謝文駿

謝 文駿 Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Xie Wenjun
国籍 中華人民共和国の旗 中国
競技 陸上競技ハードル
種目 60mH, 110mH
生年月日 (1990-07-11) 1990年7月11日(34歳)
出身地 中華人民共和国の旗 上海市
身長 190cm[1]
体重 87kg[1]
コーチ担当者 孫海平(Sun Haiping
成績
オリンピック 110mH:準決勝2組3着(2012年
世界選手権 110mH:5位(2019年
地域大会決勝 アジア大会
110mH:優勝(2014年2018年
アジア選手権
110mH:優勝(2015年2019年)
自己ベスト
60mハードル 7秒60(2013年)
110mハードル 13秒17(2019年)
獲得メダル
陸上競技
中華人民共和国の旗 中国
アジア大会
2014 仁川 110mH
2018 ジャカルタ 110mH
アジア選手権
2015 武漢 110mH
2019 ドーハ 110mH
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謝 文駿しゃ ぶんしゅん英語: Xie Wenjun中国語: 谢文骏1990年7月11日 - )は中国上海市出身でハードルが専門の陸上競技選手。110mハードルの自己ベストはアジア歴代4位(中国歴代2位)の13秒17。

18歳で13秒47をマークや全国タイトルを獲得するなど、若い頃から劉翔の後継者として期待されているハードラー。劉翔と同じ上海出身で、劉翔と同じ孫海平(Sun Haiping)コーチに師事し、劉翔が引退するまでトレーニングパートナーを務めていた[2]。現在は自己ベストを13秒17まで更新し、アジアタイトルも獲得しているが、長年世界大会では準決勝の壁を破れないでいた。しかし2019年ドーハ世界陸上で決勝進出を果たし、決勝では5位入賞した。

経歴

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1990年7月11日、上海市に生まれる。父親は水泳バレーボール、母親は陸上(短距離)の経験者[3]

2008年9月20日、IAAFグランプリ・上海ゴールデングランプリ男子110mハードルで13秒47(+0.2)の自己ベスト(当時)をマーク。18歳の若さで、劉翔(12秒88)、史冬鵬(13秒19)、李トウ英語版(13秒25)、陳雁浩英語版(13秒37)、紀偉(13秒40)に次ぐ中国歴代6位(当時)に名を連ねた[4][5]

同年10月、中国選手権男子110mハードルを13秒68(-1.0)で制し、初の全国タイトルを獲得した[6]

2012年8月、ロンドンオリンピック男子110mハードルで予選を通過し、シニアの世界大会初出場ながら準決勝に進出すると、準決勝では13秒34(+0.1)の自己ベスト(当時)をマークした[7]。しかし、着順で決勝に進出するには0秒11、タイムで拾われるには0秒03届かず、この種目では2004年アテネ大会の劉翔以来、中国勢2人目となる決勝進出をわずかの差で逃した[8]

2013年5月18日、IAAFダイヤモンドリーグ上海ゴールデングランプリ男子110mハードルで13秒28(-0.5)の自己ベスト(当時)をマークして3位に入った[9]

2014年5月18日、IAAFダイヤモンドリーグ・上海ゴールデングランプリ男子110mハードルで13秒23(-0.3)の自己ベストをマークし、パスカル・マルティノ=ラガルド英語版(13秒26)やデビッド・オリバー(13秒28)などの有力選手たちを抑えてダイヤモンドリーグ初優勝を果たした[9][10]

同年9月、仁川アジア大会男子110mハードルを13秒36(+0.4)で制し、初のアジアタイトルを獲得した。謝の優勝で中国勢はこの種目8連覇となった[11]

2015年6月、自国開催となった武漢アジア選手権男子110mハードルでは、4日前にアメリカユージーンで開催されたIAAFダイヤモンドリーグプレフォンテーヌ・クラシック英語版男子110mハードルに出場した影響で時差ぼけに悩まされながらも、13秒56(-0.6)で制してアジア選手権初優勝を果たした[12]

同年8月、自国開催となった北京世界選手権男子110mハードルでは予選を通過し、2度目の世界選手権出場で初めて準決勝に進出したが、着順で決勝に進出するには0秒25、タイムで拾われるには0秒14届かなかった[13]

2017年8月、ロンドン世界選手権男子110mハードルで2大会連続の準決勝に進出するも組3着に終わり、着順で決勝に進出するには0秒11、タイムで拾われるには0秒13届かなかった[14]

