中華人民共和国 遼寧省 荘河市 | |
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中心座標 北緯39度40分51.6秒 東経122度58分01.2秒 / 北緯39.681000度 東経122.967000度 | |
簡体字 | 庄河 |
繁体字 | 莊河 |
拼音 | Zhuānghé |
カタカナ転写 | ヂュアンホー |
国家 | ![]() |
省 | 遼寧 |
副省級市 | 大連市 |
行政級別 | 県級市 |
政府所在地 | 世紀広場1号 |
市制施行 | 1992年 |
面積 | |
総面積 | 4113.6 km² |
人口 | |
総人口(2020年11月) | 74.25 万人 |
経済 | |
GDP() | 574億元 |
電話番号 | 0411 |
郵便番号 | 116400 |
ナンバープレート | 遼B |
行政区画代碼 | 210283 |
公式ウェブサイト: http://www.dlzh.gov.cn/ |
荘河市(しょうが-し)は中華人民共和国遼寧省大連市に位置する県級市。普蘭店市(現在の普蘭店区)と瓦房店市と共に「北方三市」と呼ばれ、海岸地域と海域はかつて日清戦争の戦場となった。
2010年4月前後より、市幹部の汚職および再開発計画に反対する農民を中心とする1000人規模のデモが起こっている。それにともない市長が解任されている[1]。
荘河市の面積は4113.6平方キロメートルである。[2]広袤(こうぼう)は、北端の仙人洞鎮天門山村から南端の王家鎮東灘村まで約86キロ、西端の荷花山鎮河東村から東端の栗子房鎮大邵村まで約88キロ。
荘河市は中国遼寧省東南部、黄海北岸、遼東半島の東側に位置している。市域を荘河、碧流河、英那河などが流れ、海に向かって北高南低の地勢となっている。大連市の水道はほぼ荘河市のダムから取水している。市内王家島には、絶滅に瀕しているクロツラヘラサギの繁殖地がある。
1906年(光緒32年)10月に設置された荘河庁を前身とする。中華民国が成立すると1913年(民国2年)に荘河県と改称、1992年9月21日に県級市に昇格した。
2002年7月18日に三架山満族郷が仙人洞鎮に、観架山郷が昌盛街道に統合された、2003年6月には長海県より石城列島の石城郷、王家鎮が編入されている。
2021年6月8日に公表された第7回国勢調査大連市公報によると、2020年11月1日時点、荘河市の常時居住人口が742496人となり、第6回国勢調査時(2011年)と比べて98825人減った。[3]
荘河市には16の少数民族が居住し、総人口の7.5万人、全市の人口の総計の8.2%を占める。内訳は満族、モンゴル族、回族、朝鮮族、シベ族、チワン族、ミャオ族、ヤオ族、リー族、ダウール族、ウイグル族、タイ族、ジン族、高山族、オロチョン族、エヴェンキ族。そのうち満族、モンゴル族、回族、朝鮮族は多数を占めて、この4つの少数民族の人口は全市の少数民族の総人口90%以上を占める。満族はおよそ7万人、太平嶺、塔嶺、呉炉、青堆、仙人洞などの鎮に居住する。モンゴル族はおよそ200人で、大営、塔嶺鎮に主に居住する。回族はおよそ1,000人で、おもに明陽街道などに居住。朝鮮族は300人前後。おもに桂雲花満族郷に居住する。
郷級行政区画 | 村級行政区画 |
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城関街道 | 城関社区、広大社区、工会社区、新風社区、東風社区、友誼社区、芙蓉社区、向陽社区、新興社区、巨興社区、黄金社区、水仙社区、財政社区、日新社区、紅崖社区、景泰社区、龍王廟社区、明珠社区、海洋社区 |
新華街道 | 範東社区、範西社区、前砲社区、長征社区、紅光社区、站前社区、光明社区、紅巌社区、賽屯社区、明星社区、工人社区、暖水社区、公園社区、小寺社区 |
昌盛街道 | 高屯社区、将軍湖社区、打拉腰社区、観駕山社区、張屯社区、市場社区 |
興達街道 | 光復社区、勝利社区、躍進社区、新勝社区、前進社区、前茅社区、河西社区、後窯社区、嶺前社区、後砲社区 |
蘭店郷 | 蘭店農場、石山村、鮑碼村、磨石房村、石灰窯村、金場村、解放村、元和村 |
徐嶺鎮 | 楊樹房村、呂屯村、宮窪村、衣屯村、大房身村、双豊村、徐炉村、楊屯村、復興村 |
大鄭鎮 | 大鄭村、銀窩村、潘店村、東嶺村、姜窯村、鐘屯村、葛炉村、大林村、高陽村、半拉山村、東房身村、新興村、郭屯村、宋派村、平房村、李屯村、南甸村 |
荘河市は近年来、産業都市建設のため、再生可能エネルギー発電関連産業誘致を振りかざし、洋上発電をはじめとする各種の再エネ発電に力を入れている。2022年現在、洋上風力発電場の累計設備容量が650MWに達し、東北地方初かつ北中国一の洋上風力発電場として国内外に誇れる。2022年9月8日、設計総設備容量が100MWの遼寧荘河揚水発電所が桂雲花郷で起工式を行われた。2017年に東部の栗子房鎮永記ダムに整備容量10MWの「漁光互補式」水上太陽光発電所が設置された。このほか、再エネ発電の中長期計画には、原子力発電所(栗子房鎮南尖地区、600MW)、水上太陽光発電所(各ダムや干潟)、揚水発電所(城山鎮)、洋上風力発電場(明陽街道沖)などが挙げられている。
伝統工業については主に家具製造・食品加工・機械製造という三つの柱で支えられている。
農業はトウモロコシや稲のなど糧食生産の他にブルーベリー・イチゴ・杏・リンゴなどの果物栽培が盛んでいる。
沿海の砂浜は、小魚、エビ、カニ、貝などを豊富に産出する。ハマグリ、マテガイなどは世界に輸出されている。平成以来は干潟を利用して水産品の養殖がどんどん広がっていて、今は遼寧一の海水養殖規模を有している。
他に花園口・尖山行き、興隆崗行き、長嶺行き、大孤山(東港市)行きや氷峪溝行きなど、15~30分間隔ほど本数の多い路線が存在している。また、個々の集落行きの路線バスが100以上設定されているが、多くは一日10往復以内。
丹大高速道路が大連と丹東を結ぶ。花園口・荘河・荘河東インターチェンジなどがある。大連・丹東などから高速バスも運行している。
高等教育機関誘致のため、近郊の昌盛街道張屯社区と蘭店郷磨石房村大亮にそれぞれ学園都市が建設された。2022年現在、西学園都市に遼師海華と工大芸信の2019・2021・2022年度入学生が入居し、東学園都市に同大学の2020年度入学生が入居している。また、瀋陽市にある遼寧中医薬大学杏林学院(私立大学、通称遼中医杏林)が荘河東学園都市に移転する意向を明らかにした。
中国地名の変遷 | |
建置 | 1906年 |
使用状況 | 荘河市 |
清 | 荘河庁 |
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中華民国 | 荘河県 |
満洲国 | 荘河県 |
現代 | 荘河県 荘河市(1992年) |