貞升 南(さだます みなみ、1986年4月19日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士。堀口弘治七段門下。女流棋士番号は31(2011年3月31日までは55)。東京都府中市出身。大妻女子大学人間関係学部人間福祉学科卒業[1]。
小学5年の夏に祖父に教わって将棋を始めた[1]。後にプロとなった者としては遅めのスタートである。
2000年4月、女流育成会(Bクラス編入)入会。
2001年、第10回アマ女王戦で優勝。同年アマ女流名人戦準優勝。さらに全国中学生選抜将棋選手権大会の女子の部でも優勝を果たした[2]。また、「フェアリープリンセス」というチームで団体戦にも出場していた[3]。
2003年10月、女流2級としてプロデビュー。
2006年度、第29期女流王将戦で予選の3局を勝ち抜き、本戦入り。それにより昇級規定で2007年4月1日付けで女流1級に昇級した。
2007年、第1期マイナビ女子オープンで本戦入り(1回戦で甲斐智美に敗れる)。
2009年、第36期女流名人位戦予選を3連勝で勝ち抜き、B級リーグ入り。リーグ戦では5勝4敗と勝ち越し、A級昇級はならなかったもののリーグ残留を果たす。同年の第21期女流王位戦でも予選を通過。しかし挑戦者決定リーグでは1勝4敗に終わる。
2013年4月、前年度指し分け以上(9勝6敗)により女流初段に昇段した。
2014年、第22期倉敷藤花戦では挑戦者決定戦に進出。しかし山田久美に敗れ、初のタイトル挑戦は逃した。
また同年の第26期女流王位戦でも予選を通過したが、挑戦者決定リーグでは5年前と同じく1勝4敗に終わった。
2016年、第2回女子将棋YAMADAチャレンジ杯では準優勝を果たした。
2021年1月19日、第43期女流王将戦予選1回戦で山口仁子梨に勝ち、女流初段昇段後60勝となり女流二段に昇段した[4]。
- 対振り飛車の急戦が得意な居飛車党である。
- 三人兄弟の真ん中で、姉弟がいる[1]。
- 大学在学中に福祉関係の資格を取得した[3]。女流棋士としての立場と、福祉関係の資格を生かして、将棋の普及活動をしたい、と抱負を述べている[3]。
- 2010年度から4年間、NHK杯テレビ将棋トーナメントで、棋譜読み上げ係として出演した。2015年度以降も不定期で棋譜読み上げの出演をすることがある。
- 2児(いずれも男子)の母である。産後は将棋に対して頭が働かなくなり三手先を読むのがやっとのスランプに陥ったが、ネット将棋に触れるなど地道に将棋に向き合う時間を見つけ感覚を取り戻した[5]。
昇級昇段規定は、将棋の段級 を参照。
- ^ a b c “貞升南女流2級”. 女流棋士会. 2008年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月2日閲覧。
- ^ 第22回全国中学生選抜将棋選手権大会 女子決勝トーナメント(日本将棋連盟)
- ^ a b c 「将棋世界」(日本将棋連盟)2006年8月号
- ^ 『貞升南女流初段が女流二段に昇段』(プレスリリース)日本将棋連盟、2021年1月20日。https://www.shogi.or.jp/news/2021/01/post_1982.html。2021年1月20日閲覧。
- ^ “2児の母・貞升南女流初段、「一番きつかった」産後のスランプ「3手先を読むのでいっぱい」”. AbemaTIMES. 2018年12月11日閲覧。
- ^ “先崎学九段、阿部光瑠六段、高野智史四段、高浜愛子女流が“将棋めし”で真剣料理勝負 : ITライフハック” (日本語). ITライフハック. http://itlifehack.jp/archives/9896523.html 2018年9月11日閲覧。
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タイトル保持者 【4名】 |
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永世称号 有資格者 |
- 女流七段 清水市代(クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
- 女流六段 中井広恵(クイーン名人)
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女流五段 【 3名】 | |
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女流四段 【 8名】 | |
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女流三段 【11名】 | |
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女流二段 【21名】 | |
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女流初段 【18名】 | |
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女流1級 【 9名】 | |
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女流2級 【 7名】 | |
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現役女流棋士 全81名(2024年12月16日時点)/ △は2024年度の昇段 詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。 / 引退者については「Template:将棋の引退女流棋士」を参照。 |
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白玲 | |
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A級 | |
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B級 | |
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C級 | |
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D級 | |
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次期参加 | |
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休場 | |
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数字は順位 / 名前横の「休」は今期休場者 / D級の「*」は降級点の数(3つで女流順位戦の参加資格を失う) 「次期参加」は組み合わせ抽選基準日以降にプロ入りした女流棋士(当期は未参加) / 「休場」は第1期からの休場者(棋戦未参加) |