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
110mハードル 13秒17 (+0.7) 2019年5月18日 中華人民共和国の旗 上海 アジア歴代2位
室内
60mハードル 7秒60 2013年2月16日 イギリスの旗 バーミンガム

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2009 ユニバーシアード (en セルビアの旗 ベオグラード 110mH 準決勝 13秒93 (+1.2)
2012 オリンピック イギリスの旗 ロンドン 110mH 準決勝 13秒34 (+0.1) 自己ベスト
2013 世界選手権 ロシアの旗 モスクワ 110mH 予選 13秒59 (-0.3)
2014 世界室内選手権 ポーランドの旗 ソポト 60mH 準決勝 7秒71
コンチネンタルカップ (en モロッコの旗 マラケシュ 110mH 4位 13秒44 (+0.1) アジア・パシフィック代表
アジア大会 大韓民国の旗 仁川 110mH 優勝 13秒36 (+0.4)
2015 アジア選手権 中華人民共和国の旗 武漢 110mH 優勝 13秒56 (-0.6)
世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 110mH 準決勝 13秒39 (-0.2)
2016 世界室内選手権 アメリカ合衆国の旗 ポートランド 60mH 準決勝 7秒90
オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 110mH 予選 13秒69 (-0.2)
2017 世界選手権 イギリスの旗 ロンドン 110mH 準決勝 13秒36 (+0.3)
2018 世界室内選手権 イギリスの旗 バーミンガム 60mH 準決勝 7秒76
アジア大会 インドネシアの旗 ジャカルタ 110mH 優勝 13秒34 (0.0)
2019 アジア選手権 カタールの旗 ドーハ 110mH 優勝 13秒21 (+1.7) 自己ベスト
世界選手権 カタールの旗 ドーハ 110mH 5位 13秒29 (+0.6)

ダイヤモンドリーグ

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優勝したダイヤモンドリーグの大会を記載(個人種目のみ)

大会 場所 種目 記録 備考
2014 上海ゴールデングランプリ 中華人民共和国の旗 上海 110mH 13秒23 (-0.3) 自己ベスト
2019 ロンドングランプリ イギリスの旗 ロンドン 110mH 13秒28 (+0.4)

脚注

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  1. ^ a b Olympic Athletics / Xie Wenjun”. 2016年リオデジャネイロオリンピック. 2016年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月4日閲覧。
  2. ^ Shanghai to pay tribute to ‘one of the greatest’”. IAAFダイヤモンドリーグ (2015年5月16日). 2017年10月6日閲覧。
  3. ^ Shanghai press conference highlights – IAAF Diamond League”. 国際陸上競技連盟 (2013年5月17日). 2017年10月6日閲覧。
  4. ^ Solid runs by Campbell-Brown, Harper & Bungei in Shanghai – 2009 IAAF World Athletics Tour”. 国際陸上競技連盟 (2008年9月20日). 2017年10月6日閲覧。
  5. ^ Chinese athletics season comes to a close; juniors again in spotlight”. 国際陸上競技連盟 (2008年11月11日). 2017年10月6日閲覧。
  6. ^ Juniors and double winners excel in China, Chinese Championships”. 国際陸上競技連盟 (2008年10月14日). 2017年10月6日閲覧。
  7. ^ 2012年オリンピック男子110mハードル準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2017年10月6日). 2017年10月6日閲覧。
  8. ^ Rio 2016 Olympic Games Athletics Statistics Handbook / OLYMPIC ATHLETICS FINALS(P.124-130参照) 国際陸上競技連盟 (PDF, 36.73 MB) 2017年10月04日閲覧
  9. ^ a b China's Xie Takes Stunning Victory in 110m Hurdles”. 中国国際放送(英語版) (2014年5月19日). 2017年10月6日閲覧。
  10. ^ 2014年上海ゴールデングランプリ男子110mハードルリザルト”. 国際陸上競技連盟 (2017年10月6日). 2017年10月6日閲覧。
  11. ^ Hadadi's discus hat-trick makes Iran happy at the Asian Games”. 国際陸上競技連盟 (2014年9月30日). 2017年10月6日閲覧。
  12. ^ Four golds for hosts China on first day of Asian Championships”. 国際陸上競技連盟 (2015年6月3日). 2017年10月6日閲覧。
  13. ^ 2015年世界選手権男子110mハードル準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2017年10月6日). 2017年10月6日閲覧。
  14. ^ 2017年世界選手権男子110mハードル準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2017年10月6日). 2017年10月6日閲覧。

外部リンク

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