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本名 | 藤井 隆 |
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別名義 |
四方 海(しほう かい)[注 1] マシュー南 |
生年月日 | 1972年3月10日(52歳)[2] |
出身地 |
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血液型 | A型[2] |
身長 | 173 cm[2] |
言語 | 日本語 |
方言 | 標準語、関西弁 |
最終学歴 | 大阪市立西商業高等学校卒業 |
出身 | 吉本新喜劇プロジェクト |
芸風 | 喜劇ほか |
事務所 | 吉本興業 |
活動時期 | 1992年7月[3] - |
同期 |
ココリコ 水玉れっぷう隊 土田晃之 など |
現在の代表番組 |
土曜はダメよ! 新婚さんいらっしゃい! |
過去の代表番組 |
Matthew's Best Hit TV サルヂエ 藤井陣内のザ・レジェンド あらびき団 |
他の活動 | 歌手、俳優 |
配偶者 | 乙葉 |
親族 | 娘 |
公式サイト | 公式サイト |
受賞歴 | |
第38回ゴールデン・アロー賞芸能賞 第15回日本映画批評家大賞新人賞 |
藤井 隆(ふじい たかし、1972年(昭和47年)3月10日[2] - )は、日本のお笑いタレント、司会者、歌手、俳優。大阪府豊中市出身。吉本興業所属。妻はタレントの乙葉。身長173cm、60kg、血液型はA型[2]。
豊中市立南丘小学校、豊中市立第九中学校、大阪市立西商業高等学校(現・大阪府立桜和高等学校)卒業。高校卒業後の数年間は、化学薬品会社の経理課に勤務していた。
当時勤めていた会社に勤務を続けながら吉本新喜劇プロジェクトへ1992年5月に入団し[3]、7月に初舞台を踏む[3][4]。同年、『テレビのツボ』でテレビデビューを果たす。これを機に会社を退職し、仕事を吉本興業に一本化した。
本人は、ココリコ、水玉れっぷう隊や大阪NSC11期生(中川家、陣内智則、たむらけんじ、ケンドーコバヤシ、烏川耕一、たいぞう)と同期と公言しているが、NSC11期の芸人に関しては実際には彼らのほうが後輩であり、10期のメッセンジャーやジャリズムなどの方が芸歴は近い。
『テレビのツボ』では、NHK大阪放送局と毎日放送担当のチャンネル君(丸一日特定のチャンネルを視聴し、夜の生放送でその日の一番の見所を報告する役割)を務めた。天然パーマに繋がった両眉毛という、インパクトの強い容姿が番組のファンに親しまれていたが、当時のキャラクターはいたって普通の青年で、本格的に彼の個性が爆発するのは番組終了後のことである(後述)。
一時期、吉本新喜劇を退団しオランダを放浪していたことがある。帰国後に吉本へ挨拶に出向くと、なぜか何事も無かったかのように即座に仕事を入れられたため、復帰することとなった。新喜劇の全国展開が推し進められていた頃は主役・中堅クラスの多くが全国ツアーなどで本拠地の劇場「なんばグランド花月」では不在となり、ベテラン数名と二線級以下のYSPメンバーばかりで演じることとなった時期があった。この期間、病院に緊急入院した内場勝則の同室の病人(島木譲二)と院長(チャーリー浜)がオカマというシナリオ(1994年9月テレビ放送時のタイトルは「病院物語」)で、それまでゲジゲジ眉毛しか持ちネタがなかった藤井が、ハイテンションなオカマキャラを演じて観客に強烈なインパクトを与え、そのまま「オカマの藤井」として一気にブレイクを果たした。
吉本新喜劇とはあまり縁のなかった関東地方やその他地域をターゲットにしたテレビ番組『超!よしもと新喜劇』(毎日放送制作TBS系)へ出演し、オカマキャラを演じたことで全国区認知度を急激に上げた。登場時の声援は凄まじく、「HOT!HOT!」のギャグをする時には観客から手拍子までも起きた。
初の冠番組『フジリコ』(1999年10月、ココリコと共演)放送開始。同月から『笑っていいとも!』(フジテレビ)にレギュラー出演。
歌手デビュー(浅倉大介のプロデュースによるシングル「ナンダカンダ」2000年発売)を果たし、同年『第51回NHK紅白歌合戦』(NHK総合・ラジオ第1)に初出場。司会者からは「お笑い芸人がポップスの世界に殴り込んだ」と紹介された。その翌年にもRe:Japanのメンバーとして2年連続出場(ウルフルズとコラボレーション)し、「明日があるさ」を熱唱した。1stアルバム『ロミオ道行』を2002年2月14日にリリース。同アルバムを携えて、初のライブツアー「ロミオ道行〜タカシが街にやってきた!ツアー〜」を開催。2会場で追加公演が決定し、チケットが即日完売するほどの人気であった[5]。2004年には上海、ロサンゼルスでもワールドツアーを行った。
深夜番組『BEST HIT TV』シリーズで、マシュー南というキャラクターを演じ司会を務め人気を集めた(後述)。
俳優業としてはテレビドラマ初主演の『乱歩R』(2004年1月)で明智小五郎役を演じ、乙葉と共演している。同年、劇場版アニメ『マインド・ゲーム』で初声優を務める。
乙葉との婚約を2005年5月7日に発表。同9日に会見を開いた。(後述)
演技力も認められ、映画『カーテンコール』で第15回日本映画批評家大賞新人賞(南俊子賞)を受賞した。
