒーローズ』
|
---|
代表取締役社長 | |
---|
所属タレント |
|
---|
旧・所属タレント | |
---|
カテゴリ |