テレビ番組『超!よしもと新喜劇』のレギュラー以降、ブレイクのきっかけとなったNGKなんばグランド花月の舞台に定期的に立つことはなかったが、2009年4月5日放送開始の『爆笑!ふれあいコメディ こちらかきくけ公園前』で週に1回ながらも約12年ぶりに復帰し、その後継番組である『全快はつらつコメディ お笑いドクター24時!!』と『ほっとけ!3人組』にも引き続き出演していた。また、2023年5月16日から22日までのNGK新喜劇には島田珠代の座長週のゲストとして約26年ぶりに登場(※藤井本人の出演は21日まで)。舞台演劇では吉本以外の公演への出演が多い。
歌手活動も続けており、音楽レーベル「SLENDERIE RECORD(スレンダリー・レコード)」を2014年9月に設立[6]。音楽ユニット「Like a Record round! round! round!」(メンバー:藤井、レイザーラモンRG、椿鬼奴)で、シングル「ナウ・ロマンティック」[注 2]をリリース。
乙葉と共にテレビ番組『さんまのまんま』(関西テレビ、2015年8月22日放送分)ゲスト出演。テレビ番組での夫婦共演は結婚10周年にしてこれが初となった[7]。同年、「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー 2015」を乙葉とともに受賞[8]。その後も自身がレギュラー出演しているテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で最終回に乙葉が妻・登志子役として登場し、夫婦でドラマ初共演となった。
長寿テレビ番組『新婚さんいらっしゃい!』(朝日放送テレビ)司会の六代桂文枝の後任として、2022年4月より2代目司会者に就任した。
マシュー南とは、テレビ朝日のバラエティ番組『BEST HIT TV』シリーズ(『BEST HIT TV』→『Matthew's Best Hit TV』→『Matthew's Best Hit TV+』→『Matthew's Best Hit UV』)で藤井が演じたキャラクター。
フルネームは「Matthew・G(弦也)・南」で、チェリストである日本人の父と、元伯爵家令嬢であるイギリス人の母との間にイギリスで生まれたという設定。また、平野レミはおばという設定。イギリス出身であるにもかかわらず日本の歌謡曲や芸人、80年代アイドルなどに精通しており、特にWinkの振り付けは兄に厳しく叩き込まれており、右に出るものがいない。これは10代を京都に住む父方の祖母のもとで過ごしたためだという。自身が司会を務める『Matthew's Best Hit TV+』は現在世界28か国で放送されていると主張する。
また、YOUが元家庭教師だと、松田聖子がゲストの回に紹介されたこともある。
なお、マシュー南と藤井隆は設定上同一人物ではない。そのため、ゲストもマシュー南と藤井隆が同一人物であるような発言をしないように気を付けなければならなかった。また別人である設定を活かし、CG合成によりマシューと藤井がトークしている映像も収録された。
藤井は番組終了後もマシュー南は別人であると扱っていたが、2021年にゲスト出演した『あちこちオードリー』にて公式に同一人物であると認めた[9][10](ただし、この直後にマシュー南として「彼がなんと言おうとマシューはマシューだから」ともツイートしている[11])。藤井によれば、マシュー南を始めとした別人格キャラクターは「矯正」であるという。元々、1人ロケの番組で自分の意に反するようなロケをこなさざるを得なくなった際、藤井はロケバスから降りられなくなってしまったが、メイクが蕎麦屋でカレー粉をかけるロケではインド人、会社にバレーボールを打ち込むロケではOLと、別人としてキャラクターを作りこんだことによりロケができるようになり、以降「藤井隆」ではできないことも「別人格」になりきればできるようになった[10]。そんな中『BEST HIT TV』の立ち上げにあたりスタッフに「自分の話をするのが嫌」と打ち明け対応策を協議したところ、「じゃあ、別人なら…」と答えたところ、新たな別人格としてマシュー南が生まれたと語る。また当時はいくらトークが盛り上がっても「藤井さん」などとマシューが藤井であると勘づかれかねない発言があるとカットして対応しており(ただし高橋愛の回でマシューに対して「藤井さん」と呼びかけた様子が放送されたことがある)、そこまでして設定を守ってくれたスタッフへの恩義から「あの頃、実はという話をするのは汚い」という思いから設定を守り続けていたという[9][10]。
現在
過去
*MCもしくはメインキャスト
年度/放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 |
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2000年(平成12年)/第51回 | 初 | ナンダカンダ | 01/28 | Whiteberry |
発売日 | タイトル | 楽曲制作 | 最高位 | |
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1st | 2000年3月8日 | ナンダカンダ | 作詞:GAKU-MC 作曲:浅倉大介 編曲:浅倉大介 |
9位 |
2nd | 2000年11月1日 | アイモカワラズ | 作詞:GAKU-MC 作曲:浅倉大介 編曲:浅倉大介 |
21位 |
3rd | 2001年12月12日 | 絶望グッドバイ | 作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:本間昭光 |
27位 |
4th | 2002年2月14日 | 未確認飛行体 | 作詞:松本隆 作曲:堀込高樹 編曲:CHOKKAKU |
85位 |
5th | 2004年7月7日 | わたしの青い空 | 作詞:堀込高樹 作曲:堀込高樹 編曲:堀込高樹&本間昭光 |
65位 |
6th | 2005年10月19日 | OH MY JULIET! | 作詞:Tommy february6 作曲:MALIBU CONVERTIBLE 編曲:MALIBU CONVERTIBLE |
46位 |
7th | 2007年8月1日 | 真夏の夜の夢 | 作詞:松田聖子 作曲:松田聖子 編曲:船山基紀 |
36位 |
8th | 2013年6月5日 | She is my new town/I just want to hold you | 作詞:松田聖子 作曲:松田聖子&小倉良 編曲:小倉良 |
91位 |
発売日 | タイトル | 楽曲制作 | |
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2015年6月17日 | YOU OWE ME | ||
1st | 2016年12月14日 | プラスティック・スター | |
2nd | 2017年1月4日 | 守ってみたい | |
3rd | 2020年10月28日 | 14時まえにアレー | |
4th | 2022年3月9日 | ヘッドフォン・ガール-翼が無くても- | 作詞:堀込泰行 作曲:堀込泰行 編曲:冨田謙・堀込泰行 |
2022年3月9日 | ナンダカンダ/アイモカワラズ BESTタッグ | ||
5th | 2022年9月7日 | メモリアフロア | Moe Shopプロデュース ジャケットイラスト:高橋由季 |
6th | 2023年8月2日 | ヘッドフォン・ガール -翼が無くても- - From THE FIRST TAKE | |
7th | 2023年8月2日 | ナンダカンダ - From THE FIRST TAKE | |
8th | 2023年11月15日 | 負けるなハイジ | ジャケットイラスト:高橋陽一(中沢早苗:「キャプテン翼」の登場人物)[61] |
2024年10月2日 | 本g心g[注 5] | 椿鬼奴・レイザーラモンRGとのユニット『Like a Record round! round! round!』名義。また、本曲のミュージックビデオにははしのえみがゲスト出演している。 |
発売日 | タイトル | 備考 | 最高位 | |
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1st | 2021年8月28日 | 未確認飛行体/絶望グッドバイ | A面に4thシングル「未確認飛行体」、B面に3rdシングル「絶望グッドバイ」が収録された完全生産限定盤アナログ盤。 | 位 |
発売日 | タイトル | 楽曲制作 | 最高位 | |
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1st | 2002年2月14日 | ロミオ道行 | 松本隆がプロデュース。「ナンダカンダ」と「アイモカワラズ」はボーナストラック扱いでの収録となった。 | 23位 |
2nd | 2004年7月28日 | オールバイマイセルフ | 小室哲哉やFayrayなどが楽曲提供。本間昭光プロデュース。 | 90位 |
CONCEPT | 2006年4月26日 | 上海大腕 | DVD付。島田珠代との「T&T」名義では作詞・作曲を行った。 | - |
CONCEPT | 2007年5月23日 | 上海大腕II | - | |
3rd | 2015年6月17日 | Coffee Bar Cowboy | 乙葉、YOU、宇多丸がゲスト参加[62]。 | 37位 |
BEST | 2015年10月21日 | ザ・ベスト・オブ藤井隆 AUDIO VISUAL | キャリア初のベストアルバム。SLENDERIE RECORD(藤井隆主宰の音楽レーベル)からのリリース。 | 29位 |
MIX CD | 2016年7月13日 | DJ MIX"Delicacy"mixed DJ DC BRAND'S | 未発表曲を含むキャリア初のMIX CD。 | 158位 |
REMIX | 2017年7月14日 | RE:WIND | リミックスアルバム。DJ KAORI、tofubeatsなどが参加。 | 114位 |
4th | 2017年9月13日 | light showers | 堂島孝平、シンリズム、澤部渡(スカート)、西寺郷太(NONA REEVES)、EPO、YOU、RIS、葉山拓亮(Tourbillon)、ARAKI(BAVYMAISON)などが楽曲提供。冨田謙プロデュース。 | 31位 |
5th | 2022年9月21日 | Music Restaurant Royal Host | KAKKO(鈴木杏樹)とのデュエット曲のほか、堀込泰行、音葉(鈴木京香)、東郷清丸、YOU、LEO今井、砂原良徳が参加。初回限定盤はファミリーレストラン「ロイヤルホスト」とコラボした「メニュー型スペシャルパッケージ」仕様。 | 33位 |
SP | 2024年8月7日 | SLENDERIE RECORD 10YEARS 10SINGLES | 主宰レーベル10周年記念アルバム。このアルバムの曲の中には今田耕司が『KOJI1200』名義で参加している他、椿鬼奴・レイザーラモンRGとのユニット『Like a Record round! round! round!』名義の曲も収録されている。 | 位 |